コラム

ペット保険加入前に知っておきたい4つのこと

この記事は2016年8月9日の記事を再編集しました。

ペットにも現代病が増えてきており、人間の生活習慣病と同様に心臓疾患や肥満のような、継続した治療が必要となるケースが多くなってきています。

ペットを飼う上で準備しておきたい一つがペット保険です。ペットには健康保険がないため、小さな怪我や軽い病気であっても治療費が高額になりがちです。また、緊急手術や長期的な治療が必要となる場合、医療費が飼い主さんの家計に大きな負担ともなってしまうため、ペットも保険で備えることが大切です。

今回はペット保険を選ぶ際に、種類がたくさんあって決めることが難しいという方へ、加入前に知っておきたい4つのことを紹介します。

ペット保険加入前に知っておきたい4つのこと

ペット保険の審査

猫の看護師のキャラクター犬や猫、小動物のためのペット保険は人間と同じように加入時に審査があります。

審査基準は各保険会社によって異なりますが、ペットの健康診断書や告知書が必要となることもあります。もちろん怪我や病気があった際には、内容によっては加入ができないこともあります。

既往症(既往歴)があっても加入はできるの?

ペット保険は前提条件として、加入時に「健全・健康な状態である」ということをどの会社も掲げています。保険会社が指定する特定の病気を既に患っていた場合には、指定する加入不可条件に合致ということになり、加入が認められません。

既往症の例として多く見られるのは以下です。

  • 悪性腫瘍
  • 腎不全
  • 糖尿病
  • てんかん
  • 緑内障、白内障
  • フィラリア症
  • 猫エイズ

しかし、傷病が一過性のものであり、「完治ができる・完治している」と判断された場合には、加入が認められるケースもあります。また、その傷病に関しての保険金支払いはしないという特約の「特定傷病補償対象外特約」をセットにすることで加入が認められることもあります。※特約の名前は各社異なります。

このように、必ずしも「既往歴があるから加入ができない」ということではなく、傷病がある場合でも、特約を付けることによって加入が認められるようなケースもあるので、まずは調べてみることをおすすめします。

高齢でも加入はできるの?

一般的に満9歳以上は、加入審査における健康診断書の提出が必須となったり、新規加入時の年齢が上がることによって加入条件が厳しくなります。

人間と同じようにペットも加齢と共に病気のリスクが高くなるので、通院頻度が高くなると予想され、保険会社では加入時の年齢と年次更新で年齢制限を設けていることが多くあります。

高齢ペットであっても、新規加入時の年齢制限をクリアすることができれば、その後は終身で更新可能となる保険プランを扱っている保険会社もいくつかあります。
※更新年齢に制限を設けている会社もあるので、更新ができなくなることを避けるためには予め終身で更新可能な保険プランを選ぶことをおすすめします。

高齢犬、高齢猫の新規保険加入を検討している場合には、まず年齢が加入可能範囲内であるのかどうかを確認しましょう。

補償内容を同時に確認

年齢確認をしたら、補償内容を確認しましょう。

動物も人間と同様に高齢になることで長期治療が必要となる病気を発症することもあります。病気の種類によっては入院や手術が必要となるものもあり、結果的に医療費が高額になるケースもあります。

将来かかるかもしれない病気のリスクを考える場合には、補償が手厚い保険を選ぶと安心です。

しかし、補償が手厚い保険は月々の保険料が高くなることを忘れてはいけません。必ず補償内容と保険料のバランス確認し、しっかりと保険内容を理解することが大切です。

血統書がなくても加入はできるの?

血統書の本来の目的は、その動物の血筋を書面で明確に残すことで近親交配を避け、その血筋を純血で残していくことです。血統書があるというだけでもネームバリューとなり、買う側も安心できる一つの材料となることから、血統書付きの犬や猫はペットショップで高い価格で販売されているのです。

血統書の有無によって加入制限をするような規定はありません。しかし、血統書には血統証明のみならず、その動物の詳しい生年月日が記されているため、保険加入時に重要な年齢が分かるために提出を求められることがあります。

血統書がなかったり、雑種や譲渡された動物の場合は年齢が分からないため、動物病院で獣医師の診察で推定年齢を証明することになります。
※譲渡の際はワクチン証明書をもらうと、そこに年齢が記されていることがあります。

動物病院で年齢を推定する場合は、歯や関節等の状態を見ます。保険加入前の健康診断としても良い機会なので受診しておくと安心できます。

ペット保険の「特約」とは

人間の保険と同じように、ペット保険にも「特約」があります。特約は付帯することで掛け金が割り増しになってしまうために避けたいと考える方もいるかもしれませんが、場合によっては被保険者を助けてくれるものもありますので、確認することをおすすめします。

ペット保険でよくある特約が「ペット賠償責任特約」です。愛犬が、他人や他ペット等へ怪我を負わせてしまった、物を壊してしまった際に必要となる治療費や慰謝料、修繕費等の賠償金を補償してくれる特約です。

保険会社「うちのペットに限ってそんなことはないから大丈夫」と考える方も多いようですが、この類の事故は想像以上に多く発生しています。中でも、他人に対して怪我を負わせてしまった際には、治療費だけではなく慰謝料も必要となるために、かなりの金額が必要となる可能性があります。※特約によっては示談交渉まで行ってくれることもあります。

しかし、このペット賠償責任特約(各社特約名が異なる場合あり)は、扱っている会社とない会社があるので、比較をする際には判断材料の一つとして確認をするようにしましょう。
多くの場合、この特約は掛け金の金額も少額ですので、金銭的に余裕がある場合には付けておきたい特約です。

この他にも様々な特約を用意している保険会社も一部あります。ペット用の車椅子の購入費用を補償する特約や、ペットが亡くなった際の葬儀費用(火葬費用等)を補償してくれる特約等があります。

ペット保険は途中解約ができるの?

ペット保険の解約には2つのケースがあります。被保険者の意思で解約をする「任意解約」と、ペットが死亡した際の「契約の失効」です。ここでは「任意解約」について説明をします。

ペット保険は基本的に途中で解約をすることができます。(保険会社により解約規定が異なります。)解約をする際に気になるのが、保険の掛け金でもある「保険料」です。

月払いで保険料支払いをしている場合、解約手続き後の保険料の支払いは不要となります。保険料を年払いで既に支払っている場合は、支払い済の保険料の一部が払い戻されることがあります。※保険会社により異なる

払い戻しがある場合、その割合は保険会社によって定められています。
たとえば、満期まであと半年ある状態で解約をする場合、50%払い戻してくれる会社もあれば、30%の払い戻しとなる会社もあります。

先々解約することがあるかもしれないと考える場合には、保険料の安さだけではなく、きちんと返戻率についても確認をして、保険選びをすることが大切です。

保険見直し時、乗り換えの際に注意したいこと

ペット保険加入中に保険の見直しや乗り換えをする場合に注意したいのが「解約の時期」です。

契約日から補償開始日までを「待機期間」と言い、この期間はたとえ病気や怪我で補償が必要となっても補償を受けることができません。
つまり、乗り換え手続きと同時にこれまでの保険解約の手続きをしてしまうと、待期期間によって補償を受けることが一切できない空白の期間ができてしまいます。

ペット保険の見直し、乗り換えをする際には、新しく契約をしようと考えている保険の待期期間をきちんと確認した上で、解約手続きをするように注意しましょう。

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