コラム

その猫きれい♪と言われる猫のお手入れ方法

インスタグラムなどのSNSを見ると、まるでタレント猫ちゃんのような、きれいで愛くるしい猫の写真をたくさん見ることができます。

若い猫だからでしょうか?それもあるかもしれません。でも、猫はいくつになってもお手入れ次第で、きれいでいられるものなのです。
今回は、きれいと健康のためにできる猫のお手入れを、部位別にご紹介したいと思います。

その猫きれい♪と言われる猫のお手入れ方法

猫のお手入れの前に知っておきたいこと

猫は、基本的にはお手入れを自分でする動物です。柔軟な体を活かして全身をグルーミング(被毛のお手入れ)したり、肉球の汚れを舐めとったり、古い爪を爪とぎや口を使って剥がす等をして清潔に保つのです。

そのため、何らかの疾患を持っている猫以外は、シャンプーなどを頻繁にしなくても臭うことがありません。ここが犬とは違うところです。

では、お手入れをしなくても良いのかと聞かれれば、やはりお手入れは大切なものになります。その理由として、普段からお手入れをすることは、体の変化にいち早く気づくことができ、病気や怪我の早期発見に繋がるということが挙げられます。

その他にも理由があります。それについては、各部位のお手入れの方法と一緒に解説していきますので次章以降をご覧ください。

被毛のお手入れ方法

被毛のお手入れはなぜ必要なのか

猫のお手入れの中でも、頻繁に行いたいものが被毛のお手入れです。このお手入れのことを一般的には「グルーミング」と呼び、ブラッシングやシャンプーを含めた被毛のお手入れ全般のことを指します。

被毛のお手入れがなぜ大切かというと、猫は被毛を舐めることで清潔を保ちますが、その時に抜けた被毛も口の中に入り、飲み込んでしまうからです。

飲み込んだ被毛は、通常であれば排泄物と一緒に体外に排出されます。しかし、胃腸の機能を超える程の量、被毛を飲み込んでしまったり(特に長毛種は注意)、体調の状況によっては体外へ排出することができず、胃腸の中に残ってしまうことがあります。

排泄できなかった被毛は腸の中にどんどん溜まっていき、腸を詰まらせてしまいます。そうなると病院で治療してもらうしかなくなり、外科的な手術をして取り除かなければならない例も少なくないのです。

グルーミングの方法<ブラッシング>

お手入れはブラッシングが基本です。毛並みに沿って、猫にあったブラシで皮膚を傷つけないように優しく全身をブラッシングします。 

順番としては、猫が触られて喜ぶ後頭部から首に掛けて最初にブラッシングし、その次に背中、そしてその流れで尻尾、最後にお腹や胸部分に移行します。お腹や胸部分はデリケートな部分でもありますので、特にやさしくブラッシングしてください。

また、猫は長時間の拘束を嫌うので、全体のお手入れは2~3分以内に留めるようにし、できなかった部分はまた時間を置いてするなど、工夫をするようにしましょう。無理にブラッシングをすると、「ブラッシング=嫌な行為」と思われてしまいます。

ブラッシングは毎日の習慣にするのが望ましいです。特に長毛種は、ブラッシングを怠るとすぐに毛玉になってしまいますので注意しましょう。

毛玉のようになってしまった際には、ブラシで無理に解くようなことは避けましょう。無理に解こうとすると皮膚にダメージを与えてしまう恐れがあるので、解くことが難しい場合には毛玉部分のみをカットするようにしましょう。

グルーミングの方法<シャンプー>

シャンプーに関しては、年に1回~数回でも大丈夫です。あまり頻繁にすると、皮膚の保護に大切な皮脂を過剰に取り去ってしまうことになり、逆に皮膚炎などの原因になってしまいます。多くても月1回程度に留めるようにしましょう。

シャンプーをする猫シャンプーの仕方は、まずは洗面器などにお湯をため、そこに猫を入れ、足部分からお湯を掛けるように全身を濡らすことから始めます。

シャンプーは、人間用は刺激があるので必ず猫専用のものを使用し、手のひらで泡立ててから、顔や耳にかからないように、その他の部分をやさしく擦るように洗います。

洗い流す際、シャワーを使うとシャワー音を怖がることもあるので、様子を見つつ難しいようであれば、洗面器のお湯を何度も取り替えるような形で洗います。

頭からシャワーを掛けるようなことは避け、顔や耳には水がかからないように注意しましょう。シャワーを使う場合には、体のごく近くまでシャワーヘッドを持ってくるようにし、水流を強くならないように注意しながら洗い流しましょう。シャンプーが残っていると、皮膚炎などの原因になりますからよく洗い流してください。

グルーミングの方法<タオルドライ・ドライヤー>

シャンプーが終わったら、手で軽くしごくように水気を取った後、タオルなどで体の水分を取り除きます。吸水性が通常のタオルより格段に良いタオルなども市販されていますので、それを利用すると乾きを早めることができるのでおすすめです。

