コラム

ペットが長生きすることで飼い主が抱える不安・対策

この記事は2017年2月1日の記事を再編集しました。

ここ10年程の間に、日本で飼育されている犬や猫の平均寿命が延びています。大型犬は10歳以上、小型犬や猫は15歳前後が平均寿命となってきています。

このような変化は、生活環境の変化が最も大きく関係しているとされています。昔は犬は屋外で鎖に繋がれ飼育されており、猫は屋内と屋外を自由に出入りする生活が当然とされていました。

しかし、一方では様々な悩みも増えています。ペットの健康や長生きを願う一方で生じる課題について今回はまとめました。

ペットが長生きすることで飼い主が抱える不安・対策

ペットの高齢化に伴う悩み

犬小屋バブル期頃からペットブームが起こり、多くの家庭でペットが飼育されるようになりました。ペットブームをきっかけに、ドッグフードは高品質化され、動物関連医療技術も進化し、その生活は大きく変化し、ペットも健康で長生きすることができるようになりました。

しかし高齢化するペットの飼い主には悩みも増えています。

  • 高額な医療費
  • 病気療法食等、特別な食事が必要になった際の飼育費用の増加
  • 寝たきり、痴呆等、介護を必要とする生活
  • 飼い主の高齢化、体調不良により飼育継続が困難になる

高額な医療費負担への備え

犬や猫も人間同様に生活習慣病を発症するようになりました。糖尿病、腎臓疾患、尿路疾患、心臓病等、さらには癌の発症率も年々高まっています。

多くの場合、生活習慣に起因する病気の発症はシニア期に入ってからです。シニア期に入ると、年齢的にも体力的に回復に時間がかかります。そのため、通院をし治療を受ける必要が出てきます。

動物の医療費というのは、全額自費負担となります。そのため、ペットの治療費は全額飼い主が負担することが当たり前です。しかし、この治療費が高額になることがあります。
たとえば、病気を発症してしまい高度の医療治療が必要となった場合、治療費が高額になり、そこで初めて動物の医療費は高額になることを知り、最悪の場合飼育継続が困難という判断をせざるを得ないというケースも実際に起きています。

ペットの高齢化が進む現代、ペットも将来何かしらの病気になるということを若く健康なうちから意識し、ペットの医療費を補償してくれる保険加入をぜひ検討しておきましょう。

「うちの子は大丈夫」「ペットが病気であることを知らなかった」「ペットを飼うのが初めてだったので知識がなかった」と後悔することがないよう、ペットを飼い始める際には同時に保険についても積極的に情報を集めておきましょう。

痴呆や寝たきりは健康的な生活習慣で予防

高齢ペットの介護によって、飼い主が相当な負担を抱えたという実情を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?半年~数年と長期間に渡った介護が必要になったことで、飼い主が心身共に疲弊してしまい、飼育が困難となり手放してしまうこともあります。

ペットの痴呆は「治療」という方法がありません。そのため、スムーズな生活ができるように工夫をしたり、対処することで乗り切るしか方法がありません。

シニア期に入ってからも健康で元気に自立した生活が送れるようにするには、若い頃から生活習慣に心掛ける必要があります。

  1. 毎日散歩をし、朝夕の時間感覚を身に付けさせる
    体内時計を正常に保つことは、痴呆の予防に効果的です。
  2. トイレは決められた場所、決められた時間を習慣化させる
    介護において、トイレ問題は何よりの課題です。トイレのしつけはきちんと済ませておくことで、ペットも飼い主も両者の負担を軽減できます。
  3. メリハリのある生活をさせる
    室内ではサークル内で生活をさせるのではなく、家族や他のペットと交流を持たせ、生活にメリハリをつけましょう。
  4. 食事は決められた時間、場所をルールとする
    食事はペットのテンションが一番上がる時間です。シニア期に入ってからも食事を楽しみにさせることで、日々の生活にハリができます。食事は常にセットされた起き餌にせず、きちんとルールを決めて与えるようにしましょう。

生活にメリハリを付け、日頃からルールを身に付けさせておくことで、シニア期に入ってからも自然と同じリズムで生活ができるものです。日々同じことを繰り返すことも、痴呆や寝たきりの予防には効果的です。

頼りになるサービスを見つけておく

ペットが若く健康だと、年に1~2回程しか病院へ行くこともないと思います。中には生後間もない頃にワクチン接種に行って以来、数年間も動物病院を受診してないということも珍しくありません。
トリミングショップやペットホテルも若くて健康なうちは、いつでも利用できて便利ですよね。

しかし、これらのペット関連サービスの多くは、「高齢ペット」「病気療養中」「痴呆症」等の場合は、利用を断られてしまうことも少なくありません。
犬によっては生涯トリミングが必要となる犬種もいますし、帰省や出張によってやむを得ず、高齢ペットを預けなければならないこともあるでしょう。

このような時、困らないように予め「利用可能」なペットサービスを調べておきましょう。

  1. 高齢ペットでも引き受けてくれるトリミングショップ
    自宅訪問可能なトリマーであれば、寝たきりのペットのトリミングを引き受けてもらえます。
  2. ペットシッターや高齢ペット介護専門家
    高齢のペットへ極力負担をかけることがないよう、留守宅へ訪問し、お世話を代行してもらえるサービスを活用しましょう。年末年始や大型連休、夜間対応可能なサービスもあるので、いくつかリストアップしておくと安心です。
  3. 往診、夜間診療可能な動物病院
    ペットも高齢になると急な体調不良が起こることがあります。自力歩行が難しい場合や、症状が重い場合には通院をすることが難しくなることもあります。
    このような時に備え、往診や夜間診療が可能な動物病院を調べておきましょう。
    ※事前にペットの状態を連絡しておくと、応急処置もスムーズに行えます。

大切なペットがいつか迎える高齢期に備え、日頃から健康的な生活を習慣化し、緊急連絡先も常に控えておきましょう。

ペット保険を探そう!
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • Google+でシェア
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加