コラム

ペット保険の見直しと契約更新をする際に注意したいポイント

この記事は2020年6月4日に記事を更新しました。

ペットが病気や怪我をしてしまった場合でも、ペット保険への加入が済んでいれば治療費の一部を負担してもらうことができるので安心できますが、「一度保険金を請求したら、次年度の契約更新が出来ない旨の通知がきた」という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?いざという時のために備えてるからこそ安心できるのに、更新が出来なくなってしまっては困惑してしまいますよね。

また契約更新が出来ないなら保険会社やプランを見直して乗り換えようという考えもありますが、ペット保険は様々な種類があり内容もそれぞれ異なる為、気軽に行えるころでもなく、注意したいこともあります。

今回はこのような事を踏まえた上で、納得できるペット保険へ加入するための選び方と保険見直しの際の注意点について紹介します。

ペット保険の見直しと契約更新をする際に注意したいポイント

もしもの時に補償が受けれるペット保険

ペットと飼い主の家族と獣医医療技術の進歩によって、ペットも人間同様に高齢化になってきており、それにより生活習慣病や慢性的な病気にかかるリスクが増えてきています。動物の医療分野でも先進医療や高度治療が受けられるようにはなったものの、その治療にかかる費用も高額化しています。

動物の医療分野の全てが高額となっているわけではありません。動物病院の診療は全て自由診療となっているため、人間の3割負担診療と同じ感覚でいると高額に感じてしまいますし、その全額を飼い主自身で負担しなければなりません。

こうした背景もあり、いざという時に「適切な治療を受けさせたい」「体への負担をなるべく少ない方法で治療を受けさせたい」「治療費のことで悩みたくない」等、様々な思いからペット保険に加入する人が増えてきています。

日本国内でペット保険に参入している保険会社は損害保険会社と少額短期保険会社を併せて15社程あり、もちろん保険料や保険内容は各社それぞれ異なります。この中から自身のペットに合っているペット保険を選び抜くことが重要になります。

契約更新の取り扱いは見落としがち!必ず確認を!

契約書各保険商品を見ているとなんだか補償内容が同じなのに保険料の差額は大きいな、と感じるものもあります。そうなると安い保険商品を選びたくなりますが、その前に調べておきたいことが1つあります。

それは約款や注意事項、契約者のしおり等に記載されている、契約更新に関することです。

保険会社のWEBサイトを見ると、補償内容や補償金額、保険料についての説明は目がつくよう記載がありますが、契約更新時の取り扱いについては、目立つ位置にないため飼い主自身が情報を探すようにかたちになっています。

しかし、ペット保険への加入を検討している段階で契約更新について見ておくことはとても重要になります。
なぜなら、ペット保険の多くは「健康体であること」が加入する上での条件になるからです。(加入できる保険も一部ありますが、既にかかっている病気等は補償から除外される場合が多いです。)

「加入していたペット保険で更新を拒否されてしまったら、別の保険会社の保険に加入すれば良い」と考えていると、実際に継続拒否となってしまった時に、もうどのペット保険にも加入が出来ない可能性が非常に高いと考えられます。

約款や契約者のしおり等は加入前でも各保険会社のWEBサイト等から閲覧やダウンロードができますので、是非契約更新に関する項目もチェックするようにしましょう。

契約更新ができないのはどういうケース?

契約更新時に審査が「ある保険」と「ない保険」があります。審査がある保険の場合、更新前の段階で高額な保険金請求があったり、完治の見込みがない病気で継続的な保険金請求がある場合等審査が通らないことがあります。

ではいったいどんな病気でいくら以上保険金請求をしていると契約更新が出来なくなるのかという疑問が生まれてきますが、明確な基準を公表している保険会社はありません。
これは保険金請求となる病状や治療に掛かった金額にによって支払われる保険の金額が異なること、そして治療回数がどの程度になるかは、それぞれのペットによって異なることが理由となります。一律に「これ」と指標を出すことが難しい、ということもありますが、公表することによって悪意の加入者によって保険金詐欺をするケースが懸念されることも理由の一つではあります。悪用されてしまうと保険会社は健全な経営が出来なくなり、最終的には保険加入者の利益が損なわれてしまう可能性が出てきてしまいます。

審査のある保険の全てが何度も保険金を請求してると契約更新が出来なくなってしまうのかというとそうでもありません。何年にもわたり同一の病気に関して保険金を受け取ってるケースもあります。また、同等の内容であっても各保険会社で審査基準が異なります。

このように契約更新だけを見ても、保険加入を検討する場合には1社だけではなく、各社の特徴等を知ることが大切です。保険の比較サイトや口コミ等、どこの保険がおすすめなのか、実際に様々なサイトもみてみて検討していくことをおすすめします。

契約更新後に補償内容が変更されることがある

契約更新が出来ないと共に注意しなければならないのが「特定疾病等不担保特約」です。
この特約は「更新はするが、特定で指定した身体部位は更新後は補償の対象から外れます」という意味になります。

契約を更新する前に完治する見込みのない病気の保険金請求をした場合、更新後には既にかかっている病気によって発症する可能性が高い部位に関連した病気を「特定疾病」とし、病気や怪我に関わらず補償対象から外れるのです。

これは更新時の審査がない保険であっても通知されることがあります。この場合、約款等の「更新時の免責事項について」等の項目に必ず「特定疾病等不担保特約」に関しての記載があるはずですので、ここもチェックすべきポイントになります。

保険見直しや乗り換えの時は待期期間に注意!

