コラム

第82話 号外 メイちゃん 里親募集

猫を飼い始めたところから書き進めてきたこの新米猫ボラ奮闘記。
2011年に龍馬と凛子の里親になったところから始まり(第1話第2話)、龍馬の脱走事件(第5話から第22話)をきっかけにボランティアを始めることになりあらゆる事件に遭遇。それを時系列で書き綴ってきたが(第23話から第81話)、今回はそれをちょっと中断し、号外として現在里親募集中のメイの詳しいご紹介をさせて頂きたい。

めいちゃん1

メイに初めて会ったのは2016年夏。その時は丁度抱えてた保護猫全ての譲渡も外猫の手術も終わっていた時だった。本来ならほっと一息、休憩したいところだったが、丁度お盆休みで時間があり、以前から猫が沢山いて餌やりもいるようだと聞いていたある神社に足を踏み入れてしまった。そこで大量の猫を見てしまったのだ。その時の話にもまた後日時系列の奮闘記で書き記していくが、結論からいうと、子猫2匹とメイを保護して里親募集をすることにした。

最初は里親募集は大変すぎてもう2度としたくないと思っていたものの、その前に相次いで保護した大人猫がすべて、それぞれの紆余曲折を経て素晴らしい里親さんに迎えられるという幸運に恵まれたので、私も少し自信を付け、頑張ってみようと思った時だった。

メイは見たところ1~2歳、随分と人慣れしていて初対面でもすり寄ってくる。耳カットしてあったので、不妊手術されてまた外に放された模様。丁度虐待事件が近隣で起こったばかりだったので、こんな人馴れした猫を外に放置したら危険だ思い、餌やりさんを探し出して、保護し里親募集をする相談をした。この餌やりさんは、数十年その神社で餌やり、掃除、不妊去勢手術を一人でやってきた珍しくきちんとした餌やりさんだった。里親募集まではでできず、健康な猫は手術後全て外に放してきたとのことだったので、こんなにきちんと餌やりをしている人は助けてあげなければと思い、私が保護、譲渡を引き受けることにしたのだ。この人とはその時以来、ずっと協力しながら一緒に活動している。

保護したメイをとりあえず病院へ。エイズ白血病は陰性。駆虫やノミダニ駆除を経て里親募集に入ろうとしたところ、病院からメイの心臓に雑音があり、検査したところ心臓弁膜症の疑いがあるといわれる(後日間違い、健康優良児と判明)。ただメイはよく動き、じっとしていない子なので、レントゲンやエコーでもはっきりとした診断はできない、確定するためには麻酔をかけて動かないようにしてから精密検査をしないといけないが、心臓病だった場合、麻酔をかけるのはリスクがあるのでできないとのことだった。

え??なんでまた?こんなに元気一杯でとても病気のようには見えないのに。それに一度メイは出産もしているし、その後避妊手術を受けているので、その時麻酔にも耐えているということは、そんなに重症ではないのかもしれないが、病気があるとなると里親募集はまず無理だろう、症状が無くても毎日投薬が必要だし、症状が出たら薬が増えて行く、お金もかかるとドクターからも言われたが、我が家には置けないので、無理を承知でやってみることに。

うちに来たメイはすんなり家猫に。人馴れ具合から言っても元飼い猫だったことは明白。初日から私のベッドで一緒に寝てくれるほどだ。顔も写真の通りすこぶる可愛い。病気があっても理解ある里親さんがみつかるのではないかと淡い期待を抱きながら里親会に何度か参加し、お客さんからは可愛いと言われたものの、メイを病気ごと受けて入れられる人はいない。実はポスターなどをみて問い合わせは来たが、よくよく話をすると、どの人も病気のことをよく理解できているわけではなかった。

そのうち里親会の主催者からも、里親会参加はストレスを与えるので参加不可と言われるようになった。私も諦めて自分で飼うしかないかと考え始めていたが、うちで飼うには問題があったのだった。まず、私は仕事や介護で留守が多い。留守中に発作が起きたら…と気が気ではない。そしてもう一つの問題は、メイは他の猫が大嫌い。うちにいる保護猫5匹のうち、どの猫とも仲良くできないのだ。メイは三毛。スコテッシュも混じっているよう。気の強い種類。他の猫との喧嘩がいつまでも絶えない。喧嘩と言っても猫パンチだけなら何とか距離を保って共存も可能かもしれないが、唸り声をあげて追いかけ、時に顔に傷を作っている。他の猫もメイも。特に仲が悪いのが同じ三毛猫 のミクと、家庭内のらの真央。喧嘩の心配もだがストレスもすごいと思う。やはりメイは1匹で可愛がってくれる里親さんを探さなければ…と思った。

それと同時に、私はメイの心臓病という診断にも疑いをもっていた。1年うちにいたが、とにかく元気一杯で一度も息が上がることなく病気には見えなかったのだ。そもそも若い猫の心臓病は珍しい、症例もそんなにないと聞いていたし、ドクターからも、メイは特に動き回るのでレントゲンもきちんと撮れていない、弁膜症かどうかの診断も確定ではないと言われていたこともあり、危険を承知で麻酔をかけて精密検査をしようと決めた。私の中では、絶対病気じゃない、だから麻酔をかけても大丈夫なはず、という素人の根拠のない確信があった。

そして、別の病院で全身麻酔をかけ精密検査。相当丁寧にありとあらゆる検査を行う。そこで問題なし、健康優良児という確定診断されたのだ。そして最初に診てもらった病院にも、麻酔をかけて再度検査したことを話し、どうしても里親探したいので、もう一度診断しなおしてほしいとお願いした。先生は快く応じてくれ、何度も心音を聞いてくれた。そして雑音はないといってよいだろうと言ってくれた。若い猫の心臓病の診断は簡単ではない。メイのように落ち着きのない子は特に。だからこの先生が最初に心雑音ありと思ったとしても仕方がない、いつもお世話になっており、感謝しかない。

晴れてメイは健康優良児、人なれ抜群、顔はすこぶる美形、という好条件をもって再度里親募集をすることになったのだ。最大のネックは、他の猫が苦手なので1匹飼いが条件。そして極端な食いしん坊が玉に瑕。人間が料理を始めると台所から離れず料理ができないため、調理中は別室に閉じ込めが必要。そして、調理後のフライパンや調理台に飛び散った油まで舐めてしまうので、調理後の片付けを迅速にお願いしたいという条件はあるものの、人間大好きでいつも私が横になるとお腹の上に乗ってくるし、呼んだらたいてい来るし、帰宅すると玄関でいつも迎えてくれる(すなわち脱走対策も必要)。女王様気質で気が強く、やんちゃでいろん なことをやらかしてくれ、毎日、驚きと笑いの絶えない日々となることは間違いなし。家族としての存在感は絶大です。
喧嘩が絶えずストレスが溜まっている様子、早く1匹だけで落ち着けるおうちを探してやりたいです。
遠方の方はご遠慮いただいているが、可愛いメイのこと気になる方は、下記の募集要項をクリックしてお問い合わせください。

めいちゃん2

コラムニスト:Candy (キャンディ)
ネコジルシ:保護猫日記
猫の里親募集:勝気で甘えん坊の三毛/スコミックスのメイちゃん

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