コラム

犬の爪切り方法を身に付けておこう!

犬の爪も人間同様に日々伸び、月に一度を目安に切り揃えてあげる必要があります。
爪切りはペットショップなどで2000円前後で販売されています。また、トリミングショップや動物病院などでは500円程で爪切りを依頼することが出来ます。

爪切りを嫌がる犬は多いものの、子犬の頃から習慣化させておくと家庭でも済ませることが出来るようになります。

犬の爪切り方法を身に付けておこう!

犬の爪が伸びているのは危険

散歩をする犬犬のお手入れの中でも爪切りはつい忘れがちになってしまうお手入れの一つです。猫の爪と比べると、犬の爪が伸びていることはさほど人間には支障が無い上に、散歩である程度爪が削れていると認識してしまうためです。

本来犬の爪は「肉球からはみ出さない長さ」が理想的です。これ以上伸びすぎてしまった爪は犬の体に以下の様々な負担を生じさせてしまいます。

  • 愛犬が体を掻いた時に皮膚を傷つけてしまう
  • 足を着地した時に爪先が先に地面に付き、肉球の働きを阻害する
  • 体重を支えるべき足のバランスが崩れ、爪先に過剰な負担がかかる

例えばフローリングの床を歩いているとき、爪の長さが適切に保たれている犬であれば足音はしません。これはフローリングとの接地面が肉球であるためです。
しかし、爪が過剰に伸びている犬の場合、肉球より先に爪先が接地するので、歩を進める度にコツコツと爪が当たる音がします。人間でいうとヒールの高い靴を終日履き続けているような状態です。

このような状態で犬は全力疾走をしたり、散歩や飛び跳ねるため、足腰や関節への負担は相当なものになります。負担が継続してしまうと長い年数の中で犬の足腰や関節に不調が出てきます。
また、伸びすぎた爪は巻き爪になり肉球に先端が突き刺さってしまったり、足指の骨格を変形させてしまうこともあります。骨格の異変は発症した後では処置のしようがなく、終生そのままで生活をすることになってしまいます。

犬の爪切り方法

家庭で行う犬の爪切りには2通りの方法があります。

トリミングされる犬一つはトリミングショップでプロが行う方法と同様にテーブルや洗面台などの高い位置に犬を立たせ、足を一本ずつ持ち上げて行う方法です。この方法は犬自身が落ち着きをもって自立していることが必要で、難易度が高いようにも思えますが、大変効率的で短時間で爪切りを終えることが出来ます。
中、大型犬や定期的なカットが必要な犬種の場合は、子犬の頃からこの方法を習慣化させておくとよいでしょう。

ただし、この方法は飼い主自身も正しい補ていの方法や支える手の力加減を身に付ける必要があります。何度も繰り返し練習を重ね、愛犬が最も安定した姿勢でいられる加減を自ら習得しましょう。

もう一つの方法は飼い主が2人がかりで行う方法です。この方法では一人が愛犬を抱きかかえ、もう一人が爪を切ります。噛みついたりして暴れたり、逃げてしまう場合には、抱き上げている手で愛犬の顔をしっかり固定してあげることができるので、家庭でも安心して爪切りを行うことができます。基本的に抱き上げている方の飼い主が愛犬に優しく声を掛け、なだめる役目を引き受けます。

この方法は前足の爪を切る時は、脇に飼い主の手を入れ抱きかかえ、お尻や後肢はだらりとした状態にすることがポイントです。こうすると愛犬はどんなに暴れようにも後肢に力が入らないのでそれ以上過剰な反抗が出来ません。その間に手早く前足の爪を切り揃えます。
後肢の爪を切る時は、飼い主の脇で愛犬の腹部を挟むように抱きかかえます。愛犬の顔が飼い主の背中側に出るような姿勢を取ると、愛犬からは爪切りの様子が見えないので抵抗を抑えることが出来ます。

この方法は基本的には飼い主が無理なく抱き上げることが出来るサイズの犬種に向いた方法ですが、中大型犬の場合は床に座った状態で同様の作業を行いましょう。中大型犬の場合は、愛犬を横たえた状態にさせて爪切りを行うと比較的スムーズに済ませることが出来ます。

