コラム

モルモットがなりやすい病気

モルモットは飼育の手間がかからず、鳴き声の問題もないと人気のペットです。ただ時には病気になったり、体調を崩してしまう事もあるので異変に気が付いた時はすぐに動物病院を受診してあげましょう。
日ごろケージの中で過ごすモルモットの異変はつい見逃してしまいがちですが、食欲や便の状態を気にかけ健康状態を気に留めてあげましょう。

モルモットがなりやすい病気

こんな兆候が見えたら病気かも

モルモットの健康状態や体調の変化は日々の食欲と便の状態で把握できます。

・食欲がない、食事に無反応、関心を示さない
・食事を残すことがある
・給水ボトルの減りが少ない(飲水量は少ない)
・下痢

日々のお世話や掃除の際にこれらの異変に気が付いた時は、動物病院を受診し健康状態の確認をしてあげましょう。
動物病院と聞くと、犬猫の専門医と思われがちですが、近年小動物専門の動物病院も徐々に増加傾向にあります。
今では小動物でも手術やお手入れが可能になり、想像以上に高度な治療を受けることが出来ます。まずは健康相談、飼育相談だけでも気にかかる点を相談してみましょう。
モルモットなどの小動物は外見からでは異変や病気を発見しにくく、目に見える異変が現れた時には病気が相当進行しているという事も珍しくありません。
気になることは些細なことでも早急に動物病院を受診してあげましょう。

病気について/症状/原因/治療法

モルモットが人気のペットとなったことで、徐々に医療も充実しこれまで見逃されてきた様々な病気が治療可能となりました。
モルモットに発症率の高い病気は

皮膚炎や毛ダニ

モルモットをペットショップから購入した場合、動物病院でダニ駆除の処置を済ませておきましょう。
小動物の繁殖環境は決して衛生的ではない事が多く、外見からはわからなくてもダニが寄生していることが多々あります。
室内や人間に寄生が広がる前に動物病院の専用薬で駆除を済ませましょう。また駆除が済むまでは無暗に触れ合ったり、ケージから出し室内を自由に遊ばせることは控えましょう。
すでにダニが寄生している場合、頻繁に体を掻く、脱毛があるなどがみられます。このような場合も早急に動物病院を受診しましょう。

中耳炎

耳を掻いたり、床材や車輪、おもちゃで耳を傷つけてしまうことで中耳炎を起こすことがあります。
中耳炎を起こすと内部に膿がたまり、平衡感覚が損なわれ歩行時にふらついたり、頭を振ることがみられます。
悪化すると食欲不振や体調不良を招き、不快感から自分で掻きこわし悪化させてしまう事もあります。
治療には2週間ほどの点耳薬が効果的です。モルモットは比較的おとなしく、家庭で簡単に点耳薬を使用すること出来るので、気になる行動がみられる時は早急に動物病院を受診してあげましょう。

歯の伸びすぎ

モルモットのお手入れで意外に知られていないのが歯のお手入れです。モルモットの歯は生涯を通じて伸び続ける性質をもっています。
自然界では自ら硬い物を食べ、歯が必要以上に伸びないよう調整出来ますが、ペットの場合日々の食事で歯のケアをしなければなりません。
伸びすぎてしまった歯は口内を傷つけたり、過剰なよだれが出たり、食事にさえ支障をきたす様になります。日々の食事はモルモット専用製品を活用し、定期的に歯の状態を確認してあげましょう。もし伸びすぎに気が付いた時は動物病院で安全に処置をしてあげましょう。

尿石症

モルモットを可愛がる中でついいろいろな食べ物を与えてしまう事がありますが、カルシウムの過剰摂取が進行すると尿石症を発症することがあります。
食事はモルモットの健康を考え作られた専用製品を活用しましょう。

ビタミンC欠乏症

モルモットも人間同様にビタミンは必須栄養素です。でも自身の体内で生成することが出来ないので、日々の食事から必要量を摂取しなければなりません。
ビタミンが欠乏すると、歩行時にふらついたり、足を引きずる、片足だけ浮かせるなどの異変がみられることがあります。
食事はモルモットの健康を考え作られた専用製品を活用しましょう。またサプリメントや野菜などを与えることも効果的です。

熱中症

暑い季節、モルモットも熱中症にかかる危険が高くなります。日中はもちろんの事、夜間も熱帯夜になる場合はエアコンを使用し室温管理に注意をしてあげましょう。
もし熱中症になった場合は保冷剤などを使い早急に体を冷やし、呼吸が整うまでケアをします。
応急処置が早ければ数分で回復がみられますが、回復の兆候が見られない場合はすぐに動物病院を受診しましょう。
また一旦体温が下がっても内臓機能にダメージを受けていることもあるので、当面は食欲、便状態には注意を払いましょう。

肥満や糖尿病

モルモットは甘い果物が大好物です。懐いて欲しい、かわいがりたいと思いつい過剰に与えると
肥満や糖尿病を発症する危険が高まります。人間にとってはごく少量と思う分量でも体の小さなモルモットにとっては過剰摂取になる場合が多く、甘い果物の与えすぎ、食事の与えすぎには十分注意しましょう。

生殖器疾患

下腹部が赤くはれている、膿が出ているなど比較的以上を発見しやすい病気です。発症数も多く、重篤化しやすい病気でもあります。
この病気は出産、不衛生な環境、体質、加齢など様々な理由で発症します。悪化すると手術が必要になることもあり早期発見、早期治療が大切です。
下痢や食欲不振など異変に気が付いた時はモルモットを抱き上げ、下腹部に異変がないかを都度確認してあげましょう。

胃腸のうっ滞

胃腸の機能が低下し起こる病気です。口内トラブルや体調が原因となり、悪化するにつれて食欲不振や元気がないなどの症状がみられるようになります。
早期発見が出来れば、開腹手術をせずに完治を目指すことも出来るので、より負担を少なく済ませるためにも些細な異変でも見つけた場合は動物病院を受診しましょう。

モルモットの平均寿命はこのくらい

モルモットの平均寿命は3~5年ほどです。ハムスターより長く、ウサギより短いものです。
この平均寿命は近年に小動物医療の発展で目覚ましく伸びています。これまでモルモットが病気になった場合は病院を受診する、治療をするという選択肢がなかったためです。
モルモットを家族に迎えた時は、たとえ今が健康であってもいつ異変や怪我を負う事があるかと考え、最寄の小動物診療が可能な動物病院を把握しておきましょう。

モルモット対象となるペット保険について(受診できる動物病院について)

モルモットの治療には専門知識と経験が重要です。まだまだ臨床データが少なく、研究資料も十分でない中での治療にはリスクも大きく付きまといます。

そのためにかかりつけ医は
・十分な臨床経験があること
・手術実績があること
・小動物の手術の必要は設備が整っていること

を念頭に選びましょう。モルモットのような小動物は大変警戒心が強く、臆病です。治療や麻酔のためにと針を刺すだけで過剰なストレスがかかり、命の危険を招くこともあります。
治療には学識的な知識だけでなく、十分な経験と小動物への理解が必要です。ただしまだまだ受け入れ可能な病院が少なく、特殊な治療が必要になることから、医療費は高額になることもあります。
モルモットの体調不良や病気は飼い主だけではケアが難しく、獣医師の協力が欠かせません。いつでも安心して動物病院を受診出来るようにペット保険の加入を前向きに検討し万全の備えを講じておきましょう。

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