コラム

ペットの医療費、相場価格はどのくらい?

この記事は2017年3月17日の記事を再編集しました。

動物病院は自由診療となるため、治療費用の金額も動物病院によって差異があります。そのため、一般的に「ペットにはお金がかかる」「病気になると治療費が高額」と言われています。

ペットが若く健康な頃は、病院にかかることが少ないので医療費の負担について考えることがあまりないと思います。しかし、シニア期に入る頃から体調の変化が目立つようになり、病院で定期的な処置(治療)が必要になることもあります。

動物病院での医療費の相場を知っておくことは、今後ペット保険の加入や継続について迷ったときに、一つの判断材料になると思います。
今回は、犬を例とした医療費の相場についてまとめました。

ペットの医療費、相場価格はどのくらい?

避妊手術をしなかった際に起こる子宮の病気

ペットを飼う際には、去勢・避妊手術をさせることが一般的となっており、動物病院でも手術をすることを推奨しています。

オスとメスで去勢・避妊手術が推奨される理由は以下のようなものがあります。

オス

  • 性格が穏やかになる
  • マーキングをすることがなくなる
  • ドッグラン等の他犬がいる場所で、発情中のメス犬とのトラブルを回避することができる

メス

  • 生理の煩わしさがなくなる
  • ドッグラン等の他犬がいる場所で、オス犬とのトラブルを回避することができる

しかし、メス犬に早期避妊手術を受けさせることについては、以下のような様々な意見もあります。

  • ホルモンバランスが崩れてしまう
  • 原因不明の脱毛が起こる
  • 健康な体を手術することに抵抗がある
  • 将来、子犬を産ませたい

メス犬は注意「子宮筋腫・子宮蓄膿症」

犬種を問わず、メス犬は「子宮筋腫」や「子宮蓄膿症」という病気になることがあります。そしてこれらの病気は、避妊手術を行わなかったことで加齢と共に発症する可能性が高まる病気です。

子宮筋腫や子宮蓄膿症は、早期発見ができれば飲み薬などで対処することができます。しかし、大抵の場合は、飼い主が犬の異変に気付いたときには、症状が進行しており、手術をしなければならない状態となっています。

子宮筋腫、子宮蓄膿症を小型犬が発症した際にかかる費用は、「手術代、入院代、退院後の処方薬、抜糸等の術後の処置」によって、10~20万円程必要となります。
もちろん、中型犬や大型犬の場合、症状が重篤な場合、入院期間が長引いた場合には、さらに医療費は高額となります。

避妊手術をしておくことで予防ができる病気なので、早い段階で避妊手術をしておくと安心です。

骨折をした場合

小型犬に多くみられるケガの一つが「骨折」です。骨折は突発的に発生し、自然治癒が難しいため、高度な手術が必要となります。

前足や後ろ足など、単純骨折の際にかかる費用は、20~30万円程です。手術、入院費用だけではなく、退院後の処方薬やギプスの交換、消毒や検査、リハビリにかかる費用も含まれます。

上記はあくまでも小型犬を例としており、中型犬や大型犬の骨折の場合、かかる費用はさらに嵩むこととなります。また、骨折箇所が複数となってしまったり、輸血が必要となるような大掛かりな手術となった場合には、さらに高額費用となることが予想できます。

アレルギーを発症した場合

医療費が嵩むのは、事故やケガの時だけではありません。アレルギーを発症した場合も医療費が嵩むケースの一つです。

現在、犬の6割以上が何らかのアレルギーを持っていると言われています。ドッグフードが多様化する中、食事管理だけでは症状をコントロールすることが難しいのが実情です。

アレルギーに関する医療費は、以下のような項目にて発生するのが一般的です。一部を紹介します。

  • アレルギー症状の原因を調べるための血液検査
  • かゆみを抑えるための処方薬
  • 体を掻き壊してしまう場合の抗生物質
  • 脱毛や赤みを抑えるための処方薬
  • 体調コントロールのための特別食(療法食用ドッグフード)

アレルギーを発症すると、生涯にわたってケガが必要となります。食事管理でコントロールができれば良いですが、それだけでは難しいこともあります。

かゆみが出るアレルギーの場合には、かゆみを抑えるための薬を毎日飲ませる必要があります。1ヵ月あたりの処方薬費用が数千円で抑えることができても、生涯となると累計金額は相当な金額となるでしょう。

ガンになった場合

医療技術の発達やフードが改良されたことから、ペットの平均寿命は延びており、ペットも高齢化が進んでいます。ペットも高齢化によって生活習慣病を発症しやすくなります。他にもペットフードに含まれる添加物や遺伝等、様々な理由からペットもガンを発症するケースが増えています。
ガンの症例は「胃ガン・肝臓ガン・皮膚ガン・子宮ガン・乳ガン」等、人間の症例とほぼ同じになっています。

ガン診断は、ペットの体にある「しこり」を切除し、検査を行い、良性か悪性かを判断します。

検査によって「悪性ガン」と診断された場合には、早期治療が必要です。しかし、良性で在った場合には、切除手術自体が不要だったということにもなります。そのため、しこりを見つけた後、医師から手術内容や費用等の説明を聞き、治療を躊躇する飼い主さんも多くいるようです。

一般的にガンの手術費用は、平均30万円程です。
しかし、悪性腫瘍の場合は、その後以下のような治療が発生します。
お金の入った袋

  • 再手術
  • 抗がん剤治療
  • 栄養剤の点滴
  • 血液検査
  • 転移検査
  • 定期検査

このように治療として行う検査等が増えるために、治療費用も嵩んでしまいます。その結果、治療内容によっては費用が100万円を超えてしまうこともあるのです。

おわりに

犬が病気やケガをしてしまった際の治療については飼い主の判断で決まります。専門治療を受けることや手術が複数回必要となる場合、治療費の面での負担が大きくなってしまうことがあります。そして、こうなってしまうと今度は治療をいつ諦めるかのタイミングを考えてしまうようになってしまうこともあると思います。

治療を諦める判断というのは、とても難しい問題です。

もし治療費の面だけが理由で「治療をいつ諦めるか」ということを考えてしまうのであれば、それはペット保険で回避できる問題かもしれません。ペット保険があれば、治療費の一部を補償してもらうことができます。
健康なうちは病院にかかることが頻繁ではないため、保険料の支払いを負担に感じることもあると思いますが、万一病気やケガをしてしまった時に「ペット保険があってよかった」と思うことができる存在です。

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