コラム

筋肉が愛犬を救う??犬の筋トレ

愛犬に十分な運動をさせていますか?犬にとって朝夕飼い主の歩調に合わせゆっくりと歩く散歩は運動とは言えるほどの効果はありません。この程度の運動は人間が家事がてら家中を移動することと同等です。
肥満、生活習慣病、寝たきりの予防には犬にとって効果のある筋トレが欠かせません。
もう一度愛犬の運動量について見直してあげましょう。

筋肉が愛犬を救う??犬の筋トレ

健康維持には筋肉が必須!筋肉の重要性

犬にも人間同様に「健康寿命」という言葉が用いられることが増えました。
動物医療の発展やドッグフードの高品質化を受け今や犬の平均寿命は15年を超えるほどです。しかしその一方で
・ヘルニア
・膝蓋骨脱臼
・股関節形成不全
・寝たきり
・四肢麻痺

など日々の生活に支障をきたす問題が年々増加しています。
高齢になると犬も心身の不調が目立つようになるものです。ただ自身の体が思うように動かない、活用できないことは犬に想像以上のストレスを与え、家族との関係性も悪化させます。
このような問題を中には生後3、4歳とまだ若く健康な時期に発症するケースもあります。
これらのトラブルは、手術や投薬では完治させる事が難しく、最も効果的な対処法は自身の筋力を増強し、体の弱い部分をカバーさせることです。
そのためには、日々十分な「運動」をさせ、筋肉の発達と維持を心がけなければなりません。
筋肉が十分に発達をしていれば、たとえヘルニアを抱えていても、日常生活で自身の体を筋力で支えることが出来、寝たきりや手術という最終決断を先送りにすることが出来ます。
高齢になり四肢が不自由になっても、飼い主の補助があれば自力で立ち上がり排泄を済ませることも出来ます。
全ての活動は愛犬自身の筋肉に支えられているので、日ごろから意識をして筋力の維持に努めてあげましょう。

愛犬は「運動」が出来ていますか?

これまでにこんな情報を耳にしたことがありますか?
・小型犬には毎日の散歩は不要
・室内の遊びだけで十分
・大型犬には毎日一時間の散歩が必要
実は「本当の意味での運動」という視点から見ると、この全てが誤りであり、その事実を知り、驚いたり、ショックを受ける方もいるでしょう。
犬にとって人間の歩調に合わせ歩く散歩は時間の長さに関係なく、全て生活活動の一つにすぎません。人間が家や生活のために家中を歩くことと同じです。
愛犬のためにと毎日定時に散歩に連れ出していても、気分転換の効果はあるものの筋トレという効果は期待できないのです。
では犬にとって「運動」とはどのようなものでしょうか?
それは犬が「全力」で自分の身体機能を発揮した運動です。

  • 全力で走る
  • 全力で集中する
  • 犬同士でじゃれあい遊ぶ
  • 犬同士でおもちゃを引っ張り合い遊ぶ

などです。
実は犬は瞬発力はあるものの、持久力はあまりありません。このような「運動」は長くても15分ほどが限界です。
飼い主が考えるほどは長続きをしません。ただ毎日15分でもこのような「運動」の時間を設けることが出来れば、本来持つ筋肉が十分に発達し、健康的な体を維持することが出来るでしょう。

