コラム

行動から犬の気持ちを理解しよう!

この記事は2017年6月30日の記事を再編集しました。

犬は人間の会話をほぼ理解していると言われています。犬はとても知能が高く、人間への共感性の高い動物です。人間と意思の疎通を図る手段として、鳴いたり、尻尾や耳を動かすことで意思表示をして感情表現をしています。

共に生活をする中で、このような行動の意味を自然と飼い主も理解しますが、中には読み間違えてしまう例もあるようです。

行動から犬の気持ちを理解しよう!

鳴き声で分かる犬の気持ち

犬は鳴くことで自分の感情や意思を伝えています。鳴き声を聞き分けることで、犬の心理状態を理解していくと、しつけやコントロールがスムーズになります。

犬が鳴くことは、以下のようなシーンで見られます。

  • 甘えている時
  • 怒っている時
  • 興奮している時
  • 恐怖を感じている時
  • 痛みがある時

犬が「怒り、興奮、恐怖」を感じて鳴く声は混同されやすく、感情を読み間違えてしまうことがあります。しかし、この状況はいずれの場合も犬にとっては極限状態であり、理解を誤ることで思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあるので注意が必要です。

たとえば、玄関のチャイムに反応して吠えてる場合には、他人が家へ侵入することを察知し、追い払おうとしていることが理由な場合と、他人の侵入に恐怖を覚え吠えることが理由になっていることがあります。これは一見似ているように思えますが、片方はとても攻撃的です。

無暗に飼い主が抱き上げたり、叱ってしまうと反発して、さらに強く吠えてしまいます。もし来訪者が犬好きだった場合、突然犬に触れようともすれば噛みつきに出ることもあるかもしれません。

また、恐怖で吠えている場合は、飼い主が厳しく叱ってしまうことで犬の恐怖心が増してしまい、パニックを起こしてしまいます。こうなると完全に落ち着きを取り戻すまで鳴き止むことなく、声も大きくなります。

恐怖から鳴いている場合には、飼い主は落ち着き、やさしい声で犬を呼び寄せてあげるようにしましょう。小型犬であれば、抱っこしてあげることで素早く落ち着かせることもできます。中大型犬の場合は、ゆっくりと背中をさすってあげるのが良いでしょう。

このように、犬の心理を読み取ることは、しつけを効果的にするためには必須です。

尻尾や耳で分かる犬の気持ち

犬の感情や行動は全て尻尾や耳の動きにも同時に現れます。

尻尾

犬の尻尾は嬉しい時に振るというイメージがあります。しかし、恐怖や興奮状態である時も尻尾に感情が現れます。
犬が尻尾を振る時というのは、「犬の感情が高ぶっているサイン」なので、嬉しい時もあれば、恐怖や警戒している時でも同じなのです。

散歩中に他犬と遭遇した時、犬が吠えながら尻尾を振る時があります。仲良しの犬に会った時であれば、嬉しさから興奮して尻尾を振ってると考えられます。しかし、場合によっては相手を警戒することから威嚇し、興奮状態になって尻尾を振っているということもあります。

このように、犬が尻尾を振っているからといって「必ずしも好意的な意味ではない」ということが言えます。この行動を読み間違え、尻尾を振っているから好意的だと勘違いして、相手の犬に近づけてしまうと瞬時に喧嘩になることもあるので、大変危険です。

また、犬が自身の尻尾を丸めて後ろ脚の間に挟むような仕草をしている時は、恐怖で極限状態となっているサインです。この時、犬は背中を丸めて耳を垂れ下げているでしょう。
家族以外の知らぬ人物から触られたり、動物病院等で他の動物が近距離にいるような時に、このような仕草が見られることがあります。この時、出来る限り犬をやさしく撫でてあげ、気持ちを落ち着かせてあげるようにしましょう。また、その場をすぐに離れることができる状況であれば、立ち去るようにしましょう。

尻尾を丸めている時は犬がおとなしそうにして見えることから、特に問題を感じることなく過ごしてしまうかもしれません。しかし、そのまま放置してしまうと、次第に犬は追い詰められた状態となり、最終的には攻撃的になってしまう危険性もあるため注意が必要です。