愛犬があまりにも過剰に爪切りを拒絶する場合には、以下のようなものを用いましょう。

  • エリザベスカラー
  • 口輪
  • マスク(短鼻種用で顔全体を覆えるもの)

このような製品はペットショップや動物病院で購入することが出来ます。通販でも購入は可能ですが、愛犬にジャストなサイズを用いる必要があるので、可能であれば実際に試着した上で購入するサイズを決めましょう。

犬のお医者さん過剰なまでの拒絶は愛犬にとって本能的な条件反射であり、相手がたとえ飼い主であっても手加減することなく噛みつく危険性があります。その為、愛犬だからと甘く見ていると大怪我を負うこともあります。また、逆に過剰なまでに興奮した愛犬に怪我をさせてしまうこともありお互いに危険を伴います。
専用の器具を使用することで飼い主にも精神的な余裕が生まれる上に、愛犬自身の抵抗や噛みつきに効果がないことを認識でき、次第に抵抗が治まるものです。

爪切りにおける注意点

愛犬の爪を家庭で切る場合の注意点は、以下です。

  • 深爪をし過ぎない
  • 過度な興奮をさせない
  • 爪切り嫌いにさせない

まず犬の爪には白色と黒色の2種類があります。この爪の色は生まれつきのもので、生涯を通じて変わることはありません。全ての爪のうち数本だけが黒ということもありますが、珍しいことではありません。

白い爪は明るい場所で見ると、内側にピンク色の血管が透けて見えます。この血管を傷つけないように血管の先端ぎりぎりの所で爪を切り落とします。
爪を切り進めていくと、爪の中央部分に他とは異なる芯のような部分が見え始めます。この部位が血管の先端であるサインです。この部分を切ってしまわないように、その手前で爪切りをストップします。
切り始める前に横から爪を確認し、どの程度の位置までピンク色の血管が伸びているかを予め確認しておくと安心です。

黒い爪の場合、表面からは血管の位置が見えず、なかなか判断が難しいものです。ですが、切り進めていくうちに中央の芯が必ず見えてくるので、しっかりと確認をしながら切り進めます。

犬の爪は本来肉球からはみ出さない程度の長さが理想的な長さです。その為、肉球のラインを目安に考えても分かりやすいでしょう。

もし出血してしまったら?

爪の中の血管は爪の長さに合わせて伸び続けます。つまり、爪切りを怠ったために爪が本来の長さより1cm長くなれば、血管もその分長くなります。
こうなると、本来の位置まで切り揃えようにも血管が邪魔になり切り揃えることが出来ないという事態が起こります。

また、本来の位置で切り揃えるにも、つい切り過ぎてしまうこともあり出血してしまう危険があります。

犬の爪切り時に出血をしてしまった時は、以下の通り止血をしましょう。

  • 専用の止血剤を患部に押し当て、爪の根元を数秒間強く抑え止血をする
  • 止血剤がない場合はティッシュや脱脂面を患部に当て、爪の根元を数秒間強く抑え止血をする

止血剤が無く出血量が多い場合は、家庭にある小麦粉、片栗粉、線香の灰など粒子が非常に細かい粉末で一時的に代用をすることも可能です。

爪からの出血は大抵の場合数秒で止血できますが、出血による血液特有のニオイに犬が興奮してしまうこともあります。また、体の末端部分は犬にとって急所です。たとえ些細な出血でも犬にとっては相当不快感があります。

出血の後で犬が過剰に爪切りを嫌がる、患部を気にする場合は無理に続行せずに一旦犬を休憩させてあげましょう。おやつなどを与えて気分転換をすることも効果があります。
無理強いをしてしまい犬が爪切りへトラウマを抱いてしまうようになると、今後も徐々に爪切り嫌いが加速してしまうので注意が必要です。

動物病院でも爪を切ってくれます

動物病院犬の爪切りを動物病院で数百円で引き受けてくれていることはあまり知られていないでしょう。
動物病院は愛犬が若く、健康な時はつい疎遠になりがちですが、定期的に通う習慣がついていると、病気の早期発見、早期治療の効果もあります。ぜひ気軽に爪切りの利用に足を運んでみましょう。

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