コラム

うさぎを飼うなら知っておきたい8つのポイント

愛くるしい姿がかわいいうさぎは、近年、「散歩しない」「臭わない」「鳴かない」と、比較的手を煩わさずに育てられるペットとして人気があります。

しかし、「ガラスの骨を持つ」と言われるように、“抱っこしようと背中を抑えたら骨折してしまった”等、一歩飼い方を間違えると、うさぎにも飼い主さんにも辛い運命が待っていることもあります。

そこで今回は、うさぎを飼うなら知っておきたい8つのポイントを、分かりやすくお話ししていきたいと思います。

うさぎを飼うなら知っておきたい8つのポイント

ポイント1:うさぎの種類と大きさ

うさぎと一口に言っても、品種の掛け合わせが盛んなため、現在は120種類以上いると言われています。飼われることの多いうさぎの品種だけを見ても約30種あります。

その中でも、人気のうさぎは体重1~2kg程度の小型うさぎですが、中型で2~4kg、大型では4kg以上。中には10kgを超える巨体になる子もいるなど、品種や個体により大きさも様々です。

特にミニウサギは、大人になっても小さいままの品種だと思われがちですが、実は雑種(ミックス)ですので、どのような大きさになるかは分かりません。小型を飼いたいと思っている場合には、注意が必要です。

ポイント2:うさぎの体の特徴

上下2本ずつ?と勘違いされることもある歯ですが、実は上に10本、下に7本、全部で28本が基本です。そして、一ヶ月に約1cm、一生涯伸び続けます

視力は0.1以下とあまりよくありませんが、目が横についているため、360度の視野を持ちます。口元が死角になりますので、おやつの野菜をあげる時などは視界に入る位置で見せてあげましょう。

垂れ耳うさぎ以外のうさぎは、音に合わせて耳の向きを自由に変えることができます。また、体温調節もこの耳で行っています。

うさぎは、力強いジャンプをするなど、骨もしっかりしていそうですが、実は「含気骨」と呼ばれる空気を含む骨の構造をしています。

利点は軽いことなのですが、その分脆く、驚いたり予期せぬ事態で暴れたり等、普段使わない力を出した瞬間、骨折してしまうので注意が必要です。

ポイント3:体温と温度

うさぎの体温は、38度~39.5度ほどあります。この体温だけを見ると暑さにも強いのでは?と思ってしまいそうですが、実は暑さに弱い動物です。

うさぎが快適でいられる室温は、18度~25度・湿度は30~50%と、比較的涼しい環境が必要になります。湿度も大切で、室温が大丈夫でも湿度が高いと体調を崩すことがあります。

室内で放し飼いをしている場合でも、外出時にはケージに入れるご家庭も多いことと思います。その際、ケージの置き場所に注意し、エアコンなどで室温等の管理をしていたとしても、夏の直射日光が当たる場所や、冬の外気が入り込んでくる窓際などは避けるようにすると安心です。

ポイント4:ケージ(ハッチ)と掃除

ケージの大きさ

うさぎの住居になるケージの大きさですが、伸びをしたときの体長と同じ程度以上の横幅があるものを選ぶのが基本です。子うさぎの場合には、大きくなることも見越して選ぶと良いでしょう。

ただし、この大きさはうさぎが休息するに足りる空間ということで、ケージ内のみで飼育する場合には、運動のできる広さの床面積と跳躍を妨げない高さが必要になります。

なお、形では掃除のし易さから、底を引き出して排泄物等の処理ができるタイプが人気です。底面にすのこなどを敷く場合には、うさぎの足が落ちてケガをする危険性がないか、十分に注意して選ぶようにしましょう。

ケージの掃除

うさぎの病気を未然に防ぐためにも、ケージ内のフード入れ・飲み水入れ・トイレに関しては毎日清掃するのが基本です。

食器類に関しては、水洗いした後、完全に乾かしてから使用するようにします。特に梅雨時や夏場は雑菌の繁殖が盛んになりますので、徹底が必要です。

また、うさぎは排泄物が臭いため(うさぎ自体は無臭に近いのですが)、出来ればトイレも毎回水洗いすると良いでしょう。

ケージ全体も月に1~2回は清掃&消毒すると、衛生的です。とにかく、うさぎは不衛生な環境には弱い動物だと思っておきましょう。アンモニア臭などがしてもそのまま放置を続けると、呼吸器の病気などになる確率が高くなりますので注意しましょう。

