コラム

犬の体臭、原因を知ってニオイ対策をしよう

この記事は2017年6月30日の記事を再編集しました。

犬と生活をする上で、特有のペット臭にお悩みの方も多いと思います。シャンプーをしているけれど、犬特有のニオイがなかなか消えなかったり、自宅にニオイが染みついてしまっているのが気になるという場合、原因と対策方法を知ることで解決の糸口が見えてくると思います。

犬の体臭、原因を知ってニオイ対策をしよう

ニオイの原因

犬特有のニオイは、皮脂量と体質、皮脂に紛れた汚れが原因と言われています。
たとえば、ビーグルなどの猟犬種は猟の場面で自身の存在を仲間に知らせるために、あえて強い体臭を持っていると言われています。猟の最中に通り過ぎた場所に体臭を残すことで、後から付いてくる仲間の犬に道筋を伝えるためです。

元々猟犬種である犬をペットとして飼う場合、特有の体臭が気になるという方が多くいます。しかし、体臭は犬本来の特質であるため、根本的な解決をすることは難しいものです。

一方、犬種本来の体臭がさほど強くないのに体臭が気になることもあります。よく言われる犬種はシーズー、プードル、ヨークシャーテリア、チワワなどです。
これらの犬種は愛玩犬として輩出されているため、本来強い体臭はありません。しかし、日頃の食事で添加物や脂肪分が多いものばかりを与えていると、皮脂を過剰分泌させてしまい、その皮脂に汚れが付着することで不快なニオイを発してしまうことがあります。

中にはオシッコのニオイが気になることもあります。特に被毛が長い犬種は、トイレシーツでトイレを済ませていても、知らない間に被毛にオシッコが付着してしまったり、お腹がオシッコで汚れてしまうことがあります。

シャンプーする犬ニオイが気になるからとシャンプーをすることがありますが、頻繁に行うことは禁物です。シャンプーをしすぎると、最低限必要である皮脂まで洗い流してしまうことがあるため、乾燥やフケ等のトラブルを招く原因にもなります。
シャンプーは月1回を目安とします。散歩や外出で汚れてしまったり、体臭が気になる時には月2回を目安にしましょう。

犬の体臭が気になる時は、被毛の状態を確認してみましょう。健康な被毛は、根元が軽く立ち上がっていますが、皮脂が過剰分泌されていたり、汚れてしまっている場合は根元がベタ付き、被毛が寝てしまっています。
皮脂分泌が多くなると全体的にベタつきが気になるようになります。こういった時には、食事内容を見直し、シャンプー頻度をやや高め、シャンプーをする際の洗い方を見直すことで改善の見込みがあります。

犬のシャンプーは低刺激なものを必ず選びましょう。洗浄力をアピールした製品もありますが、洗浄力が強いシャンプーは必要な皮脂も洗い流してしまう可能性があります。
低刺激シャンプーでこまめに丁寧に洗うことが、愛犬への負担を軽減してくれ安心です。

部屋に染みついている犬のニオイを取る方法

帰宅時、来客時など、部屋にしみついているペット臭が気になることがあります。部屋に染みついたペット臭の原因は以下です。

  • トイレの残り香
  • 壁紙
  • カーペット
  • 愛犬の寝具

ニオイは見えなく、至るところに染みつきます。部屋掃除をする際には、掃除機で抜け毛掃除をするだけではなく、ニオイ対策も必須と言えます。
ニオイ対策方法は、以下が効果を示します。

  • サークルやトイレトレー等も定期的に洗浄する
  • トイレシーツはこまめに交換する
  • 愛犬のベッドやタオルはこまめに買い替えをする(洗濯だけでは完全にニオイが取り切れないため)
  • ソファーやクッションなど、愛犬が触れる場所にあるものはこまめに洗濯、日干しをし、消臭剤を吹きかける
  • 天気のいい日は換気をする
  • ペット専用消臭剤を使用し、愛犬の生活エリアの招集をする

