コラム

猫の口内炎は重大な病気

この記事は2016年7月20日の記事を再編集しました。

ある日突然できる口内炎。口内炎は小さいものですが、生活の中で不快感や痛みを感じるものです。
口内炎は人間だけではなく、猫たちも同じようにでき、口内炎に苦しむケースが報告されています。

今回は猫の口内炎についてのお話です。

猫の口内炎は重大な病気

猫の口内炎の症状

猫の看護師のキャラクター猫は1日に数回大きなあくびをしますが、口の中をまじまじと覗くことはなかなかできません。小さい口ですし、あくびをする一瞬で口内の健康状態を判断することは至難の業と言えます。もちろん、何分もの間口を開けた状態で観察させてくれるような猫もいません。

猫の口の中をチェックするには、毎日の気遣いやお世話をする際に、見るポイントを観察することで症状を確認できることがあります。

日常生活の観察

まず見ておきたいのが「日常生活」です。猫が普段と変わらず食事をしているか、排泄をしているか、元気に動き回っているかどうかを注意して見てみましょう。

口内炎だけに限りませんが、普段の生活と違うところがある場合には、何かしらの病気が隠れていることがあります。

口臭のチェック

口内炎のチェックをする上で重要なのが「猫の口臭」です。

膿んだような悪臭があったり、ヨダレで口周りがベタついている場合は、口内炎の痛みによって口を開けることを嫌がっているために起きている可能性があります。異変を感じたら獣医師へ相談しましょう。

口内炎が悪化してしまうと、猫は痛みに苦しみ、口を開けることを嫌がります。そのため、食事をすることを避けるようになり、食事回数が減少し、水を飲むことも少なくなってしまいます。

口内炎の症状が悪化することは、治すことが難しいだけではなく、それ以外の病気を引き起こす原因にもなりかねません。病気になってしまうと、最悪の場合は命の危機を招く可能性も出てきます。猫の口内炎は、人間以上にデリケートで深刻な問題なのです。

口内炎の原因

口内炎がなぜできるのかというのは、現代医学ではまだ解明されていません。しかし、主に細菌の働きが原因となっているのではないかと考えられています。

口内に溜まる食べかす、歯にへばりついた歯石や歯垢は、細菌にとっては最適な住処です。

猫は前足をとても器用に使います。しかし、人間のような使い方をできるわけではないため、前足と口を使うことが多いです。そのため、硬いものや尖ったものを口へ入れてしまった際に、口内に傷ができてしまうことも少なくありません。
そして、一般的に猫はきれい好きなため、舌で舐めるように毛づくろいをします。この時に、細菌を口内へ入れてしまうケースが考えられています。

細菌が口内に入っても、通常は猫の免疫力によって細菌の活動が抑止されますが、口の中に傷があったり、猫が体力的に弱っている場合には、その一瞬を突いて活発になり、患部に炎症を起こします。

人間同様に、体調が万全でないと免疫力が低下するので、口内炎が発生する危険性が高くなることを覚えておきましょう。

猫の口内を健康に保つ、予防方法

猫に異変を感じても、自宅ケアが可能な範囲であればそのままにしてしまう飼い主さんもいると思います。しかし、「様子を見てから病院を受診する」という判断が、最悪の場合命取りとなることも忘れてはいけません。
歯ブラシする猫
猫の様子がいつもと違うと感じた時は、動物病院を受診することが一番です。実際に病気を患っていなくとも医師に診てもらうことは安心につながります。口内炎の場合は、抗生物質などを処方してもらうこともできます。衰弱してきている場合には、点滴を打つなど、迅速な処置をしてくれる頼もしさもあります。

口内炎の予防方法

猫の口内炎を予防するために、近年ペット用のデンタルグッズの種類が増えています。

歯磨きをすることが大切ですが、猫によっては歯ブラシに抵抗がある子もいると思います。そういった場合は、飼い主さんの指にガーゼを巻き、歯の表面をこすってあげるだけでも歯磨き効果があると言われています。
そしてこの時、猫用の歯磨き剤を使用してあげると予防効果が上がると言われています。

自宅で予防対策ができるのが望ましいですが、難しい場合は動物病院で歯石除去をしてもらうことがおすすめです。猫が口内炎に苦しまないためにも、予防対策はとても大切なことなのです。

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