重要なことは、自然乾燥をさせないことです。暑い時期は、自然乾燥であれば涼しく気持ち良いだろうと思うかもしれませんが、生乾きになってしまうと雑菌が繁殖する手助けをしてしまっているのと同じことになります。

また、長毛種の場合には、被毛がフエルト化して塊になってしまうこともありますので、必ずドライヤーで完全乾燥するようにしましょう。

ドライヤーを掛ける際には、風量は弱でやけどしないように注意しながら、被毛に空気を含ませるように手で被毛を逆立てると早く乾きます。

なお、ドライヤーの音を怖がる猫もいますので、シャンプーを実行する前にドライヤーの音に慣れてもらうことも重要です。難しいようでしたら、音の静かなペット専用ドライヤーなども市販されていますので、検討してみてください。

耳のお手入れ方法

耳のお手入れはなぜ大切なのか

耳のお手入れは、なんとなく恐いというイメージがあるかもしれません。人間の耳と形が違うので、どこまでお手入れして良いのか解らないことが原因だと思われます。

しかし、お手入れをしないことが耳ダニや外耳炎の原因になることもありますので、これを機会に耳のお手入れにもチャレンジしてみてください。

耳掃除の方法

猫の耳は基本きれいですので、毎日のお手入れは必要ありません。しかし、見た目にも汚れが分かるようになった時には耳掃除をしてあげましょう。

耳掃除は、ティッシュや清潔なガーゼを使って行いましょう。水や耳掃除専用ローションをティッシュやガーゼに付け湿らせます。これを小指に巻き付けて、見える部分の汚れをやさしくふき取りましょう。
※耳掃除専用ローションは、動物病院等で販売されています。

耳の中を無理に掃除すると、汚れを押し込んでしまったり、猫が急に動いたりした時に危険ですので、無理はしないでください。同様の危険性から、綿棒での掃除も推奨出来ません。耳の奥まで汚れが確認出来る場合には、動物病院で診てもらうようにしましょう。

また、黒い汚れが大量にあったり耳が臭かったりした場合には耳ダニ(耳疥癬)、耳垢が溜まっている場合は外耳炎の可能性もあります。疑わしい場合には、診察してもらうようにしましょう。

肉球のお手入れ方法

肉球のお手入れはなぜ大切なのか

肉球は、猫が行動するのに必要不可欠なものです。肉球がクッション代わりとなり、移動時に足を保護したり、音をさせないで歩いたりすること(狩りには必須)が可能になるのです。その他、全身から汗の出る人間と違い、猫は肉球部分から汗を流すことで体温の調整もします。

肉球は、猫が健康でいるための大切な体の一部分なのです。

そのため、猫は普段から肉球を熱心に舐めてお手入れするのですが、お手入れが間に合わないほど肉球が荒れてしまうことがあります。そうなりますと、人間のあかぎれ同様ひび割れて痛みを伴うようになってしまいます。

外にも行く猫は、アスファルトなどにより肉球が荒れることが多いですし、完全室飼いの場合にも、何らかの原因で荒れることがあります。肉球が荒れた場合、他のなんらかの病気の予兆である可能性もありますので、ひどい時には受診も視野に入れることが必要です。

肉球のお手入れ方法

肉球は、普段は猫自身がお手入れしていますので、頻繁にする必要はありません。健康な猫なら、しないでも大丈夫です。しかし、汚れてしまった時には、濡れテッシュで拭く程度はすると良いでしょう。

また、肉球が角質化して固くなりますと、フローリングなどでは滑りやすくなり危険です。肉球専用のクリームが市販されていますので、気になるようでしたらマッサージをする要領で、すり込むようにつけてあげてください。

鼻のお手入れ方法

鼻のお手入れはなぜ大切なのか

猫は猫風邪などを引きやすく、鼻水も出ます。そのままにしておくと固まって、呼吸の妨げになることもありますので、そうなる前のお手入れが大切です。

鼻のお手入れの方法

健康な猫は鼻先が湿っています。この状態の時にお手入れをする必要はありません。必要な時は、鼻水がついていたり汚れがあったりした時になります。

鼻水や汚れを拭き取る時に、乾燥したままのテッシュなどを使うことはおすすめできません。デリケートな鼻を傷つけてしまう可能性があるからです。

拭き取りには、水で湿らせたガーゼやコットン(化粧用のものなどでも可)が最適です。鼻の周りをやさしくスライドさせるように動かして拭き取ります。鼻をつまむようなやり方は厳禁です。必ず片方の鼻は呼吸できるように確保してあげてください。

また、鼻水が固形化したり、何かが付着している場合は、無理に爪で挟んで取り除こうとすると皮膚にあめーじを与えてしまうことがあります。動物病院で取り除いてもらうのが好ましいでしょう。

おわりに

猫と女の子猫のお手入れは、無理やりすると次から拒否されるようになり、上手くいきません。お手入れが猫のストレスになってしまっては、逆に心身に悪い影響が出てしまうこともあります。それでは本末転倒です。

そこで、猫が好むように仕向けながら、徐々に慣れてもらうことも大切です。毎日のスキンシップのひとつとして、上手くお手入れを取り入れてあげてくださいね。

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