犬のニオイは生活をしているだけでも室内に染みついてしまうものです。壁紙は難しいですが、カーテンやソファなどの繊維製品は定期的に買い替えが必要になると承知しておくのがよいでしょう。
汚れて臭う犬
また、犬の体臭を軽減させるサプリメントや香水も市販されていますが、何よりも効果的なのは「清潔」な状態を保つことです。シャンプーや香水等で過剰に香りがついてしまうことは、犬にとっては多大なストレスを与えることになってしまうので注意が必要です。

犬のニオイはシャンプーで対策

犬のニオイ対策としてシャンプーはとても効果的です。自宅でシャンプーをする際のポイントは以下となります。

  1. ペット専用の低刺激シャンプー剤を用意する
  2. シャンプー前にしっかりとブラッシングをし、抜け毛や毛玉を取り除いておく
  3. シャンプー前に全身を十分に濡らして、汚れを先に落とす
  4. シャンプーは指の腹を使い、被毛の根元や地肌をしっかりと洗う
  5. すすぎ残しがないように確認しながら、しっかりとすすぐ
  6. タオルドライをしっかりとし、ドライヤーで被毛の根元から乾燥させ、自然乾燥で済ませたりはしない
  7. 首、脇、腹、内股、お尻は乾かし残しになりがちなので、特にしっかりと乾燥させる

シャンプーをしてもニオイが解消されない場合、被毛の表面しか洗えていない可能性があります。ニオイの原因は被毛の根元、皮脂、皮膚にあるので、シャンプーをする際は被毛をかき分け、根元部分にしっかり指が届くように意識して洗うようにしましょう。
また、シャンプー後にドライヤーをせず自然乾燥させてしまうと、生乾き臭が発生して不快なニオイが強まってしまいます。面倒でも必ずしっかり乾燥させるようにしましょう。

柴犬やコーギー、シェルティなどの被毛量が非常に多い犬種は、自宅でシャンプーができても乾燥をさせることが難しいことがあります。春や秋といった抜け毛が多い時期だけでもトリミングサロンを利用することがおすすめです。
季節に応じてプロに依頼し、抜け毛を取り除いてもらうと、その後の自宅ケアがスムーズになります。

一番効果的な方法は生活エリアを区分すること

犬と生活する以上は、完全に消臭することは難しいと言えます。家族は毎日一緒にいるので気にならない程度かもしれませんが、他人からは不快に思われてしまうこともあります。

犬のニオイを染みつかせないためには、生活エリアを区分する方法が最も効果的です。たとえば、自宅の玄関、リビング、客間、寝室には犬を立ち入らせないようにするということです。
散歩へ出る際には勝手口や裏口を利用し、玄関付近には犬を近づけさせないルールを徹底すれば来訪者へのニオイの不快感を軽減することができます。リビングは家族が利用するソファーには犬を乗せないようにし、客間や子ども部屋、寝室などには犬を立ち入らせないように使い分ける方法などもあります。

生活エリアを完全に使い分けることが難しい場合、インテリア選びを工夫することが効果的です。カーテンやタオル、カーペット等は繊維でできているものなので、ニオイを吸収しやすい性質があります。そのため、丸洗いができるものを選ぶのがおすすめです。また、家具等はフローリング調のものを選ぶと、日々の掃除やお手入れがスムーズにできるのでおすすめです。中でもカーテンは特に生活臭の温床となっているので、定期的に買い替え、ニオイの予防対策に努めましょう。

おわりに

犬を飼う家庭にとってニオイの問題はなかなか解決できない難しい課題です。一緒に生活をしていると無意識にニオイに慣れてしまい、どの程度の対策が必要であるか判断にも困るものです。来訪者がペットを飼っているかによっても、感じ方が大きく異なると思います。

家族も来訪者も快適に過ごすことができるよう、ペットがいる以上は何らかのニオイ対策が欠かせないということを意識し、工夫していきましょう。

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