契約の更新が出来ないケースもあることを踏まえた上で、やはり大切になってくるのは保険を選ぶ際「どのような内容の保険商品があるのか」を、しっかりと調べる、ということになります。
万が一、契約更新を行うことができず、別の保険会社へ乗り換えることになった時に、特に注意したいのは加入時に設けられている「待機期間」です。

獣医さんと犬&猫2ペット保険は加入後、一定の期間が経過しないと保障が適用されないことが一般的で、この一定期間のことを待期期間と言い、この待期期間中に病気で治療や手術を受けたとしても補償はされないないことが通例となっています。
※怪我の場合は該当外になることもあります。

なぜ待期期間が設けられているのか?それは既に病気にかかっているペットに対して、保険金目当てで故意に加入してくる加入者から保険会社を守るために必要な期間であると考えられているためです。
しかし、怪我は不慮の事故で突発的に起こることが多い為、待期期間が設けられていないことがあります。
※一部の保険会社では怪我の場合も待期期間があります。

保険の見直しや乗り換えは早めに準備しよう

保険の見直しや乗り換えをする場合は、待機期間中は補償を受けることが出来ないので、それを考慮し、早い段階から準備をする必要があることが分かります。
加入している保険の契約が満了する数ヵ月前から準備を開始し、新しい保険の待期期間が終了して補償適用となるタイミングで元々加入していた保険が満了となる形が望ましいです。

ペット保険の契約期間は基本的に1年満了です。待期期間を1ヵ月と定めている保険会社へ加入する場合は、加入初年度のはじめ1ヵ月は補償が受けられませんので、実質契約期間の1年のうち11ヵ月しか補償を受けることができないことになります。

ペットが若くて健康なうちは問題ないことも、高齢となってから保険の見直しや乗り換えをしようとした場合、この待期期間中に病気になる可能性もあり、結果的に補償を受けることが出来ないということが起こりえます。

待期期間は契約初年度に限定してあるものなので、保険の見直しや乗り換えをしない場合は同契約を継続利用することによってリスクを無くすことが出来ますし、2年目以降は12ヵ月間補償対象となるので安心できます。

契約更新が出来ずに保険の見直しをする場合はやむを得ませんが、待期期間の事を考えると頻繁に保険を見直したり乗り換えたりする場合は得策とは言えませんので、やはり最初が肝心ということになります。
それでも見直しや乗り換えを行う場合は、先にも述べた通り待期期間を考慮して数ヵ月前から準備を開始することをおすすめします。

一度経験するとよくお分かりになると思うのですが、ペット保険の商品内容を全社みようと思うと大変な作業となります。そんな大変な思いをして選び抜いた保険を継続して利用することで安心して補償を受けることが出来ますし、場合によっては保険料自体も安く抑えることが出来るケースもあります。

なぜペット保険は慎重に選ぶべきなのか

ペット保険は加入対象年齢に制限があるものが多く、例えば人間の保険であっても60歳を過ぎてから医療保険へ加入しようとすると、非常に高額な保険料を支払うケースが多く見受けられます。逆に若いうちに医療保険へ加入すると毎月の費用が抑えられ、終身保険にも入ることが出来ます。

これと同じことがペット保険でも言えます。11歳や12歳等、一般に犬や猫の平均寿命の年齢に近づいてくると加入自体を断られてしまうケースもあります。また、ペット保険での終身保険を受けるためには、やはり健康なうちからペット保険に加入して継続利用することがおすすめです。

終身補償を受けるのなら、同じ保険会社を利用し続けることになり、いざ高齢になった時になにか問題が起きた場合に、やっぱり違った、という思いをしないために保険選びは慎重に行うべきなのです。
※待期期間のあるなしや、その期間に関しては各保険会社によって異なるので、予め確認をしましょう。

おわりに

万が一に備えてペット保険に加入したのに、更新出来なかったり、免責によって補償対象外となる部位が出てくるなら、保険に加入する意味がないと思われる方もいるかもしれません。

保険料と実際に受け取れる保険金額を天秤にかけてしまう気持ちも分かります。しかし、加入している年度は少なくとも契約の範囲内での保険金が支払われます。高額な治療費が発生したとしても限度額までは受け取ることが出来安心です。また更新時に特定部位が指定された場合であったとしても、その他の部位が今後病気や怪我をしないとも限りません。

保険は「万が一の時のための安心を買うもの」です。冒頭でも触れましたが、医療の進歩によって治療費も高額になってきていることを考えると、ペット保険の特徴をしっかり把握したうえで加入することは賢い選択とも考えられます。
保険の見直しや乗り換える場合も、待期期間を視野にいれて早めに準備をしておきましょう。

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