コラム

飼い主さんができるペットの”終活代行”とは

この記事は2017年4月10日の記事を再編集しました。

最愛のペットの死について、考えたくはありませんが、動物は人間よりも寿命が短いので、いずれはその時を迎えることになります。飼い主さんがしてあげられることは限られていますが、いざその時を迎えてからでは遅いこともあります。

今回はペットに代わって飼い主さんがしてあげられる「終活」についてのお話です。

飼い主さんができるペットの”終活代行”とは

ペットの”終活”とは

近年、自分が亡くなった時に残された者が困らないように、身辺整理をしたり、葬儀費用を予め工面したりと、「終活」をする方が増えてきています。

終活は、残された者に対してだけではなく、終活をする本人がこれまでの人生を考えたり、残りの人生をどのように過ごすかと考える時間を持てることから、心の平穏を保つための方法として良いと言われています。

しかし、動物たちはこの「終活」を自ら行うことができません。そこでペットの終活は、飼い主さんが代行してあげることを、今回「終活代行」と呼びます。

ペットの終活代行は、いざペットが亡くなった時に飼い主さん自身が慌てないためにも有効であり、近年問題視されている「ペットロス症候群」にならないためにも良いと言われています。

つまり、ペットの終活代行は、飼い主さん自身のためでもあるのです。

ペットの終活代行は何をすれば良いのか

ペットの終活代行とは、「ペットの最期に備えての準備」でもあります。愛するペットとの最後を「どのように過ごすか」「どのように見送るか」を考えることになります。

たとえば終活代行の一つとして、ペットが高齢になった際のケア、病気や怪我のケア方法についてどのようにしてあげるのがペットに対して一番良いのか、今から調べておくことで、いざという時に悔いの残らない対応をすることができます。

お見送り方法

ペットのお見送りに関しては、以下のようなものがあります。

  • 自治体での合同火葬
    個別ではないため、ペットの遺骨は返骨されません。。
  • 専門業者での合同火葬
    遺骨が返骨されませんが、共同墓地へ埋葬してくれるところもあります。この場合、お参りをすることができます。
  • 専門業者での個別火葬
    遺骨は返骨してもらえます。また、ペット専用墓地への埋葬等も希望することができます。
  • 訪問火葬
    火葬設備がある車で訪問してくれ、その場で個別火葬をしてもらえます。
  • 自宅の庭に土葬する
    自身で所有している土地以外の場所へ土葬することは法律違反です。

このように見てみると、お見送りは「個別火葬・合同火葬・土葬」と、大きく分けて3つあります。

注意

土葬した場合は、30~40年の長い年月をかけて土へ還ります。そのため、途中で他の動物に掘り起こされないように注意することや、腐敗臭等で近隣へ迷惑をかけないようにすること、増改築等によってその場所を掘り返すことがないように配慮する等、様々な問題があるため推奨することができない方法です。

ペットの火葬種別から見た、メリット・デメリット

合同火葬

文字通り、亡くなったペットたちを合同で一度に火葬します。

個別火葬よりもリーズナブルな金額で対応してもらえることがメリットです。しかし、合同ですので、他ペットの遺骨と混ざってしまうため返骨されないことがデメリットとして挙げられます。

遺体は自宅まで引き取りに来てもらう方法と、持ち込む方法から選ぶことになります。

また、合同火葬後は共同墓地等に埋葬されるのが通常で、毎年お坊さん等を呼び慰霊祭等をしてくれるところもあります。

金額

自治体によって異なりますが、数千円から対応してもらえることが多いようです。業者に依頼する場合には、1万円~数万円です。(遺骨の大きさや重さによって金額は変動します。)

個別火葬

個別に火葬をしてもらうことができるので、遺骨を返骨してもらえることもあります。
火葬後は、業者の提携しているペット霊園等へ埋葬してもらえたり、自宅の庭へ埋葬したりと、飼い主さんが考える最善の方法で弔うことができます。

デメリット、合同火葬と比べると費用が高くなることです。

金額

数万円~10万円以上

訪問火葬

火葬設備が搭載されている車が自宅まで来てくれるので、葬儀から火葬までを自宅で行うことができるのが最大のメリットです。

しかし、火葬を始めてから法外な金額を請求する業者が一部いるとの情報もあるので、業者選びには注意が必要です。

金額

数万円~

お坊さん今回記載している金額の目安は「火葬のみ」を依頼した場合となります。ペット葬儀全般や埋葬には、細かい料金が設定されており、業者によってその金額が様々なので、予め調べておくようにしましょう。

しかし、セット料金で設定されていることも多いので、事前にパンフレットや見積もりを取り寄せたり、可能であれば実際に一度訪問し、しっかりと自身の目で見てみることをおすすめします。

ペット葬儀に備えるためのペット保険

家族として共に生活をしてきた最愛のペットが亡くなった時、後悔なく供養してあげるためには備えが必要であることが分かりました。

しかし、様々なところでお金がかかることを考えると頭が痛いところでもあります。こういった時に活用できるのがペット保険です。

病気や怪我をした際に補償を受けることができるペット保険には、特約(オプション)という形で葬儀費用を補償してくれるものもあります。
商品によっては、火葬費用のみではなく、葬儀費用や埋葬費用、仏具購入費用も対象としてくれるものも増えています。

補償金額には上限が決められており、その範囲内で実際に支払った代金の一部が補償されることになるので、いざという時に頼りになると思います。これからペット保険へ加入しようと考えている場合には、ぜひペット葬儀の費用も補償対象となるものを検討してみてください。

おわりに

飼い主さんであれば、最愛のペットが目の前から居なくなることは考えたくないと思います。しかし、その時のことを考えておくことは、飼い主さん自身のメンタル面を強くしてくれることにも繋がりますし、現実となった時に慌てないため、そして何よりも悔いを残さないために必要なことだと思います。

ペットも家族の一員と位置付ける家庭が増えたことによって、ペットを供養するための葬儀等も当たり前になってきています。しかし、こういったことを逆手に取り、悪徳な業者やペット葬儀をビジネスとしか捉えずに心の伴わない葬儀をする業者もいると聞きます。

こういった業者に当たってしまい、悲しい思いをさらに深くしてしまわないためにも、そしていざという時に取り乱すことなく、ペットのお見送りをするためにも、ぜひペット保険特約の見当も含めた終活代行を行うことをおすすめします。

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