コラム

ハムスターの病気・怪我の豆知識

この記事は2016年11月2日の記事を再編集しました。

動物たちは自身の調子が悪いことを周囲に気づかれないように振舞う習性がありますが、これはハムスターにも当てはまります。そのため病気になっていても、なかなか判断がつかないことがあります。

ハムスターはアレルギーや細菌などが原因で皮膚炎を起こしやすく、怪我をしてしまうと動き回ったり噛みついたりして、より傷口を広げてしまい最悪の場合は命に係わることもあります。

元気にケージの中を走り回っていても、実はそれが病気のサインであったり、逆に動かないことが病気のサインであったりと、不調のサインが分かりにくいので、昨日まで元気だったのに、翌日突然亡くなっていたというケースもあり、油断は禁物です。

今回はハムスターの不調を見分ける方法や対処方法、病院受診の目安や治療方法等を紹介します。

ハムスターの病気・怪我の豆知識

ハムスターの病気は早期発見が大切

ハムスターは不調を隠すために病気を発見しにくい動物です。不調を隠すのは、捕食者に弱っている姿を見せて目を付けられないようにするためや、弱った状態であると集団の中での地位が脅かされる可能性がある等、自然界では病気や怪我をアピールすることで得られるメリットがないためです。
これはハムスターに限らず、多くの動物にこういった習性が見られます。

弱っているところを隠すので病気であることを見逃しやすいですが、病気になると生理的な特徴が出てくるので、それぞ見逃さないようにしましょう。

見てわかる症状

ハムスターが不調な時に見られる分かりやすい症状は、体重の極端な増減、脱毛、毛並みの色艶が悪い等が挙げられます。

やたらとケージ内を走り回る場合は、内臓や神経に疾患がある可能性が考えられます。これはハムスターがパニックを起こしていることからの行動と考えられています。
逆にじっとして動かなくなる場合、もし身体を丸めていればお腹側に、反っていれば背中側に疾患があると推察できます。

ハムスターの病気は見つけにくいですが、早期発見ができれば治療が早くできて治療費も抑えることができるので、日頃からの観察を欠かさないようにしましょう。

ハムスターの皮膚炎に注意!

ハムスターはアレルギー性皮膚炎を起こしやすい性質があります。ケージ床の素材や飼育用具の材質、食べ物によってアレルギーを起こすと考えられており、主な症状として軽度の脱毛や湿疹が見られます。
お腹に症状が出ることが多く、肥満傾向にあるハムスターに起こりやすいとされています。

応急処置として餌を変えてみる、栄養素を満遍なく摂取できるように色々な種類の餌を与える方法があり、ハムスターのアレルギーは食事で改善できるケースが多いです。
また、肥満傾向のハムスターは食事制限によってダイエットをさせることも効果的です。

アレルギー性皮膚炎なステロイドを使用した治療を行いますが、カビが原因で皮膚炎を起こしている場合は症状を助長してしまう可能性があるので注意しましょう。

また、細菌感染によって起こる皮膚炎は、脱毛と赤い湿疹が症状として出ます。こちらは抗生物質の投与による治療となるので、動物病院を受診する必要があります。

ケージ内の環境が不潔な状態であると皮膚炎が発生しやすいので、常にケージは清潔に保つように心掛けましょう。

元気なハムスターには怪我が多いので注意!

元気なハムスターはケージの中を走り回ったり、跳ねたりして色々なところに身体をぶつけたり引っ掛けたりしてしまいます。また、元気なハムスター同士だと喧嘩をすることもあり、噛みつき合うことも多いです。

走るハムスターペットが元気でいることは嬉しいですが、元気すぎることが大怪我に繋がってしまい命に係わる外傷を負うことも少なくありません。外傷のほとんどはすぐに自然治癒しますが、稀に骨折などをしてしまうと、自分の足を噛んで余計に悪い状態にしてしまうこともあります。
足を引きずる様子が見られた場合には、病院を受診して治療を受けましょう。

また、広いケージの場合は怪我をしたままでも動き回ってしまい怪我の状態を悪化させてしまう恐れがあります。このような時はケージを極度に狭いものへ替え、怪我が治癒するまでは動きを抑制する方法も取られます。

長期間動きを抑制してしまうとストレスを溜めてしまいますが、ハムスターは自然治癒力が高いので3日~1週間程で治癒します。しかし、いくら自然治癒力が高いとはいえ、異変を感じた際には獣医師に診てもらうことが何よりも安心です。

日本アニマル倶楽部株式会社

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