コラム

必見!猫の尻尾で分かる感情<喜怒哀楽>

「猫は、何を考えているのだろう?」飼い主さんならずとも、猫好きな方なら一度は考えたことがあると思います。猫飼いのベテランさんの中には、猫の顔の表情から感情を読み取れるという方もいます。

しかし、通常は、耳やひげ、尻尾の動きや鳴き声など、様々な部位等を観察することで、感情を読み取る方法が一般的です。
今回は、その中でも、尻尾を見ることで、感情を読み取る方法についてお話したいと思います。

猫の尻尾

猫はなぜ、尻尾で感情を表すのか

猫は、人間のように言語が発達していないため、コミュニケーションを取る手段が限られています。その中で、体の部位を使って感情を表すことは、生きていく上でも重要な表現方法となっているのです。

人間も喜怒哀楽を言葉以外で表現することがありますね。たとえば、眉をひそめる、物に当たる、飛び上がって(ジャンプして)喜ぶ、ため息が漏れるなどがそうですが、こうした行動はその動作自体が何を意味しているのかが分かるからこそ、少し距離を置いたり、一緒に悩んだり、喜んだり、危機回避やコミュニケーション等を取ることができます。

猫の尻尾の動作に隠された感情を知ることで、人と猫も同様に、今までよりも良い関係を築くことが出来るのです。

では、実際には、どのような動作と感情の関係が解明されているのでしょうか?次章から、喜怒哀楽とその他の感情に分けて、見ていきましょう。

「喜」であるときの尻尾の動き

尻尾をピンと上にあげている

「遊んで~」「撫でて~」など、構って欲しい時や甘えたい時、構ってくれて嬉しいと感じた時になる、尻尾の形です。また、ご飯が欲しいなどの要求をしている時にも、この形になることがあります。

どちらにしても、この形で近づいて来られるということは、猫に信頼されている、好意を持たれていることの証です。

また、尻尾の先だけが前方向に倒れている時には、「おはよう」「こんにちは」などの挨拶の場合もあります。

抱き上げている時に尻尾をゆっくり動かす

リラックスしていて、嬉しいと感じている時の動作です。同じ動作でも、早く動かしている時には、不快を示しています。最初はゆっくり動かしていたのに、早く動かし始めたら、“もう飽きた”“開放して”の合図です。サインを見逃さないようにしましょう。

前足に尻尾を巻きつける

この状態になった場合、リラックスしていて、暫くはそのままで居たいと思っています。

膝の上などでこの状態になった時には、暫くお付き合いしてあげると良いでしょう。しかし、そのまま寝てしまう可能性もありますので、飼い主さんとしては嬉しい反面、困ってしまうかもしれませんね。

「怒」であるときの尻尾の動き

尻尾が膨張して毛を逆立てている

「たぬきの尻尾」などと形容されることもある、ボワッと膨らんだ状態の尻尾になったら、威嚇をしているサインです。

このサイン、同じ威嚇でも、尻尾の向きにより「防御」と「攻撃」の2種類があります。

まず、尻尾が上向きの場合は、防御がメインの威嚇です。尾を立たせ、体の毛を逆立てることで全体を大きく見せて、相手の戦意を喪失させて追い払おうとしているのです。

逆に、尻尾を下向きにしている場合は、攻撃体勢に入っている威嚇になります。相手より優位に立っている猫、強気の猫がみせる動作で、相手が降参しないなら、攻撃する気が満々です。

尻尾を根元からぶんぶん振っている

これは、犬ならば嬉しいという感情を表す動作なのですが、猫の場合は違います。

尻尾を立てていたとしても根元からぶんぶん、座っていても根元からバタバタといった感じで尻尾を振っている時は、イライラしているサインです。

最初は猫から甘えてきたとしても、この動作が始まったら「もう構わないで」のサイン。すぐに構うことをやめないと、猫に引っかかれたり噛まれたりすることもありますので、注意が必要です。

尻尾を持ち上げて山のような形にする

何かに驚くなどして、攻撃態勢に入ろうとするときにみせる動作です。このあと、より攻撃的な気持ちになると「たぬきの尻尾」状態になります。

「哀」であるときの尻尾の動き

尻尾を後足で挟むようにして体に沿わせている

これは何かに怯えているときにみせる動作です。見るからに強そうな猫に威嚇された時や、雷などの大きな音を怖いと思った時に、この動作を見せます。

猫はこの時パニック状態となっていることが多いので、怖がり可哀想と不用意に触ったり抱き上げようとすると、引っ掻かれたり噛まれたりすることもあります。優しく高い声色で「だいじょうぶだからね」などと声をかけてあげることで、平常心に戻るのを待ちましょう。

また、仰向けに膝の上などに抱えた時などに、お腹にしっぽを沿わせていたら、嫌がっている証拠です。この動作を見せたらすぐに開放してあげてくださいね。

尻尾を力なく下げたまま歩く

体調が悪かったり、気分が優れなかったりしたときにみせる動作です。叱られたと感じると、こうなることもあります。

叱ったなどの原因が無いときに、この動作が見られたら、病気やケガなどをしていないかよく観察するようにしましょう。

尻尾を小刻みに振って体を丸める

引越しや模様替え、同居人や動物が増えるといった環境の変化に不安を感じたり、それ以外の漠然とした不安に苛まれたりといった、落ち着かない気持ちになっている時の動作です。

ストレスを感じている証拠でもありますので、原因を探して、少しでも不安を取り除けるようにしてあげましょう。

「楽」であるときの尻尾の動き

立てた尻尾を前方向に弓状にしならせている

これは、楽しい気持ちが高ぶって、興奮している時にみせる形です。子猫同士が取っ組み合いをして遊んでいるとき、動くおもちゃなどを与えた時などに見ることができるでしょう。

あまりに興奮している時には、不用意に手を出すとケガをすることもありますので、注意が必要です。

その他の尻尾の動き

尻尾の先を1回~数回振る

名前を呼んだり声を掛けた時にこの動作をした場合、それは寛いでいる時に見せる返事です。ほとんどが寝た格好の時にこの動作をし、起き上がったり、声で返事するのが少し億劫な時にすると言われています。しかし、呼びかけには応えたいという気持ちの表れでもあるので、ここは好意的に捉えてあげましょう。

また、別の意味合いも持っています。猫が座っている状態の時に声を掛けていないのに尻尾の先を1回~数回振る場合は、何かを発見した、物音を察知した等、興味の対象を得たことによってこの動作が出ている可能性もあります。

座った態勢で縦に尻尾を振る

考え事をしている時にみせる動作で、バタバタと音をさせることもあります。次に何をしようかといった、思案をしているのです。考えがまとまると、動作をやめて移動する、その場で寝るなど、次の行動に移ります。

おわりに

尻尾の動きを読み取ることは、喜怒哀楽の感情だけでなく、病気などを発見する手立てにもなります。

猫の性格によって尻尾にすぐ反応が出る子、反応が大らかな子等様々なので、飼われている愛猫が日頃どの程度で反応しえちるのかを見極めることも大切です。
その上で、ぜひ今回の尻尾の動きを参考にして、飼い猫とのコミュニケーションを深めて頂けますと幸いです。

余談ですが、この尻尾の動きから見る感情には、実はまだ解明されていない部分がたくさん残されていると言われています。
尻尾の動きを観察することで、新たな感情表現を発見することができるかもしれないと考えると、楽しくもありますね。

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