犬は耳でも感情を表現しています。たとえば、飼い主に叱られた時にうなだれるような顔つきで耳が横になることがあります。この表情は、犬が反省していると理解することもできますが、必ずしも叱られた意味を理解できているのかといったらそうではありません。飼い主の剣幕に怯えて恐怖を感じ、降参の姿勢を表していることもあるためです。

こういった時に、「反省した仕草を見せたのに、その後また同じいたずらをした」と飼い主は感じてしまい、「しつけがうまくいかない」「犬が言うことを聞かない」と悩むのです。

しつけは犬を怯えさせるだけでは意味がありません。正しい行動を教えることがしつけのポイントです。正しい行動がとれた時には大いに褒める、むやみに叱らないことを意識してしつけに取り組みましょう。

その他の行動で分かる犬の気持ち

犬は人間と共通言語を持たないかわりに、行動や表情で意思を伝えることができます。いくつか例をピックアップしました。

犬が仰向けになる時

犬が仰向けになるのは、相手への服従、攻撃の意思がないこと、友好的な関係を望んでいること、甘えていることのサインです。仰向けになる行為は、相手を心から信頼し、安心しているという気持ちの表れなので、犬が仰向けになっている時は、その気持ちに応えるようにやさしく接してあげましょう。

子どもや犬に慣れていない人の場合、仰向けになっている犬を乱暴に扱ってしまうことがあります。これは犬の信頼を損ねてしまい、警戒心を煽り、良好な関係を阻む行為です。犬の行動の意味をきちんと理解してあげることが大切です。

犬が飼い主に背中を向けて座る時

犬が飼い主に背中を向けて座ることがあります。また、体を飼い主に密着させたり、寄りかかるように座ることもあります。この行為は、犬が甘えているサインです。

犬が背中を向けるという行為は、相手が背後から攻撃する危険性がないと完全に信頼を置いているサインです。つまり、飼い主に対して自分の信頼を表し、その上で甘えているのです。

寝ている犬この時は犬が甘えたい気持ちに応えるように、飼い主がやさしく撫でる等、対応してあげるとお互いの関係性がより良好になります。

犬が飼い主の顔を舐めようとする時

犬の中にはとにかく飼い主の顔を舐めることが好きなタイプがいます。中には、飼い主だけではなく、他人や他犬にに対しても顔や口元を舐めようとするタイプもいます。

動物にとって相手の口元へ近づく行為は、場合によっては致命傷を負う可能性のある大変危険な行為です。しかし、その行為をあえて取るということは、それだけ相手を信用しているサインです。

母犬は生まれたばかりの子犬の口元を軽くつつき、愛情表現をする習性があります。つまり、犬にとっては本能的に口元を舐める行為が、最大限の愛情表現でもあるのです。飼い主に対して絶大な愛情を伝えたい時に、犬はこの行為をします。

しかし、衛生的や生理的にこの行為を受け止めきれないという方もいると思います。その場合には、むやみに叱ることなく、立ち上がったりして上手に犬をかわし、言葉を掛けたいr撫でることで愛情表現に応えてあげるのが良いでしょう。

犬が飼い主を噛む時

条件反射的に犬が飼い主を噛むことがあります。苦手なことをされた時や叱られた時等、咄嗟に行動に出る上に、力加減をせずに噛みつくこともあります。
しかし、犬は本来とても人間に対して友好的な動物なので、攻撃的な行動に出ることはごく稀です。

犬が攻撃的な行動に出る背景には、過去にとても嫌な経験をした時のトラウマがあり、その経験がよみがえったことで、防衛本能が働き、突発的に攻撃的な行動に出てしまっています。この時無理な行動をすると、犬の防衛本能はますますエスカレートしてしまいます。

まずは何が原因であったのかを見極め、その原因を繰り返してしまわないように注意しつつ、接するように心掛けてあげましょう。

犬と生活をすると次第に性格が理解でき、まるでお互いに共通言語があるかのように意思疎通ができることが、犬と暮らす上での醍醐味とも言えると思います。

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