コラム

ペットが長生きすることで飼い主が抱える不安・対策

今、日本で飼育されている犬、猫の平均寿命は大型犬は10歳以上、小型犬・猫では15歳前後と、この10年で倍近くも伸びています。
このような変化が起きた理由は、生活環境の変化が一番大きく関係しているとされています。それまで犬は屋外で鎖につながれ飼育され、猫は屋内、屋外を自由に出入りする生活が当然とされていました。しかし、小型犬を中心としてペットブームが起き、ドッグフードの高品質化や動物関連医療の高度化が進み、ペットの生活は大きく変化し、健康で長生きをする事が出来るようになりました。

しかし、その一方で様々な問題、悩みも増えています。

  1. 高額な医療費負担
  2. 病気療法食など特別な食事を必要とし、飼育費用の増加
  3. 寝たきり、痴呆など介護を必要とする生活
  4. 飼い主の高齢化、体長不良により飼育継続が困難に

などです。
愛犬の健康、長生きを願う一方で生じる課題への備えについて、日ごろから考えておきましょう。

ペットが長生きするための秘訣、健康管理を見直そう!

高額な医療費負担への備え

今や犬も人間同様に生活習慣病を発症するようになりました。糖尿病、腎臓疾患、尿路疾患、心臓病などです。更に癌の発症率も年々高まる傾向にあります。
大抵の場合、発症はシニア期になってからです。年齢的にも体力的に回復には時間がかかり、たびたびの通院、高度な治療が必要になります。
今まで、ペットの治療は全額飼い主の負担が当たり前とされ、病気が発症してから始めて高額な治療が必要になる事を知り、中には飼育継続が困難という判断を下さざる得ない事もありました。
ペットの高齢化が進む中で、将来必ず何らかの病気を発症するという事を、愛犬が若く健康なうちから意識し、ペットの医療費の保証を受ける為の保険加入をぜひ検討しておきましょう。「うちの子は大丈夫」「犬の病気の事を知らなかった」「初めて飼う犬で知識が無かった」と後悔する事の無い様に、ペットを飼い始めると同時に保険についても積極的に情報を集めておきましょう。

痴呆や寝たきりは、健康的な生活習慣で予防

高齢になったペットの介護で飼い主が相当な負担を抱えるという実状を耳にした事がある方も多い事でしょう。
中には、半年~数年と長い期間にわたり介護が必要になり、飼い主が心身ともに疲弊してしまう、飼育が困難になり手放してしまう事もあります。
ペットの痴呆には、「治療」という方法がなく、スムーズに生活が出来るよう工夫や対処で乗り切る方法しかありません。

その為には、シニアになってからも健康で元気に自立した生活が送れるよう、若いうちから心がけるべき生活習慣があります。

①散歩は毎日行い、朝夕の時間感覚を身に着けさせる
体内時計を正常に保つ事は、痴呆の予防に効果的です。

②トイレは決められた場所、決められた時間を習慣化させる
介護においてトイレの問題は何よりの課題です。トイレのしつけをきちんと済ませておくと、ペットも飼い主も両方の負担を軽減出来ます。

③メリハリのある生活をさせる
室内ではサークルで単独生活をさせるのではなく、極力家族や他のペットとの交流を持ち、生活にメリハリをつける

④食事は、決められた時間、場所をルールにする
食事はペットのテンションが一番上がるタイミングです。シニアになってからも、食事を楽しみにする事で日々の生活にハリが出来ます。
食事は常に置き餌にせず、きちんとルールを決めておきましょう。

この様に、生活にメリハリがあり、日々のルールを身に着けておくと、シニアになってからも、自然と同じリズムで生活が出来るものです。日々同じ事を繰り返す事も痴呆や寝たきりの予防に効果的です。

頼りになるサービスを見つけておく

ペットが若く健康なうちは、動物病院の通院は年に1,2度程度、中には生後間もない時期のワクチン接種以降数年間も動物病院を受診していないという事も珍しくありません。
トリミングショップやペットホテルも若く健康なうちは、いつでも便利に利用出来ます。
しかし、実はこれらのペット関連サービスの多くは「高齢犬」「病気療養中」「痴呆症」などの場合、利用を断られてしまう事も少なくありません。

犬の中には、生涯トリミングが必要になる犬種もいます。帰省や出張でやむを得ず、高齢のペットを預けなければならない事もあります。
このような時に、困らないように日ごろから、「利用可能」なペットサービスを調べておきましょう。

①高齢犬でもトリミングを引き受けてくれるトリミングショップ
自宅訪問可能なトリマーの場合、寝たきりのペットのトリミングを引き受けてもらえます。

②ペットシッターや老犬介護専門家
高齢のペットに極力負担を掛けないように、留守宅へ訪問し、世話を代行してもらえるサービスを活用しましょう。年末年始や長期休み、夜間対応可能なサービスもあるので、いくつかリストアップしておくと安心です。

③往診、夜間診療可能な動物病院
高齢になると、急な体調不良が起きる事もあります。自力歩行が難しい場合、症状が重い場合は通院が難しいものです。このような時の為に、往診や夜間診療が可能な動物病院を調べておきましょう。
事前にペットの状態を連絡しておくと、応急処置もスムーズに行えます。

大切なペットがいつか迎えるシニア期の為に、日ごろから健康的な生活を習慣化し、緊急連絡先を常に控えておきましょう。

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