コラム

人気の犬種に多い病気<トイ・プードル,チワワ,ダックスフント>

この記事は2016年3月16日の記事を再編集しました。

ペットブーム以降、ペット同伴で宿泊できるホテルやカフェ等も増えてきており、ペットがいる生活が世間に浸透していることを感じますね。

今回は人気の3犬種、トイ・プードルチワワダックスフントがかかりやすい病気とその理由を紹介します。

人気の犬種に多い病気とは?

トイ・プードルがかかりやすい病気

トイ・プードル現在ペットとして飼育される犬の中でナンバーワンと言われているのがトイ・プードルです。本来のプードルは「スタンダード・プードル」と呼ばれ、小型化をするために交配を繰り返し誕生したのがトイ・プードルです。

プードルの歴史を紐解くと元々水猟犬として活躍していたことが分かります。
プードルの特徴的な被毛をトリミングするのは、かつて鴨等の水鳥や魚を刈る時に、被毛が多いと水分を含んでしまい泳ぎにくくなってしまうために、毛量を減らすことが目的です。

各犬種にはそれぞれ成り立ちというものがあり、プードル(スタンダード・プードル)は、本来とても軽快で関節を支える軟骨が丈夫な犬種と言われています。
しかし、人気犬種なので乱繁殖や異種交配、小型化を繰り返すことによって元々状うぶであったはずの骨や関節が弱くなってしまい、簡単に骨折してしまったり、遺伝子異常を持つ個体が生まれるようになってしまいました。

このような経緯からトイ・プードルは、膝蓋骨骨折(脱臼)や先天性網膜萎縮、突発性てんかん等が発症しやすいと言われています。

チワワがかかりやすい病気

チワワ現在公認されている犬種の中で最も小さいと言われているのがチワワです。身体が小さく、華奢で弱々しく見えますが筋肉質な個体が多いです。特徴的な細い脚は、膝のお皿がずれてしまう膝蓋骨脱臼を起こしやすいです。

また、小さい頭で鼻先が短い特徴は、気管支が狭く気管虚脱のリスクを持っているので、首輪やネックレス等のアクセサリーを着用する際には、気管支を締め付けてしまわないように緩めに着用するように注意しましょう。
気管支が狭く呼吸がうまくできない状態が続くと、舌が青紫色になるチアノーゼという状態になり倒れてしまいます。呼吸異常を感じた際には、すぐに動物病院を受診しましょう。

その他、遺伝子疾患として水頭症という、頭の中に脳脊髄液が溜まり、脳室が圧迫される病気があります。これは先天的なものと後天的なものがありますが、遺伝疾患なのでチワワの場合は先天性であることが圧倒的に多いです。

身体が小さく飼いやすい犬種ですが、その特徴から様々な病気にかかりやすい可能性があるあと言えます。

ダックスフントがかかりやすい病気

ダックスフント
胴が長く、短い足が特徴的なダックスフントは、穴の中に生息する動物を狩猟するためにこのような体形に改良され誕生した歴史があります。

ダックスフントは筋肉質な個体が多いですが、胴が長く胃腸が強い性質なので食欲旺盛で太りやすいです。足が短いので太ってしまい体重が重たくなってしまうと、その分負荷がかかりヘルニアになってしまいます。全犬種の中でもダックスフントは最もヘルニアになりやすい犬種です。

腰のヘルニアが重症化してしまうと歩行困難になる危険性があるので、体重管理と食生活の管理は徹底して行うことが大切です。

また、垂れている特徴的な耳は、耳の中が蒸れやすく、雑菌が繁殖すると外耳炎や中耳炎にもなりやすいので、定期的なトリミングと耳掃除を行い、清潔な状態を保ち予防しましょう。

紹介した通り、ダックスフントは太りやすい犬種のため、必要以上にタンパク質を摂取してしまうと、未消化タンパクとして涙になり涙やけを起こすことがあります。
シャンプーだけで涙やけは改善することができないので、食事量を減らしたり栄養バランスを見直し、タンパク質や脂質が少ない食事を心掛けましょう。

異変を感じたらすぐに病院へ!

犬は犬種による特徴が影響して病気を発症するリスクがあります。
犬は病気等で具合が悪くなった時に異変を隠し通す性質があり、飼い主が異変に気付いたときには手遅れの状態である可能性があります。

普段と比べて食欲がない、身体がかゆそう、息づかいが荒い等、小さい変化でも敏感に察知することが大切です。
動物病院では知識と経験豊富な獣医師、看護師があらゆる方向から病気の特定を行います。たとえ犬自身が元気に振舞っていたとしても、普段とは違う行動が愛犬に見られた時には動物病院へ相談することをおすすめします。

病院によってはエコー等の検査設備を備えているところもあるので、定期的に健康診断をすることもできます。定期健診は積極的に受け、日頃から健康管理に注意することで、愛犬も健康的に過ごすことができるようになります。

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