コラム

第117話 ジャニーズ系 ジュノン その2 いきなり事件に巻き込まれる

2011年2月に里親として龍馬と凜子を迎えたものの(第1話第2話第3話)、その一年半後に自分の不注意で龍馬を脱走させてしまい(第5話から第22話)、その捜索中に沢山の野良猫に出会い、悲惨な現実を知ってしまったことから猫救済のボランティアを始めることに。主な活動内容としては、飼い主のいない猫の不妊去勢手術、子猫や人馴れした猫の保護、譲渡、怪我や病気の猫の保護、治療、および人間への啓蒙活動など(第23話から第116話)。その活動の中で遭遇した様々な事件をコラムに書き綴っている。

時は2016年6月。パンジー公園でいつも餌やりをしているシマコさん(第26話)から、新しい猫が餌を食べに来るようになったと連絡があり、行ってみると、とてもきれいな美猫。耳カットしてあったので、既に去勢済みということになるが、人馴れもしていたため、私が保護して里親募集をすることにした(第116話)。あまりに美しい猫なのでジュノンボーイ的風貌ということでジュノンと名付けた。推定9か月。私にとっては初のハイスペック猫だ。さぞかし里親さんもすんなり決まるだろうと期待していた。

保護したのが6月中旬、そして6月下旬に里親会に参加申し込みをし、ネットやポスターでも里親募集をしてみる。かなりの親ばかではあるが、この美貌と抜群の人馴れ、性格の良さと100点満点の猫だと自負していた私は、すぐに応募が殺到するとおめでたいことを期待していた。しかし、そんなに世の中甘くない。ネットの里親募集サイトに掲載しても、次から次へと新しい掲載が入り、どんどん下に埋もれてしまう。どの子も可愛い。また2週間も経過していないのに、すでに私に焦りが。そこへ、早速ネットで問い合わせが!それが実は大きな事件へと発展していくのだった。

忘れもしない、譲渡会参加は6月26日日曜日の予定だった。そこに22日か23日あたりに、その人からのお問い合わせが来たのだった。まだネットでの募集にはさほど経験がなかった当時の私は、ネットにはかなり警戒していて、文章の書き方などから人となりや常識を判断しようとしていた。とても丁寧な文章を書く人で、きちんと必要な情報も掲載されており、印象はよかった。しかし、条件に合致していない点もあった。
合致していなかったのは、うちから1時間以内という条件に対し、電車でいくと2時間近くかかるという距離の問題、しかしそれはネットにはうちの場所を掲載していなかったので、先方に非はない。その他、最大の問題は、ペット可住宅ではないということだった。しかし、公認ではないが、管理人からは了解をもらっているので大丈夫とのことだった。 
今の私ならば恐らくお断りしているだろうが、当時はまだ経験も浅かったし、人物への印象が良いと心が揺らいでしまっていて、条件には合致していないものの少し話を聞いてみることにした。

メールによれば、30代のご夫婦、子供なし、猫を飼うのはご夫婦とも初めて。ご夫婦ともにジュノンの写真を見て是非会いたいと。
私にとって最大の懸念は、ペット不可の住宅の場合、万が一猫が脱走したら、きちんと探してくれるかということだった。猫を内緒で飼うことができても内緒で探すことはできない。私自身が龍馬を脱走させた経験も話し、どれだけ近隣に情報提供を呼びかけ協力してもらわなければならないのかも説明した。ペット飼育が公認ではないので、公に探すことができないと言われたら、ジュノンの命に関わるからだ。するとよくわかった、万が一の場合には、近隣にも管理人にも協力を求め、きちんと捜索すると言われた。
私は、日曜日に里親会に行くことになっているので、可能ならばその前の土曜日にお見合いとご自宅訪問をさせてほしいとお願いした。譲渡会の前に決まれば、譲渡会に行かなくて済む。譲渡会場は遠いし、車のない私にとっては猫と荷物を持って移動するのはしんどいことなのだ。
ご自宅訪問についても、このコラムでも説明したが、私はご自宅を見せていただかないと決断ができない。ほかの譲渡主もしかりで、飼育環境が適切でないと猫を渡せないので、トライアルが決まり猫を連れて行っても、連れ帰ることがあるというのは条件になっている。私の場合は、自分も里親だった経験から、譲渡が決まり、トライアルに向けてケージやら道具を用意し、猫が来るのを今か今かと待ち構えていた時の気持ちが忘れられない。それで実際猫を連れて来てもらって、家を見た途端、やっぱりダメだと言って、連れて帰られたらとてもじゃないけど悲しくて耐えられない。だったらもっと早くに言ってほしいと思うからだ。里親さんお気持ちだけでない、譲渡主としても猫の立場でも、キャンセルするなら、猫を移動する前の方が良いのだ。私はいつもそれを希望者さんにお話をし、了解を得られた場合のみトライアルに向けて動くことにしている。この方もご自宅訪問の趣旨を理解してくださり、お見合いの場所に車で来るので、そのまま私を乗せてご自宅まで行ってくださることになった。

どたばただったが、先方もジュノンへの気持ちが強いと見えて、協力して土曜日のお見合いの実現に向けて動きだした。お電話で詳細を連絡することに。時は既に前日の金曜日。先方はとても丁寧な対応だった。 

しかし、打ち合わせをしているうちに、全てを覆す大事件となるきっかけの情報が!!
「マンション敷地内にも猫いるんですよ。最近子猫が3匹生まれていて…」
もちろん猫初心者の希望者さん、何も考えず、ただ言ってしまっただけなのでしょうが。。。。

聞かされた私にしてみれば、
えーーーっ?なんで今それ言うかなぁ??私、明日そこへ行くんですよ、子猫見ちゃうわけでしょ、それでほっといて帰れますか?と真っ青になった。
私はジュノンのお見合いの話よりも、その子猫の対応を何とかしようと動かざるを得なくなった。
続く。

コラムニスト:Candy (キャンディ)
ネコジルシ:保護猫日記
猫の里親募集:
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