コラム

特約や割引もあり!ペット保険に賢く入る方法

この記事は2017年3月8日の記事を再編集しました。

ペット保険は、掛け捨て型の保険となります。掛け捨てと聞くと損をしている印象があるかもしれません。

今回は、ペット保険が掛け捨てである理由と併せて、掛け捨て型でも特約や割引を利用することで、決して損ではないということについて見ていきたいと思います。
ペット保険をよく知り、賢くペット保険へ加入しましょう。

特約や割引もあり!ペット保険に賢く入る方法

ペット保険が掛け捨ての理由

ペット保険が掛け捨ての理由は大きく分けて2つあります。

保険取り扱い会社の登録によるもの

2006年に保険業法が改正され、医療保険と生命保険は1年、損害保険は2年の保険期間のみ募集が可能な「少額短期保険会社」が誕生しました。この少額短期保険会社がペット保険業界には多く参入しています。

一般的な保険は長期間加入していると満期金や5年に一度お祝い等の返戻金を受け取れる積み立て型の保険がありますが、少額短期保険は1年で満期となるので積み立て型の保険は販売が難しいのです。

ペット保険には節税対策が適用されない

保険会社ペット保険業界へ参入しているのは、少額短期保険会社だけではありません。長期保険が販売可能な損害保険会社も参入しています。
しかし、損害保険会社が参入していても、積み立て型の保険は見当たりません。これはなぜなのでしょうか?

私たち人間の保険は、将来のライフステージや万一の不幸のことを考え、貯蓄目的で積み立て型のプランを選ぶ方が多い傾向にあります。
そのため、貯蓄の意味も兼ねて、その分の保険料が割高になってでも積み立て型の保険へ加入しようと考えます。

もっと入り込んだ話をすると、人を対象とするこのような保険は節税対策にもなります。保険料と同じ金額を銀行へ預金するのであれば、節税ができる保険を…と考える方も多いのです。

しかし、現状の保険業法では、ペット保険にはこの節税対策が適用されません。ペット保険が節税対策にならないならば、自身が入っている保険を積み立て型にしたほうが結果的にお得であるということになります。

ペット保険へ加入している方は、自身も保険に入っていることがほとんどです。そのため、保険会社側にとっても、ペット保険で積み立て型の商品を作るメリットが「ない」ということになります。

そして、積み立て型の保険はどうしても保険料が割高になることも大きなデメリットです。掛け捨て型の保険でも、内容によっては保険料が割高になることもあります。
積み立て型の保険は、積み立てる分の金額が上乗せされた保険料となるため、割高になります。積み立てをするのであれば、飼い主さん自身の保険で行うほうのが良いと考えられ、ペット保険には積み立てがたの商品がないのです。

特約とは?

ケガや病気となった際に保険金を受け取ることはできますが、それ以外の事象でも保険金を受けとれるペット保険はないのでしょうか?

実はオプションとして契約することで、いくつかの補償を受けることができる保険商品があります。そのオプションというのが「特約」です。

保険には「主契約(メイン)」と「特約(オプション)」があります。主契約はそれ単体でも加入できる保険であるのに対し、特約は主契約とセットでなければ加入することができないという大きな違いがあります。

主に、主契約の保険は治療費の補償をしてくれ、その他は特約として契約するケースが一般的です。まず、主契約となる内容をしっかりと検討することが先決で、特約はその後から追加するかどうか検討することとなります。

しかし、特約というのは全ての保険会社で同じものが販売されているわけではなく、その内容にも違いがあります。そのため、保険の比較をしてみると、主契約は気に入っているけれど、特約は別の会社のもののが良いということも出てくる可能性はあります。

契約書特約はあくまでもオプションのため、必ずしも付ける必要はありません。しかし、特約があるのとないとでは、いざという時に大きな差が生まれることもあります。ペット保険を選ぶ際には、主契約と特約のバランスを比べながら選ぶことも大切です。

いろいろな特約の種類

特約にはどのような内容のものがあるのでしょうか?主な特約について解説します。

ペット賠償責任特約

保険契約をしているペットが原因で、事故等を起こし他人へケガを負わせてしまったり、物を壊してしまった場合、法律上損害賠償責任が発生します。この賠償責任に対して、設定されている金額を限度として補償してくれる特約です。