ポイント5:食事

うさぎ食事うさぎは、完全草食動物です。食事のメニューとしては、うさぎ専用のペレットが主流になっていますが、野菜や果物等も好んで食べます。

また、牧草や乾草も重要なアイテムです。これは、一生涯伸び続ける歯を研磨する役目も担うため、ペレットや野菜等とは別に与えます。基本的に腐敗することはないので、なくなってきたら足すようにすると良いでしょう(床に敷いている場合には、残飯や排泄物が付いてしまったら交換するようにします)。

なお、うさぎは偏食傾向があるため、なるべく幼少の頃から色々なメニューを食べさせるように育てると楽です。シニアになるにつれて偏食傾向が強まるからです。

ただし、一度に全部メニューを変えてしまうことも健康面を考えると良くありません(下痢や便秘になる可能性があります)。変える時には、5~10日ほどかけてゆっくりと入れ替えていくようにしましょう。

ポイント6:運動

うさぎは、活発で好奇心が旺盛です。年齢が若いほど走り回ったり、ジャンプしたりといった運動を好みます。ただし、一段落するとお気に入りの場所でじっとしていることのほうが多いです。

一日一回はケージから出して、運動させてあげましょう。

なお、うさぎは夜行性ですので、運動の時間は夜が最適です。無理に運動させる必要はなく、コミュニケーションを取りながら、うさぎが自発的に動く範囲で十分です。

ポイント7:日頃のケア

ブラッシング

うさぎも猫同様、グルーミングを行って被毛を整えます。しかし、毛玉を吐き出せる猫と違い、うさぎは吐き出すことが出来ません。通常は排泄物と一緒に出ますが、体の中に溜まってしまう毛球症(重症になると開腹手術が必要)になってしまうこともあります。

予防するためには、定期的なブラッシング(春と夏の被毛が生え変わる時期は毎日)が必要です。なお、長毛種のうさぎの場合は、換毛期に限らず毎日することが大切です。口の周りの毛が口の中に入るようなら、その部分だけ短くカットしましょう。

爪切り

爪が伸びてくるとカーペットなどに爪が引っかかり、転んで骨折することなどがあるため、一ヶ月に1~2回は切る必要があります。その際、人間用の爪切りだと爪を割ってしまうことがあるので、必ず猫用などのペット専用のもので行うようにしましょう。また、爪には血管が通っていますので、必ず血管より1mm以上離した外側を切るようにします。

ただし、嫌がるうさぎを無理に抑えて切る行為は、ケガ(骨折等)の元になるためおすすめできません。一人で難しい場合には、抱っこする係と切る係に分かれて実施する、または、タオルなどを巻きつけて暴れないようにしてから切ることをおすすめします。

シャンプー

うさぎは基本無臭なため、シャンプーは必要ありません。撥水性の被毛を持っているため、洗わないほうが良いという専門家の意見もあります。ドライシャンプーもありますが、いずれにしても、それがストレスの原因になることも多いため、必要最小限にとどめたほうが良いでしょう。

なお、何らかの原因で汚れてしまいシャンプーする場合には、無理に抑えることはせずに、汚れた部分だけ洗うか、ウエットテッシュなどで拭く形をおすすめします。その後、きちんと乾燥させることも大切です。

ポイント8:繁殖

うさぎ親子うさぎは、決まった発情期というものがなく、雌は交尾をすると排卵されて妊娠するように体がちゃんがいてもさらに妊娠することも可能な位、繁殖力が旺盛です。

雄も交尾欲が強く、雌が居ればいるだけ交尾して回ります。

そのため、繁殖を考えるなら覚悟が必要です。交尾から約一ヶ月で出産し、また妊娠できるので、あっという間にネズミ算式に増え続けてしまうからです。

繁殖をする必要がない場合には、去勢・避妊手術をすることをおすすめします。

これは、多頭飼育に限ったことではなく、単体飼育だとしても手術をすることで、雄はマウンテング(腰を振る行動)などの行動(雌がいないと人間にまですることあり)や、交尾出来ないストレスから開放されます。

また、雌の場合は妊娠しないまま歳を取る毎に、子宮の病気になる確率が大幅に上がります。その他にも想像妊娠をするなどストレスになる現象が見られることもありますので、どちらにしても、去勢・避妊手術は必要と考えます。

ただし、うさぎは麻酔にも弱いと言われていますので、うさぎ等の小動物を積極的に受け入れている動物病院で受けることをおすすめします。

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