コラム

パグを飼う時に知っておきたいこと

つぶれた顔立ちと細い足にがっしりとしたアンバランスな体形で人気者の犬と言えばパグです。
同じような顔立ちを持つブルドッグと間違われてしまう事もありますが、パグは闘争本能が低く、穏やかな性格で家族として共に生活をするにはぴったりな犬種です。
パグを家族に迎える上できちんと理解しておきたい事をご説明させていただきます。

パグを飼う時に知っておきたいこと

愛嬌抜群なパグの性格

パグと言えば愛嬌抜群な顔立ちの通りで性格も穏やかでどこかマイペースなところが人気です。子犬の頃から他犬と積極的に交流を持たせてあげれば、社交的な性格に育ち散歩やドッグランで多くの犬友達を作ることが出来ます。
ただ一面ではとても頑固な気質があり、こだわりが強くみられます。しつけをする際は、家族の考える生活のルールと愛犬のこだわりで折り合いをつけてあげることも必要です。

パグは食べることへの執着がとても強く、食べ物を見つけると一目散に駆け寄ります。家族の食事を催促することも多く、つい分け与えてしまいがちです。また家族の留守中に愛犬の手が届く場所や視界に入る場所に食べ物が置いてあると無理をしてでも入手し盗み食いをしてしまう事もあります。パグの食べ物への執着はしつけでコントロールすることが出来ないので、日ごろから食べ物の保管、管理を徹底しましょう。

アンバランスな体形から見るパグの特徴

パグの魅力は特長的なアンバランスな体形です。細い足、しっかりとした胴回り、太い首と犬の体形としては珍しい組み合わせです。
パグは中国に古くから伝わる犬種で愛玩犬として輩出された歴史があります。中国では他にもペキニーズなど同じような顔立ちを持つ犬種が多数輩出されていて同じ血統を受け継ぐのではという説もあります。
ただパグのこのアンバランスな体形は家族として共に暮らすうえで十分な配慮が必要です。

・細い足は体重によって相当な負担がかかっています
・大きな瞳は物にぶつかると傷がついてしまうこともあります
・顔のしわは皮脂や汚れがたまりやすく、皮膚トラブルを招きます

パグはその体形から体が丈夫な犬種といったイメージを持たれがちですが、実際には繊細は体形を持つ小型犬です。
行動はとてもアクティブでパワフルですが決して無理をさせすぎないよう注意を払ってあげましょう。

意外に大変なパグのしつけ

元来の愛玩犬として輩出されたパグのしつけには飼い主の根気強い指導が欠かせません。
諦めずに何度でも生活のルールを教えてあげましょう。

トイレ

パグを家族に迎え最初に始めることはトイレのしつけです。トイレのしつけはパグを家族として自宅に連れてきたその日から始めます。
トイレを教える方法は

      ・サークル内にトイレシーツを敷き詰めます
      ・サークルの目の前で食事を与えます
      ・食事を食べ終わったら即座にサークル内に入れます
      ・トイレをサークル内で出来たら、大いに褒め、ご褒美のオヤツを与えサークルから出します

パグはとても食欲が旺盛な犬種なので、食事は即座に完食してくれます。子犬の頃は、
パグ
・食事
・飲水
・寝起き
・5分程度の軽い遊び

の直後数秒でトイレをもよおします。
このタイミングで都度トイレ用サークルに入れてあげると、次第にトイレの場所として認識が出来ます。
トイレサークルに入れる時は、飼い主が抱き上げ天井面から出し入れをするのではなく、オヤツやフードをパグに見せつつ誘導し、自分で出入りをするように教えます。
このことがきっかけでトイレまでの距離感、道を覚え、徐々に自分でトイレに入ることが出来る様になります。

噛み癖

パグに限らず生後半年未満の子犬は乳歯の生え変わり期間に甘噛みをします。
中にはこの甘噛みの習慣が成長後も抜けずに噛み癖となって残ることもあります。
パグの大きな口は想像以上に噛みしめる力が強く、たとえ甘噛みでも相当な痛みがあります。
この甘噛みを解消するためには、

