コラム

モルモットを飼う前に知っておきたいこと

子供の初めてのペットに、一人暮らしの方に、マンションなど騒音が気になる方にと人気のモルモット。飼育は比較的簡単で初心者でも飼いやすいという面がある一方で、毎日のお世話や健康に関する情報が不足気味なことも気にかかります。
モルモットを家族に迎える上で知っておくべき点をご説明させていただきます。

モルモットを飼う前に知っておきたいこと

モルモットの性格と扱い方

モルモットは初心者でも飼いやすいペットとして大変人気です。
性格は【穏やか・おとなしい・人に懐く】と言われる反面、【警戒心が強い・臆病】とも言われます。
まるで逆な説明のようにも思えますが、実はいずれもモルモットの性格の説明に合致しています。モルモットは警戒心が強く、臆病な性格です。しかし毎日食事を与え、掃除をし、時には刺激しない程度のふれあいを繰り返すことで家族の臭いを覚え、家族への警戒心を解くようになります。その結果、名前を呼べば顔をだす、寄ってくるなど「懐く」と言われる様子を目にすることが出来ます。つまり人間であれば誰にでも無条件で懐くわけではなく、日ごろの接し方で違いが現れます。

小さな子供のいる家庭でモルモットを飼育する場合、お世話やふれあいには必ず家族が立ち会いましょう。モルモットはとても警戒心が強いので、子供が抱き上げた時の力加減など些細なことで条件反射的に暴れたり、噛みついてしまう事があります。驚いた子供が瞬時に手を離し、モルモットを床に落下させてしまう事もあるので、

・抱き上げ方
・抱き上げる時は必ず床に座ること
・タオルなどを膝に広げたうえで膝に乗せること

などをルールとして決めておきましょう。

モルモットとハムスターの違い

モルモットとハムスターはとてもよく似ていてので、混同されることが多いペットです。
この2種の違いは
・サイズ
・寿命
・食生活
です。中でもサイズはハムスターの場合、大柄な種類でも卵1個分程度ですが、モルモットの場合大人の手のひらを軽く越えるほどに大きくなることも珍しくありません。
もちろん体の大きさに比例して食事や排泄の量も多く、室内飼育におけるトイレの臭いはモルモットの方が各段に強くなります。

ちなみにハムスターは雑食ですがモルモットは草食です。
小動物をペットに迎えた時、雑食性の動物を選び、生餌や昆虫を餌に与える必要があるという事を後から知り、困り果てたという声が多々あります。
可愛い外見とは裏腹に生餌を食べる姿は抵抗を感じます。もちろん飼い主自身も生餌の扱いに抵抗があります。しかしモルモットは草食性の動物ですから、生涯生餌を与える必要はありません。食事は市販のモルモットフードや野菜で十分です。

この点はお世話をするうえで重要なポイントですから、小動物をペットに迎えるにあたってその種類にお悩みの際はぜひ気に留めておいていただきたい点です。
モルモットまた寿命はハムスターは2,3年ほどが目安ですが、モルモットの場合5年を超えることもあります。体が大きく手間がかかることもありますが、寿命が長い事も大きな魅力と言えるでしょう。

飼育に必要な用品と適した環境

モルモットを家族に迎える場合に必要な用品は

ケージ

小動物用ケージは様々な種類がありますが、モルモットにはウサギと同じサイズで、比較的大きなサイズの製品が向いています。
購入時は成長後のサイズを想定し、長年使えるよう大きめサイズのケージを購入しましょう。
サイズの目安は高さ:40cm程度、幅:60cm程度です。

フード

モルモット専用フードを購入します。給餌量の目安はパッケージ記載の分量を確認しましょう。ドライフルーツや野菜などオヤツを買いおき都度少量を与えるとコミュニケーションが図れ、懐くきっかけになります。

給水機

草食動物であるモルモットは意外にたくさんの水を飲みます。給水ボトルをケージに取り付け、いつでも清潔な水を飲むことが出来るよう常備してあげましょう。
給水ボトルの水は毎日交換し衛生的に保ちます。

床材

ケージには専用の床材をひきます。床材には様々な種類があり、香りも異なるのでお好みに合わせてそろえてあげましょう。

尿石除去剤

モルモットの排尿後には尿石と呼ばれる白く硬い付着物が生じます。この尿石は乾燥すると硬く固まり、掃除の時に手間がかかります。そのまま放置してしまうと悪臭を放つ原因になるので、都度取り除き、ケージを清潔に保つことが大切です。この尿石を簡単に除去するためにスプレー式の清掃剤が販売されているのでぜひ活用しましょう。

ペット用ヒーター

モルモットは室温に大変敏感です。夏はクーラー、冬はヒーターが必要です。しかし冬のヒーターで温められた空気は天井付近に滞留してしまい、モルモットのケージ付近が必ずしも十分な室温になっているとは限りません。
そのためペット専用ヒーターを用い、十分な温かさを確保してあげましょう。
ペット用ヒーターは若干割高に感じることもありますが、コード部分の補強や丸洗いできる特殊な加工が施されていて安心して使用することが出来ます。
安易に人間用製品で代用することの無い様注意しましょう。

ということで、上記は必ず全て揃えてあげるようにしましょう。
モルモット用トイレも多数販売されていますが、必ずしも決まった場所でトイレをする習慣がつくわけではないので、様子を見ながら取り入れてあげましょう。

毎日の食事、ケア、お掃除

モルモットの食事は朝夕2回を目安に定期的に与えます。
基本の食事は

      ・牧草
      ・モルモット用のペレット
      ・野菜

です。
牧草は常に補給しいつでも食べることが出来るよう置き餌にします。牧草を入れる専用のホルダーをケージに取り付けると散らかることなく与えることが出来、掃除の手間を軽減できます。

ペレットとは草食動物用に作られてドライフードの事です。
モルモット用はウサギ用と共用になることもあります。市販品には様々な種類があり、品質、価格も様々です。食事は健康管理にとても重要なことですから品質をしっかりと見極め購入をしましょう。

キャベツ野菜は日々の調理で出る端物を適量与えます。細長く切り、片方を持ちながら与えると徐々に警戒心が解け、モルモットが懐いてくれるようになります。
野菜の中でも

      ・小松菜
      ・大根の葉っぱ
      ・レタス
      ・キャベツ
      ・白菜
      ・ブロッコリー
      ・ニンジン

はモルモットの大好物です。ただ与えすぎると下痢をしてしまう事もあるので、日々少量ずつ与えるようにしましょう。なお、

      ・ねぎ類
      ・アボガド
      ・チョコレート
      ・コーヒー

はモルモットに与えてはいけない食べ物です。もしケージから出し室内を自由に遊ばせる時は床に食べ残しがない事をしっかりと確認しましょう。
もし誤って食べてしまった場合はその後の体調を注意深く確認し、異変がある場合は動物病院を受診しましょう。

モルモットを飼育するうえでの注意点

モルモットは大変臆病で警戒心が強く、人間に懐くまでに時間がかかります。そのためつい存在感が薄くなり、日々のお世話や掃除がおざなりになりがちです。
しかし食事やトイレのお世話は健康を守る上でとても大切です。毎日の給餌、トイレの掃除はかかさずに行いましょう。
また臆病な性格ゆえ、顔の正面から近づくものは無条件で噛みついてしまう事があります。顔の正面から手を近づけたり、口元に無暗に触れることの無い様注意しましょう。
もし飼い主が怪我を負った時は速やかに洗浄し、程度によっては病院を受診しましょう。

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