コラム

飼い主さんができるペットの”終活代行”とは

最愛のペットの死。考えたくはないことですが、ペットは人間の寿命よりも短いので、いずれはその時を迎えることになります。飼い主さんがしてあげられることは限られていますが、いざその時になってから考えるのでは遅いことも多いです。

今回は、最愛のペットに代わって飼い主さんがしてあげられる”終活”についてのお話です。

飼い主さんができるペットの”終活代行”とは

ペットの”終活”とは?

近年、自分が亡くなったときに、残された者が困らないように、身辺整理をしたり葬儀の費用を予め工面したりといった”終活”をする方が増えてきています。

終活は、残された者に対してだけでなく、終活をする本人にとってもこれまでの人生を考えたり、残りの人生をどのように過ごすかを考えたりする時間が持てることから、心の平穏を保つための方法として良いと言われています。

しかし、ペットはこの終活を自ら行うことはできませんよね。そこで、ペットの終活を飼い主さんが代行してあげることを、ここでは「終活代行」と呼んでいます。

ペットの終活代行は、いざペットの最期が訪れた時に飼い主さんが慌てないためにも有効ですし、近年問題視されている「ペットロス症候群」にならないためにも良いと言われています。

ペットの終活代行は、飼い主さんのためのものでもあるのです。

ペットの終活代行は何をすれば良いのか

では、実際に「ペットの最期に備えての準備」についてのお話します。

ペットの終活代行とは、愛するペットとの最期を「どのように過ごすか」、そして「どのように見送るか」を考えることになります。

老犬や老猫などの高齢になった場合のケア、病気やケガがあればそのケア方法について、どのようにしてあげるのがペットにとって一番良いのかを今から調べておくことで、いざその時に悔いの残らない対応をすることができます。

お見送り方法

ペットのお見送りについては、以下のようなものがあります。

  • 自治体での合同火葬…個別ではないため、ペットの遺骨の返骨はありません。
  • 専門業者での合同火葬…遺骨の返骨はありませんが、共同墓地へ埋葬をしてくれるところもあります。その場合、お参りをすることができます。
  • 専門業者での個別火葬…遺骨の返骨、もしくはペット専用墓地への埋葬なども希望できます。
  • 訪問火葬…火葬の設備のある車で訪問してくれ、その場で個別火葬ができます。
  • 自宅の庭に土葬する…自分の土地以外の場所に土葬するのは法律違反です。

このように、お見送りは大きく3つに分けると、個別火葬・合同火葬・土葬となります。

しかし、土葬した場合は30~40年の長い年月をかけてゆっくりと土へ還っていくことから、途中で他の動物に掘り起こされたりしないように注意することや、腐敗臭などで近隣に迷惑をかけないようにすること、増改築などでその場所を掘り返すことがないように配慮するなど、様々な問題があるため現在はおすすめできない方法となります。

ペットの火葬種別から見た、メリット・デメリット

合同火葬

合同火葬は、文字通り亡くなったペットたちを合同で一度に火葬する方法です。
メリットとしては、個別火葬よりもリーズナブルな金額で済む反面、デメリットは、他のペットの遺骨と混ざってしまうため、返骨がないことが挙げられます。

遺体は、自宅まで引き取りに来てもらう方法と、持ち込む方法から選ぶことがほとんどです。

また、合同火葬後は共同墓地などに埋葬されるのが通常で、毎年お坊さんなどを呼んで慰霊祭などをしてくれるところもあります。

金額

自治体では数千円から、業者では1万円~数万円です。(遺体の大きさや重さで変わります)

個別火葬

文字通り、個別に火葬する方法です。人間同様の葬儀をすることもできますし、遺骨の返骨もあります。火葬後は、業者の提携しているペット霊園などへの埋葬や、お庭への埋葬など、飼い主さんが考える最善の方法で弔うことができます。

デメリットは、合同火葬に比べると費用が高くなることです。

金額

数万円~10万円以上

訪問火葬

自宅まで火葬設備が搭載されている車で来てくれますので、葬儀から火葬までを自宅で行うことができるのが最大のメリットです。

しかし、火葬を始めてから法外な金額を請求する業者が多いとの情報もあるため、業者選びには注意が必要です。

金額

数万円から

お坊さん
金額の目安は火葬のみの場合です。ペット葬儀全般や埋葬などには人間同様に細かく料金が設定されており、業者によってその設定金額が様々です。

しかし、セット料金が設定されていることがほとんどなので、事前にパンフレットや見積もりを取り寄せたり、できれば実際に一度訪問してみたりする等し、しっかり自分の目で見てみると良いでしょう。

ペット葬儀に備えるためのペット保険

家族として一緒に生活してきた最愛のペットが最期を迎えたとき、後悔のない供養をしてあげるためには、備えが必要なことが分かりました。

しかし、いろいろなことにお金がかかることを考えると、頭の痛いところでもあります。そこで活用できるのが、ペット保険です。

病気やケガをした際に補償を受けることができるペット保険に、特約(オプション)という形で、葬儀費用も補償対象としてくれる保険が続々と誕生しています。
火葬費用だけでなく、葬儀費用や埋葬費用、仏具の購入費用なども対象になるプランが増えています。

補償金額には上限が設定されていて、その範囲内で実際に支払った代金が補償されるので、いざという時の頼りになります。これからペット保険の加入を考えているようであれば、ぜひペット葬儀が補償対象となるプランも検討してみてくださいね。

おわりに

最愛のペットが目の前から居なくなることを考えたくないのは、飼い主さんなら誰でも同じだと思います。ですが、その時のことを考えておくことは、飼い主さん自身のメンタル面を強くしてくれることにも繋がりますし、現実になった時にあたふたしないため、そして何よりも悔いを残さないために必要なことだと思います。

ペットは家族であるという認識が広まったことで、今やペットを供養するための葬儀などは当たり前になってきました。しかし、中には悪徳な業者や、ペット葬儀をビジネスとしてしか捉えず、心の伴わない葬儀をする業者もいると聞きます。

こういった業者に当たってしまい、悲しい思いをさらに深くしないため、いざとなった時に取り乱すことなくペットを見送るためにも、ぜひペット保険特約の見当も含めた終活代行を行うことをおすすめします。

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