コラム

人気のハリネズミ!飼う前に知っておきたいこと

一人暮らしや忙しい方、子供の初めてのペットにとハリネズミの人気が高まっています。
小動物特有の臭いも少なく、ハムスターに比べ寿命も長い、何よりかわいいと話題を集めているハリネズミですがペットとして飼育され始めてからまだ期間が短く、飼育前に十分な情報を集めておくことが大切です。

人気のハリネズミ!飼う前に知っておきたいこと

ハリネズミの性格

ハリネズミはとても臆病な性格です。
如何に臆病かというと全身を針で覆い、瞬時にボール状に体を丸め防御姿勢になることが出来るほどです。
小動物のペットと言えばハムスターやウサギが定番ですが、これらの動物にない尖った針をもっていることからもその臆病な程度を図りしることが出来ます。

ペットとしてハリネズミを購入するうえで一番気になることは、飼い主に懐くのかどうか?という点でしょう。
ハリネズミは野生の環境下で暮らす動物ですから、犬や猫の様に社交的に人間に懐くことはありません。
ただ毎日食事を与え、ケージの掃除をしてあげることで飼い主の臭いを覚え、危険がない相手だと認識をすることはできます。
ハリネズミを飼い始め、数か月もすると飼い主がケージに手を入れ掃除をしていてもまるで気にする素振りや針を立てることもなくなるのでこの状態を懐いたともいえるでしょう。

またSNS上にはたくさんのハリネズミの画像や動画があふれています。
大変可愛らしい姿についハリネズミとの距離感を勘違いしてしまう方も多い様です。
ハリネズミは飼い主への警戒を解くことはあっても、撫でる、手のひらに乗せ遊ばせるという事をゆっくりと楽しむことの出来るペットではありません。
ハリネズミ自体そのような習性を持ち合わせていないので、記念撮影や動画撮影に付き合わせる事は出来る限り控えましょう。

動物性タンパク質や生餌も必要なハリネズミの食事

ハリネズミは分類上ネズミの一種ではなくモグラの一種です。
食性は肉食性よりの雑食です。
つまりハムスターやリスの様に木の実だけを与えておけば十分ではありません。
ハリネズミには動物性タンパク質が必須です。
動物性タンパク質でハリネズミが一番好むのはミミズです。野生のモグラの食性を想像するとわかりやすいでしょう。
ペットとして飼う場合は
・生餌を与える
・ドライフードに加工されているものを与える
・乾燥加工されているものを与える
という方法があります。
生餌はペットショップで購入することが出来ます。
生餌の形状や動きが苦手な場合は成分を配合したドライフードやクッキーを与えるという方法もあるのでいろいろな製品を活用しましょう。
ハリネズミにドライフードを与える場合は、清潔な飲み水いつでも自由に飲むことが出来る様に汲み置きます。
また雑食性の動物なので野菜や果物を与え、好んで食べることもありますがあくまでも少量のみにとどめておきます。

ハリネズミの健康管理やお手入れ

animal_hedgehogハリネズミの平均寿命は3~5年ほどです。
平均寿命を半分ほど過ぎると徐々に不調が目立つようになり、腫瘍や内臓疾患、食欲不振などが目立つようになります。
年齢に応じて、定期的にハリネズミの健康診断を受診したり、腹側の針の無い部分や下腹部を確認し腫瘍によるふくらみや赤みがないかを確認してあげましょう。

日ごろのお手入れは基本的には必要ありませんが、爪が長く伸びるので定期的に爪切りが必要です。
爪切りは家庭でも行う事が出来ますが、ハリネズミが警戒し針を立ててしまう場合は動物病院に依頼をしましょう。

インターネット上の画像や動画では、ハリネズミを入浴させる姿がたびたび投稿されています。ハリネズミは本来砂漠地帯で生息をする動物なので、入浴をさせる必要はありません。
ただ下痢など体調が思わしくなく、尻や下腹部が汚れてしまっている場合に限りぬるま湯で洗浄をする必要があることもあります。
ハリネズミは入浴をさせてもタオルで水気を拭き取ることが出来ないので、くれぐれも湯冷めによる風邪には注意してあげましょう。

きれい好きなハリネズミの毎日の掃除

ハリネズミは野生動物でありながら、とてもきれい好きな動物です。
そのためケージ内にトイレスペースを作りおくと、その中でトイレを済ませる習慣があります。
この習慣をつけておくと日々のケージ掃除がとてもスムーズに終わります。
トイレスペースを作る時は下記の点がポイントです。

  • 入り口が低いもしくはスロープ状で出入りがスムーズな容器を使用する
  • ハリネズミのトイレ砂もしくは小動物の砂浴びよう砂を敷き詰めます
  • ケージ内に設置します

トイレは毎日必ず掃除をして砂を交換します。
砂が汚れていると悪臭やハエの原因となるだけでなく、排泄物の雑菌がトイレ使用時にハリネズミの体内に侵入し病気を招き危険があります。
市販のトイレ砂と言えば猫用のトイレ砂は数㎏単位で売られ、ハリネズミ用に比べ数倍安価です。
しかし猫用砂は排泄後に固まるよう加工されています。
ハリネズミは好奇心が旺盛な面があり、固まっている砂を食べてしまう事があります。しかし猫トイレの砂はその性質から体内に摂取すると排泄されずに残留してしまう事もあり大変危険です。
このような事故を防ぐためにハリネズミにはあえて固まらない加工がされているトイレ砂を使用しましょう。

温暖な生活環境を好むハリネズミの室温管理

日本で飼育が認められているハリネズミはヨツユビハリネズミという一種のみです。
このハリネズミは元はタイなどの温暖で湿度の低い環境で生息をします。
そのため日本の様に高温多湿な気候で生活をするには飼い主は室温管理に注意をしなければなりません。

ハリネズミを飼育する場合の室温は27度前後、湿度は60%前後が理想的です。
また冬は専用のヒーターや保温球を活用し十分な温かさを保ちます。
setsuden_airconditionerもしこの保温を怠ってしまうと低体温症を起こし冬眠状態に陥ります。一旦冬眠状態に入ったヨツユビハリネズミを蘇生させる事は難しく命を落とします
また夏は閉め切った部屋の中で熱中症を起こすこともあるのでエアコンを常に稼働させておく必要があります。

ハリネズミは離乳が完了した事を確認したうえで購入を

ハリネズミがSNSなどを通じて人気になり始めたのは2,3年ほど前からです。
SNSの特性上、急速に人気が高まったことで、国内の繁殖者、販売業者だけでは要望に応えることが出来ず、海外から輸入をして販売をするケースも増えています。
そのため中には、生後数週間で親離れをさせ離乳が終わっていないほど未熟な事も多々見受けられます。

ハリネズミは本来生後2か月ほどまでは親元で過ごし授乳をし、徐々に市販のフードに慣れさせてから親離れをさせる手順を踏みます。
ハリネズミの購入時は生後間もない赤ちゃんを希望する方が多くみられますが、必ず離乳が済んでいること、市販品を食べることが出来ることを確認しましょう。
中には粉ミルクを必要とする場合もありますが、ハリネズミにスポイトを使い粉ミルクを与え人口保育をすることは想像以上に大変な事です。
大切な家族として迎える以上は発育の状態を確認し、納得をしたうえで購入をしましょう。

まとめ

新たなペットとして人気を集めているハリネズミですが、見た目の可愛らしさはあるものの、飼育にはまだまだ課題がたくさんあります。
あらかじめ飼育の手引きや生態についての情報を集め予備知識を持ったうえで家族に迎えましょう。

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