損害賠償金はもちろん、訴訟費用や弁護士費用等が含まれたり、個人同士で解決が難しいようなトラブルがあった際の示談交渉まで含まれる場合もあります。

セレモニー費用特約

ペットが亡くなった際に、葬儀や火葬等の費用を負担してくれる特約です。火葬費用のみが補償対象となる場合や、葬儀費用や仏具の購入費用まで補償対象になる場合等、様々なタイプのものがあります。

診断書費用補償特約

保険請求をする際に、診断書が必要となる場合があります。診断書の作成は有料になることが多いですが、主契約では「治療費の補償」分しか保険金はおりません。そのため、診断書を作成する費用が発生した時に、その費用を支払い対象としてくれる特約です。

高度後遺障害保険金特約

ペットがケガや病気で障害を持ってしまった場合、ペット用の車椅子等の補助器具の購入費用が保険の限度額内で補償される特約です。
保険会社によって呼び方は様々で、「ペット用車いす費用特約」等と言われる場合もあります。

その他

ペットに関する様々な優待サービスや相談窓口等を利用することができるような特典を用意している保険会社もあります。

割引にはどういうものがあるの?

各保険会社で独自に実施している割引サービスがあります。よくみられる割引をみてみましょう。

多頭割引

多頭飼いをしている方が、一度に保険へ加入する場合、保険料が減額となる割引制度です。
割引方法は各社違いがありますが、1匹につきいくら割引や何%割引という形が多く、1匹目から対象や2匹目から対象とするようなものとなります。

また、家庭によっては既に先住ペットが保険へ加入しており、その保険期間の途中から新たなペットを迎えることになったというケースも多いと思います。

2匹目のペットをペット保険へ加入させる場合、2匹目は割引対象となります。
1匹目から割引対象としている会社もありますが、その場合には先住ペット(1匹目)の割引は次年度の保険更新時から適用されることが多いようです。

予め保険会社へ確認をしておくと良いでしょう。

マイクロチップ割引

マイクロチップとは、動物の個体識別をするために皮下に埋め込む電子標識器具のことです。

マイクロチップには、チップ番号と飼い主の名前、住所、連絡先等が登録され、いわば小さな迷子札のような役目を果たします。チップを装填するためには、動物病院で獣医師に依頼する形になります。

参考記事:マイクロチップを使うメリットとデメリット

このマイクロチップをすでに装填しているペットが保険へ加入する際、割引となる制度です。

無事故割引

ペット保険加入後、更新のタイミングで、前年度の保険契約期間中に一度も保険金請求がなければ、次年度の保険料が割引となる制度です。

加入時には割引となりませんが、健康な状態で継続加入をすることで受けられる割引制度です。

インターネット割引

保険会社のWEBページから、直接加入申し込みの手続きをした場合、保険料が割引となる制度です。

おわりに

ペット保険の仕組みを見てみると、掛け捨ての保険しか存在しない理由が見えてきました。ペット保険に積み立てタイプのものがあっても加入者にはメリットがあまりないことや、他にメリットのある加入方法(人を対象とした保険へ入る)があることが分かりました。

しかし、これはあくまでも現状です。今後、ペット保険も内容が変化するでしょうし、その過程で積み立てに類似した保険商品が出てくる可能性もあります。ですが、ペット保険の本分は「ペットにもしものことがあった時」のためのものです。

一口に掛け捨て保険と言っても、その補償範囲や内容は様々です。健康なペット、若いペット、病弱に思えるペット、年齢が上がってきたペット等、ペットによって最適な保険が異なることだと思います。
また、主契約と特約の内容についてもきちんと調べると、より良い保険を見つけることもできると思います。

保険は、いざという時に頼りになるものでなければ意味がありません。どのような補償内容のペット保険が一番合っているのか、まずは資料などを取り寄せて検討してみるのが良いと思います。
また、特約は保険期間の途中から追加することができないので、加入検討の段階で、特約の種類と内容も十分検討しておきましょう。インターネット検索

その他、細かい事項についても調べておきたいところです。約款や重要事項説明書は、保険会社のサイト内からダウンロードすることができることがあります。気になる保険会社があれば、WEBサイトをチェックしてみましょう。

ペットの医療は日々進化しているため、治療費も高額になるのが現状です。いざという時のために、ペット保険へ加入しておくことは、飼い主さんにとっても安心に繋がることだと思います。是非この機会に検討してみてはいかがでしょうか。

ペット保険を探そう!
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • Google+でシェア
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加