コラム

猫を飼うなら知っておこう!猫に保険が必要な理由

この記事は2017年6月30日の記事を再編集しました。

ペットとして猫を迎える時、フードやトイレ、爪とぎやおもちゃの費用は計算しても、万一の怪我や病気の費用までは考えないことが多いと思います。しかし、一生涯の中で「一度も病院のお世話にならないペットはいない」と言っても過言ではありません。

今回は、猫に保険が必要な理由を様々な角度から見た、知って得する保険のお話です。

猫を飼うなら知っておこう!猫に保険が必要な理由

猫に保険が必要な理由

猫の高齢化

近年社会的に高齢化が懸念されていますが、昔と比べると猫の寿命は延びており、高齢猫が増えていることはご存じでしょうか?

野良猫の寿命は長くても2~5歳と言われています。しかし、ペットとして家庭内で飼育されている猫の平均寿命は15.04歳と言う結果が、2016年日本ペットフード協会より発表されています。
野良猫と比べるととても長生きに感じますが、これはあくまでも平均値です。中には20歳を越える猫も珍しくないのが現状です。尚、猫は7歳からシニア期とされ、9歳以降の猫は高齢猫と言われます。

高齢になることで病気になる確率が増えるのは当然のことです。昔は考えられなかった糖尿病や認知症のような、人間と同じような病気が猫にも増えてきているのです。

室内には危険がいっぱい

現在、猫を飼育する際には「完全室内飼育」が推奨されています。猫には室内飼育が適している習性があります。また、猫を外へ出すことは、交通事故や野良猫との喧嘩、病気感染や近隣トラブル等に巻き込まれる可能性もあるためです。

しかし、室内が必ずしも絶対的に安全領域であるかと言えばそうでもありません。編みかけの毛糸をおもちゃにして遊んでいたら絡まってしまった、元気にジャンプしたら首輪が引っかかってしまった、食品ではないものを口にしてしまった(誤飲)、タンスから飛び降りようとしたら着地に失敗してしまった等、室内でも様々な要因で怪我をすることがあります。

家計の事情

猫が病気や怪我によって病院で治療を受ける時、その費用がどの程度かかるのかを知らない場合、きっとその請求金額に驚くことになると思います。

動物は人間と違い、国保や健保というものがないため、自由診療になります。すなわち、完全自費精算ということです。治療が軽いものであれば数千円、手術等を含むような大掛かりな治療になる場合には数十万円になるほど医療費の金額には幅があります。そのため、高額医療費を支払うことによって家計がまわらなくなってしまうことも想定されているのです。

猫が怪我や病気をした際の治療費について

では、実際治療にはどの程度の費用が必要になるのでしょうか?
猫が実際にかかった病気や怪我に焦点をあてて、検証してみましょう。

猫に多い誤飲の一例

猫が異物を飲み込んでしまった場合や、その可能性がある場合、血液検査・レントゲン(バリウム造影)・超音波検査等を通して異物を確認します。
その上で、内視鏡を見ながら摘まみ出す、できない場合には開腹手術をすることになります。(毒物等を飲み込んだ場合には、胃洗浄が必要)

費用は、全身麻酔で内視鏡かでの摘出を行った例で、約20万円。また、開腹手術をしたケースでは、約60万円とこうがくになったこともあります。

その他「催吐処置」と呼ばれる、薬の副作用を利用して吐かせる方法が現在も多くの病院で選択肢として残っています。その理由は、迅速に対応できること、そして費用が数万円と安いことにあります。

しかし、催吐処置は猫に苦痛を強いる方法です。体への負担が少ないという見解もありますが、人間の場合には通常用いられない方法です。
副作用で胃潰瘍になった・途中で異物や吐瀉物が詰まった・呼吸困難に陥り死亡した等の例があることから、今日ではリスクを考え、第一候補としない獣医師も増えています。

悪性リンパ種の一例

悪性リンパ腫とは、血液の癌で、白血球の一種であるリンパ腫が悪性化(癌化)してしまう病気です。手術によって腫瘍部分を取り除く治療が必要になります。

しかし、手術前に血液検査・血液生化学検査・病理組織検査・X線撮影料・X線診断等の検査が発生します。そのため、治療費が診察料と検査費用、麻酔・手術・入院費と膨らみ、総額70万円を超える費用が発生したという例があります。

