コラム

猫同士の喧嘩によるケガと予防対策

この記事は2016年6月29日の記事を再編集しました。

猫を自由に放し飼い状態にし、外と家を自由に行き来できるようにしている家庭もあると思います。しかし、外から帰ってきた猫が気づかないうちに少し出血していたり、足を痛そうに引きずっていることはありませんか?

きちんとした環境下で室内飼育をすれば、ケガをすることが回避できます。しかし、放し飼いにしているとケガをして帰ってくることがあります。

動物の健康に関してあまり知識がないと、多少のケガや出血であれば自然治癒するだろうと考える方もいるかもしれません。しかし、猫はあくまでも小さい動物です。血液量も人間と比べてとても少なく、少しの出血でも猫の体調や健康へ大きな影響を与えることを認識しておく必要があります。

やんちゃな愛猫のケガには注意

猫同士の喧嘩はケガの一番多い原因

猫がケガをする原因で一番多いのは、猫同士の喧嘩です。
特に、オス猫は要注意です。オス猫は、発情期になると気分が高揚し、互いに威嚇し合うことがあります。この時に、噛み付いたり、爪で引搔いたりすることで切り傷ができ、出血が起こります。その他、喧嘩によって打撲などのケガをする可能性もあります。

春先になると、外で猫同士が普段とは違う鳴き声を掛け合っているのを聞いたことはありませんか?

これは発情期になり、オス同士やオス猫とメス猫がお互いの存在を強くアピールしているための行動です。オス同士で鳴き声を掛け合っている場合、メス猫を取り合っていることが多く、オス猫とメス猫で鳴き声を掛け合っているときは、オス猫がメス猫へアプローチをしていると考えられます。

しかし、この行動がうまくいかない場合、相手を引搔いて諦めさせようとします。猫は、肉食獣としての本能が強く備わっているため、暴力で相手を排除するという行為は頻繁に起こるのです。

発情期の季節は、猫が外出から戻ってきたときに、ケガをしていないかチェックをするようにしましょう。

ケガの症状としぐさを見逃さないように要注意

日々猫の様子を観察していても、人間には猫のケガをすぐに判断できるものとは限りません。
飼い主がペットの変化にいち早く気付くためにはどういった点に注意したら良いのでしょうか。猫の健康を守るためにも見逃さないようにしましょう。

目に見て一番分かりやすいのは、出血です。切り傷は一目見れば分かりますし、猫の被毛に血液が付着していることもあります。場合によっては、血が付いている傷を猫が舐めていることもあります。

猫の毛が抜け、皮がめくれてしまっている時は大きな傷ができています。これは喧嘩によってひどい外傷を負わされた、または他の要因で大きな傷ができていることが考えられます。
怒った猫
目立つような大きな傷等が見られなくても、たとえば足を引きずっているような様子がみられたり、ご飯を食べない、元気がなくうずくまっているような時は、猫がケガをしていないか注意深く見るようにしましょう。

ケガをしていると体温調節がうまくできず、熱を出してしまうこともあります。
傷に触れてしまうことがないよう、やさしく触れるようにしながら状態の確認をしましょう。

猫のケガ、予防対策

猫がひどいケガをしないようにするにはどういった予防対策が必要でしょうか。

室内飼育をする

まず一番簡単なのは、猫を外出させないことです。近年、猫の完全室内飼いが訴えられていますが、外に行けないことで運動不足になったり、ストレスを溜める猫もいます。

完全室内飼育のためには、幼い頃から外出をさせることを避ける必要があります。運動不足になってしまわないか気になるかもしれませんが、キャットタワーやおもちゃを用意してあげることで、運動ができ、ストレスを抱えないようになります。

完全室内飼いは、外で事故に遭ってしまう可能性もなくなり、猫にとっても安全です。

去勢手術をする

猫は、発情期になると感情が非常に高ぶり、これが喧嘩の大きな原因にもなっています。そのため、去勢手術をすることがおすすめです。

去勢をするとホルモンの影響が薄まるので、喧嘩をすることがかなり減ります。そのため、ケガの要因を減らすことができ、不慮の妊娠や出産も起きなくなるので、できる限り去勢手術はするようにしましょう。

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