コラム

犬猫の病気予防対策方法

この記事は2016年12月7日の記事を再編集しました。

ペットフードの改善や医療技術が進歩することによって、犬や猫をはじめとするペットたちの平均寿命は格段に延びています。しかし、これは同時に病気にかかるリスクが増えていることもあるのです。

では、ペットたちが病気にかかりにくくするためにはどのような対策をしたら良いのでしょうか。今回は病気の予防について紹介します。

家庭でできる、ペットの病気予防対策方法

ペットがかかりやすい病気

獣医と犬と猫近年、犬や猫といったペットたちも人間と同じような病気になることが増えています。ペットフードが充実したことや、運動不足、高齢化等、これまでは心配する必要がなかった病気を発症するケースが増えてきているのです。

では、実際にどんな病気を発症することが増えているのでしょうか。ペット別に見てみましょう。

犬の場合

  • ウィルス・細菌感染 ・・・ 風邪、肺炎、結膜炎など
  • 寄生虫病 ・・・ 寄生虫による貧血、消化障害など
  • 泌尿器系の病気 ・・・ 膀胱炎など
  • 関節の病気 ・・・ 関節痛など
  • 口の病気 ・・・ 歯肉炎など
  • 皮膚病 ・・・ アレルギーなどによる炎症、湿疹など

猫の場合

  • ウィルス・細菌感染 ・・・ 猫伝染性鼻気管炎(猫風邪)、猫白血病など
  • 寄生虫病 ・・・ 寄生虫による貧血、消化障害など
  • 泌尿器系の病気 ・・・ 膀胱炎など
  • 関節の病気 ・・・ 関節痛など
  • 口の病気 ・・・ 歯肉炎など
  • くる病 ・・・ 歩行障害など(幼少期)

こうして見てみると犬も猫も共通する病気が多いことが分かります。また、猫には数種類、特有の病気があることも分かりますね。

このような病気になると出る症状、そして予防方法について探ってみましょう。

病気の症状と原因、予防対策

ウィルス・細菌感染

症状

ウイルスや細菌の種類にもよりますが、一般的には嘔吐、下痢、血便、炎症、高熱等の症状が見られます。重篤な状態や幼少期、高齢期のペットの場合は死亡することもあるので注意が必要です。

原因

感染経路は複数あります。

  • ウイルスや細菌感染しているものへ直接的、間接的に触れる
  • くしゃみ等による飛沫を浴びる
  • ウイルスや細菌に汚染されているものを食べる
  • 空気感染
  • 血液の輸血や母子感染等

予防

ウイルス、細菌感染を防ぐためには予防接種が重要です。かかりつけ獣医師へ相談の上、必要である予防接種を受けるようにしましょう。

また、住環境を清潔に保つことはもちろん、ペットの健康状態に不安がある時には他のペットが多数集まるようなドッグランやペットホテルのような場所にはなるべく行かないようにすることも予防方法の一つです。

寄生虫病

症状

身体の外部に付くノミやダニ等の寄生虫は、発疹や痒み、脱毛、皮膚のただれ等が見られます。
身体の内部、腸等の内臓器に住みつく寄生虫は、下痢や貧血、発育不良、体重減少が見られます。併せて発熱や咳、呼吸困難等の症状が出ることもあります。

原因

外部に付く寄生虫は、生活環境にノミやダニがいることが原因です。
体内に住みつく寄生虫は、寄生虫を宿す虫や魚等を口にしてしまったり、蚊に刺されることが経路となります。

予防

ノミやダニは、住環境を清潔にすることや、市販や病院で処方されている予防薬の使用で予防することができます。

体内の場合は、生ものを与えない等の食事管理、そして害虫駆除を徹底的に行い、ふとした時にペットが口にしてしまうことがないようにしましょう。

蚊を媒介する寄生虫は、予防薬の接種や投薬で回避することが可能です。

泌尿器系の病気

症状

排泄が困難になり、痛みを伴う症状が見られます。腎臓機能が低下することによって、体内の有害物質を排泄することができなくなります。
また、たんぱく尿が出るようになることで、血液中のたんぱく質濃度が低下するため、むくみや腹水が溜まるような症状も見られます。

原因

細菌感染や栄養バランスが悪い状態、水分不足の状態、トイレが汚いことがストレスとなり排泄を我慢してしまっている等、様々なことが原因となって引き起こることが多い病気です。

予防

定期的な健康診断を受け、その上で問題がある部分については医師の指示の下、改善しましょう。

生活環境等の改善が主に必要となり、水分補給をしっかりし、ミネラルが摂れるようにウェットフードへ切り替えたり、栄養バランスが整っているフードへ切り替えることが重要になります。

また、トイレは清潔な状態を保ち、ペットのストレスを溜めさせないこと、定期的にストレス解消ができるようにすることが大切です。

関節の病気

症状

足腰の関節に違和感や痛みが起こり、動きが緩慢になったり動けなくなる症状が見られます。

猫は、普段問題なく移動できていた高い場所にいかなくなったり、犬は散歩を嫌がるような変化が見られます。

原因

高齢の場合は老化が原因であると考えられます。また、肥満によって関節に負担がかかっていることが原因となっていることもあります。
その他、感染症や自己免疫性疾患の場合は、関節に炎症が出ることもあります。

予防

運動不足を解消させるために運動をさせることで筋肉を付け、食事療法等も併用して肥満を解消させることが予防になります。ただし、高齢ペットの場合は無理な運動はさせないようにしましょう。できる範囲でストレッチやマッサージを行い、運動補助をする等して日々のトレーニングをしてあげることが大切です。

また、カルシウムの過剰摂取によって関節炎を起こしていることもあるので、サプリメント等の服用には注意する必要があります。

医療費とペット保険

病気にならないように予防対策をしていてもペットが病気になってしまうことがあります。この時気になるのが、医療費です。

獣医さんと犬&猫ご存じの通り動物病院の診療は自由診療であり、ペットに公的な保険システムはありません。そのためペットが病院へかかった際の医療費は、全額自己負担(10割負担)となります。
治療内容によっては一度の通院だけでも数千円から数万円の費用がかかることもあります。手術や入院等が必要となった場合には、数十万円と高額になるケースもあります。

ペットの生涯費用は、犬の場合は平均100万円、猫の場合は平均60万円程と言われていますが、これらの費用が一時期で必要となってしまう可能性もあるのです。

こうして考えたみると、ペット保険という存在が大きな意味を持っていると感じるかと思います。いざという時に金銭面の心配をすることなく、ペットが最良の方法で治療を受けることができるからです。

現在、ペット保険の月額保険料は一般的に1,000~3,000円台ですが、新規保険会社の参入が増えてきていることもあり、保険料もリーズナブルなものが増えてきているので、検討してみることをおすすめします。

おわりに

野生の世界は弱肉強食なので、動物は怪我をしたり体調不良を感じると、それを隠す習性があります。これは、弱っていることを悟られると命を落とす危険があるためです。元々の習性でしたが、これは今でも動物たちに残っています。

このような理由から、飼い主さんは日頃からペットたちの小さな変化を見逃さないようにすることが大切と言えます。日々のスキンシップを通じてコミュニケーションを取り、異変を感じた際には動物病院へ相談してみましょう。

また、ペットと暮らす上で良い環境、状態を作っておくことも大切です。
かかりつけの病院を見つけておくことは、ペットが怪我や病気をした時に速やかに治療ができますし、その医療費負担を軽減させるためにはペット保険で備えをしておくと安心ができます。

家族の一員でもあるペットのために、「今できること」を考えていきましょう。

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