胃腸炎の一例

診療を受ける猫胃腸炎には急性と慢性があり、急性は下痢や嘔吐を繰り返し、脱水症状が見られるようになります。慢性は急性よりも軽い症状が出ては治まり、また出るということが繰り返し起こります。その他、ウイルス性のものは免疫力が低下し、死に至ることもあります。

軽度であれば、5,000円~2万円程度、手術が必要となると30万円以上の費用が必要となることがあります。

甲状腺機能亢進症の一例

甲状腺ホルモンが過剰に作られてしまうことによって起こる病気です。食欲旺盛・活発になる等、一見元気に見える症状が最初見られます。しかし、進行すると食欲不振・下痢・嘔吐・呼吸困難等の症状が現れます。
予防手段がなく、早期発見が重要な病気です。

甲状腺機能亢進症を発見するためには、血液検査やレントゲン、心電図、超音波(エコー)による検査が必要になります。検査の結果、悪性腫瘍が見つかった場合には外科手術で取り除きます。
腫瘍は通常良性であることが多く、食事療法や服薬中心の治療方法が選択されます。

検査費用は2~3万円かかるのは共通しています。食事療法の場合は、月額5,000円程度・投薬の場合も同額程度となりますが、これを一生涯続けることになります。
手術治療をする場合には、麻酔や入院費用が必要となるので、10~30万円程の費用が必要となります。術後は完治することもありますが、手術をする際の麻酔による事故や咽頭麻痺を起こす可能性等、リスクがあることから一長一短と言えます。

ペット保険に入りたくても入れないこともある?

あくびをする猫ここまで見てみると、猫に保険が必要な理由が分かってきて頂けるかと思います。

子猫の頃は病気等にはなりにくいかもしれませんが、元気で活発なことから怪我や誤飲に注意が必要です。
そして、今回紹介はしていませんが、外耳炎や膀胱炎、肺炎、椎間板ヘルニア等の病気は、年齢に関係なく発症する可能性がある病気です。

猫のシニア期は7歳からとお伝えしましたが、平均寿命が15歳と考えると、一生のうち半分以上を高齢猫として過ごすことが見えてきます。そのため、糖尿病・心臓病・認知症等、人間と同じく高齢になる程心配な病気にも注意しなければなりません。

しかし、人間の保険と同じように、猫が入れるペット保険にも各社差がありますが、年齢制限が設けられています。ペット保険へそろそろ入ろうと思った時には、既に加入年齢の制限を過ぎてしまっていたということもあります。

また、病気によって動物病院で治療費が高額になってしまった経験から、保家の必要性を感じて加入しようという場合、年齢制限をクリアできていても加入拒否をされてしまうことも考えられます。

保険会社は「加入時にペットが健康であること」を条件としていることが多いです。そのため、過去に病気を経験している場合は「健康ではない」と判断されてしまい、加入拒否をされてしまうのです。
一部の保険会社では加入できることもありますが、「加入前に治療した疾患は保険の補償対象外」とする条件が付いてしまいます。

このようなことから、総合的に考えると保険は若く健康なうちに加入しておくのが安心と言えるのです。

数ある保険会社で設定されている年齢制限の上限が一番低いのは「8歳未満」、上限が一番高いのは「12歳11ヵ月」となっています。保険検討をする際には、必ず年齢制限を確認するようご注意ください。

おわりに

小さくてかわいい猫は、病院での治療費も小さくてかわいい金額と思ったらとんでもないことがお分かり頂けたかと思います。

それでもいつ使用するか分からないペット保険へ加入するのなら、その分を貯蓄にまわしたほうが良いと考えることもあるかもしれません。

しかし、人生にはいろいろな節目や行事があり、少し贅沢したくなるシーンが出てくるものです。その時にペットのために貯めていた貯金を取り崩してしまったというケースも、貯蓄派の失敗談として聞くこともあります。

また、まだそれほど貯金が進んでいない状態の時に、猫が大病を患う可能性も否定できません。そうした時、治療費のことが気になり、満足な治療をさせてあげられなかったとしたら…?

ペット保険には月々460円からのリーズナブルなものもあります。これは高額になりがちな入院費用にのみ特化した保険です。他にも1,000円台・2,000円台のものも多数ありますので、安心のためにもぜひ一度ペット保険の比較検討をしてみることをおすすめします。

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