コラム

チンチラがなりやすい病気

ふわふわとしたまん丸な姿で一躍人気ペットに仲間入りをしたチンチラはまだまだ飼育頭数が少なく、飼育は手探り状態です。特に健康管理や病気に関しては情報が不足しています。チンチラを家族に迎えたら、経験と実績のあるかかりつけ医を見つけ、いつでも相談できる態勢を整えておきましょう。

チンチラがなりやすい病気

こんな兆候が見えたら病気かも

チンチラは夜行性の動物で大変警戒心が強く、日ごろはふれあい遊ぶ機会も少ないでしょう。そのため健康状態の変化を把握することが難しいと感じることもあります。
日々のお世話を通じて
・食欲
・便の状態
・飲水量の変化
を確認し異変を感じた時は動物病院を受診してあげましょう。またいつもは遊び始める時間に動きを感じない、いつもは顔を出す食事の時間に無反応などの変化がある場合も同様です。
受診を迷う場合は
・食事量を計量し増減の有無を記録する
・飲水ボトルに目印をつけ、飲水量を把握する
・便の状態を撮影しておく
という方法をとると、動物病院を受診した際に的確に説明をすることが出来ます。
チンチラが大変デリケートな野生動物です。
・季節の変化
・室温の変化
・生活音
・芳香剤や洗浄剤の臭い
などに影響を受け体調を崩す場合もあります。日ごろから出来る限り刺激を与えないよう心掛けてあげましょう。
ただしペットショップから購入直後に食欲不振、下痢などの症状がみられる場合はすぐに動物病院を受診しましょう。体の小さな動物にとって環境の変化やストレスによる絶食、下痢は脱水症状に直結する危険な症状です。数日様子を見ると悠長に構えずに即日の受診が必要です。

病気について/症状/原因/治療法

チンチラに多い病気と原因は

不正噛合

チンチラに限らずネズミなどの齧歯目全般がなりやすい病気です。歯は生涯をかけて伸び続けますがペットとして暮らす場合、食べやすい食べ物ばかりを摂取しがちになり、なかなか摩耗の機会がない事が原因です。チンチラは草食動物なので干し草やペレットを与えることで多少の予防効果を期待することが出来ます。
すでに伸びている場合や食が進まないなど症状がみられる場合は動物病院で歯のカットを依頼することも出来ます。デリケートな処置なのでチンチラや齧歯目の診察の経験豊富な獣医師に依頼すると安心です。

熱中症

チンチラは南米の山岳地帯で生息をする動物です。厳しい自然環境に耐えうる密集した被毛をもっていることが特徴です。そのため日本のような高温多湿な環境は本来の生態にあわず熱中症を起こすリスクが高い事を承知しておかなければなりません。
年間を通じて室温を管理し、特に夏は23~25度ほどを目安にします。ケージは通気性の良い場所に設置し常に快適な室温になるよう工夫をしてあげましょう。
万が一熱中症を発症した場合はすぐに室温を下げ体温を下げる応急処置を施します。軽度であればうちわや扇風機で風を送り回復することもあります。横たわっている、呼吸が早いなど危険な症状がみられる場合は保冷剤を使用し体を冷やすと効果的です。
数分で回復がみられる場合は安静にさせ様子をみます。回復がみられない場合は冷却を続けつつ動物病院へ至急搬送します。
熱中症は一見回復したかのように見えていても、内臓機能が深刻なダメージを追っている場合もあり油断が出来ない症状です。回復後の食欲、便の状態を確認し不調がみられる場合は動物病院で処置をしましょう。

脱毛症

チンチラは他の小動物に比べ顕著に抜け毛が起こります。春と秋には換毛期があり大量に抜け変わります。ただこのような生理現象的な抜け毛とは別にストレスや食事が原因で抜け毛が起きたり、円形状の脱毛が起こる場合もあります。
チンチラは本来は高知の岩陰でひっそりと暮らす習性をもっています。そのため人間との共同生活には何かとストレスがかかりやすいものです。中には生活音やにおいにさえ過敏に反応をしてストレスを抱え込むこともあります。
もしケージ内に大量の抜け毛があったり、体の一部に脱毛、痒みなど異変がある場合は動物病院を受診してあげましょう。
中には食事や栄養状態が原因で脱毛が起こることもあるので、日々食べている食事も診察の際に持参すると参考になります。
チンチラはまだペットとしての飼育頭数が少なく、専用製品も数多くは販売されていません。そのため手探り状態で他動物のフードを代用することや同じ製品だけを長期間与え続けることもありがちです。この場合、気が付けば栄養バランスが偏る原因になるので定期的な見直しも必要です。

下痢、便秘

排便の状態は健康管理に欠かせない項目です。特に下痢は体調不良の明確なSOSのサインです。下痢が起こる原因は様々あり、ストレスや寄生虫、室温、食事などが多くみられます。原因を特定することは不可能に近いことですが、下痢の程度は都度把握してあげましょう。もし日々下痢の症状が悪化する、改善に向かっていないと感じる場合は動物病院を受診してあげましょう。
緑色の粘膜がまじった下痢はストレス性の症状の場合が多く、思い当たる環境の早期改善が必要です。
下痢と違い便秘はなかなか把握が難しい症状です。トイレや排泄場所を日々掃除する中で、便の量が少ない、出ていないと気が付いた時も動物病院を受診してあげましょう。もしケージから出し室内で自由行動をさせている場合、異物誤飲が原因で腸閉塞を起こすことも考えられます。早期解決には動物病院の受診がかかせません。
チンチラの病気の中にはゲージ越しに様子を確認するだけでは発見できないものもたくさんあります。不調や変化を感じた場合は動物病院を受診し全身の診察を受けましょう。
チンチラのペットとしての扱いにはまだまだ未解明な部分がたくさんあります。病気に関してもより詳細な診断を下すことも可能ですが、手術などの治療法が限られてしまうことから、表面的なアプローチが可能な病気をケアすることに限られてしまいます。
病気や不調は早期発見、早期治療でより負担が少なく完治を目指すことが出来るので、日ごろから健康状態の確認は気にかけてあげましょう。

チンチラの平均寿命はこのくらい

チンチラの平均は10年ほどだと言われています。ただまだまだペットとしての飼育頭数は少なく、参考になるデータが少ない事も現状です。
ペットとして生活をすると医療を受けることが出来、食事の心配もなく、外敵の危険もありません。そのため平均寿命よりも長生きが出来ることもあります。
しかし一方で知識不足や生態に合わない生活環境が原因になって短命に終わる場合もあります。

チンチラが対象となるペット保険について

チンチラを始めとする小動物の加入が可能なペット保険サービスも続々と登場しています。ただ加入条件は犬猫とは異なるので、あらかじめ確認をしておく必要があります。
例えば
・ペットショップから購入時のみ加入が可能(後日可能が不可)
・補償対象となるケースが限定されている
・取り扱い可能な動物病院が限られている
などです。
チンチラは大変デリケートな動物で、環境の変化にも過敏に反応をします。特にペットショップからの購入直後数日は、特に体調が不安定になりやすいタイミングです。自身が飼育になれるまではいつでも気軽に動物病院を受診することが出来るようにペット保険に加入しておくと安心です。

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