・しつけ用スプレーを活用する
・噛み応えのあるおもちゃを与える
・他犬と遊ばせる

という方法がおすすめです。
噛み癖の対処法にはいくつかの手法がありますが、パグの様に頑固、負けず嫌い、ハイテンションな犬にはこの方法が効果的です。
パグがいつも噛みつく飼い主の手や足、洋服の裾、スリッパなど至るところにしつけ用スプレーや市販のレモン果汁を希釈しスプレーで吹きかけておきます。犬は柑橘類の香りを忌避する習性があるので、何度か繰り返しているうちにその不快感から自ら甘噛みを控える様になります。
パグの様にハイテンションな犬種には、

・仰向けにして押さえつける
・飼い主は痛い事をアピールするために大声で騒ぐ
・鼻先を叩く
・無理やり口を開けさせ、犬を遠ざける

という方法は全て不向きです。この方法ではますます犬を興奮させてしまいます。
犬自身は飼い主が痛がる声を聞くと遊びと勘違いしてしまいより激しく甘噛みをするようになります。
仰向けや叩くという行為などの力づくでの対処は、力自慢のパグにとって効き目がなくお互いの力比べに終わります。

パグは元来の愛玩犬ですから、飼い主の考え、想いを察して欲しい、理解して欲しいという方法では効果がありません。
パグ自身が自ら「嫌だ」「不快だ」と認識しなければ甘噛みを止めることはありません。この点を十分に理解ししつけをするとスムーズに甘噛みの解消につながります。

吠え癖

パグは鳴かないと聞いた事がある方もいるでしょう。これは厳密には正しい情報ではありません。パグも当然自分の欲求を伝えるために鳴くことがあります。ただ他犬種の様に甲高い声質ではないのであまり響かない、不快に感じにくいとは言えます。

その上、スラっとしたダックスの様な鼻筋を持つ犬達の様に何度も途切れずに鳴き続けることが骨格の構造上できないので、数回鳴けば鳴き止むという事から、パグは鳴かないと誤解されているのでしょう。

パグは体質、気質の面でとても痛みに強く、ぐっとこらえてしまう事があります。そのため些細な事で神経質に鳴き叫ぶ事はありません。その変わり、自分の欲求を伝えたい時は大いに鳴きます。
例えば、

・飼い主が食事をしている時
・散歩に行きたい
・自分の食事やオヤツ

などです。中には玄関チャイムに反応し鳴くこともあります。
吠える犬パグは飼い主にとても友好的で甘えん坊な面もありますが、一面頑固な気質なので、飼い主がたとえ厳しく叱っても瞬時に従う事はありません。吠えているパグに叱ることは無意味です。かといって要求を呑んでしまえば、次からは無駄吠えがますますエスカレートしてします。無駄吠えを解消するためには、飼い主の食事中はハウスに入れるなど物理的な工夫を講じることをお勧めします。

気をつけたい病気と予防方法(目,足)

パグにも犬種特有の発症率の多い病気があります。主に大きく飛び出した目や細い足のそれらの病気は現れます。
発症の時期は5,6歳を過ぎシニアになってからが多くみられますが、中にはより若い時期に不調を起こすこともあります。
パグは特長的な体形と食べることが大好きな気質から、つい肥満になることが多く、その結果、

  • 心臓疾患
  • 高血圧
  • 内臓疾患
  • 糖尿病
  • 膝関節への過剰な負担

が起こりがちです。
日ごろから肥満予防のための食事管理を徹底し、将来の病気に備えましょう。

パグに保険は必要?

パグは中高齢期になってから生活習慣病を発症することが多い犬種です。
中には症状が慢性化し長期通院が必要になることもあります。
愛犬の将来の医療費を考え、ペット保険へ加入を済ませておけば、いつでも安心して病院を受診することが出来ます。
特長的な骨格だからこその病気に万全の備えをしてあげましょう。

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