子犬期におすすめの筋トレの方法

発育が目覚ましい子犬の時期の運動には
・他犬とじゃれあい遊ぶ
・ドッグランで自由に遊ばせる

などがおすすめです。他犬と遊ぶことは、一見軽い運動にも見えますが、実は全身を使い、集中力を必要とし、犬本来の活動が出来ます。
このような全身運動は発育を促し、犬それぞれの持つ筋力の発達を促してくれます。
犬も生後一年を過ぎると精神的に落ち着きをみせるもので、徐々に全身運動の機会が減るものです。
成長期には可能な限りこのような機会を設けてあげましょう。
また中大型犬など運動量が多く、活発な犬種を自転車に並走させたり、飼い主のランニングに並走させることは決して好ましい運動ではありません。
発育途中の骨格や筋肉に負荷がかかりすぎる上に、子犬はまだ十分な体力がなく一定のリズムで長時間継続する運動は負荷になります。中には膝や関節に炎症を起こすこともあるので、運動は子犬のペースに合わせて自由にさせる方が効果的です。
もちろんしつけと運動は別問題です。自宅近隣の散歩では飼い主の指示に従い歩行訓練を行い、ドッグランなど自由行動が許される場所では多いに遊ばせてあげましょう。

成犬期におすすめの筋トレ方法

犬の発育はまず骨格が形成され、その後から脂肪や筋肉が発育し最後に被毛が生え揃います。生後一年前後の子犬はひょろりと長い体形をしていて、なんだかアンバランスに見えるものです。
この時期、十分な運動をさせると、筋肉はみるみる成長し、丈夫な体つくりに効果的です。
生後一年を過ぎた犬は、無暗に走り回ることもなく、他犬とも一定の距離を保つようになります。徐々に自分の好きな遊び、苦手で関心のない遊びが分かれる時期です。
犬にもそれぞれ得手不得手はあるので、必ずしも全ての犬がボール遊びを好むわけではありませんから、何かしら愛犬が夢中になることが出来る内容を見つけ、毎日15分を目安に全力で運動できる機会を作ってあげましょう。
生後一年を過ぎると、子犬の頃に比べ体力、集中力、持久力が向上します。この時期。フリスビーやアジリティに挑戦をするのもおすすめです。
飼い主と一緒に海水浴を楽しむのも効果的な筋トレになります。
犬も人間も運動は習慣化し、継続することで効果が期待できるものです。日々の筋トレを意識し、運動習慣をつけると、元気なシニア期を迎えることが出来ます。

シニア・病気療養中におすすめの筋トレ方法

高齢になると日中の大半は昼寝をして過ごし、若いころの様に無邪気に遊ぶ時間も減るものです。
しかし高齢になったり、手術後のリハビリ期間である場合こそ筋トレを意識した運動が必要です。
足腰がふらつくから、歩行に時間がかかるからと日々運動量を減らす方向に意識をむけず、どうすれば運動量を増やすことが出来るかを考えてあげましょう。
具体的な方法は
・後肢の付け根をハーネスでささえ、補助をしながら歩行をさせる
・公園の芝生までカートで運び、芝生の上で這う運動をさせる
・ゆっくりと気の向くままの方向に歩かせる
などです。たとえ短時間であっても、自力で体を動かそうとする意識を持つことも筋トレに効果があります。
また寝たきりや術後のリハビリに水中運動を取り入れる治療法も近年注目を集めています。
水中運動は体に負荷がかからず、老犬や術後のリハビリ中でも無理なく取り組むことが出来ます。もちろん全身運動ですから筋トレの効果も大変高く、中には画期的な回復がみられたケースもあります。
高齢や術後の愛犬にはいたわりの気持ちも大切ですが、一日でも長く健康寿命を延ばすためには適度な刺激と厳しさも必要なのです。

筋肉をつけるための食事

筋肉の発育や筋肉量維持には食事に大変効果的です。
中でも良質な動物性たんぱく質は最も効果を期待できる栄養素です。

  • 馬肉
  • 鹿肉
  • 鶏肉

はぜひ取り入れたい食材です。これらを日々のドッグフードにトッピングしたり、オヤツとして積極的に取り入れましょう。
たんぱく質は加熱加工することで栄養素が劣化するので、品質を確認したうえであえて生食として与えるという方法もおすすめです。
特に高齢犬など胃腸機能が低下している場合、ドライフードに加工された状態で与えるよりも、生食の方が消化吸収がスムーズで体への負担を軽減できます。
運動と食事の両面から筋トレや筋肉量維持を意識すると、健康寿命を延ばす効果を期待できます。

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