コラム

放置は危険?!猫が下痢になる原因

この記事は2017年3月28日の記事を再編集しました。

猫が排泄後、トイレを見てみたら泥状や水状のうんちがあった…。猫を飼っていれば、一度は経験したことがあると思います。
下痢症状は様々な原因が考えられますが、見過ごすと危険なこともあります。

今回は「食べ物」「病気」「その他」の3つのカテゴリーから、その原因を探ってみます。

放置は危険?!猫が下痢になる原因

食べ物が原因の下痢

  • 食べ過ぎ
  • ご馳走フードやおやつなど、普段よりもたくさん食べた後、下痢を起こすことがあります。

  • 誤飲
  • ビニールや紐など、異物を飲み込んでしまったり、殺虫剤やワックス、洗剤などが体に付着しており、それを舐めてしまったことが原因となることもあります。

  • 人間の食べ物を食べさせた
  • 人間の食べ物には、猫が食べると危険なもの(ネギやチョコレートなど)があります。塩分や脂分なども多く含まれるため、これらが原因となって下痢を起こすことがあります。また、牛乳に耐性のない猫もいます。

  • ペットフードが合わない
  • フードを変える場合、通常は少しずつ以前のフードの割合を減らしていく方法となりますが、急に新しいものに変えたとき、下痢を起こすことがあります。また、新しくしたフードの成分が合わなかったということも考えられます。

  • アレルギー反応するものを食べた
  • フードの中にアレルギーを起こす成分が配合されていたり、拾い食いをした際にアレルギー症状が出て、下痢を起こすことがあります。

  • 細菌の入ったフードを食べた
  • 生魚、生肉をそのまま食べたり、汚れている食器や手でフードを扱ったことから、サルモネラ菌や大腸菌、カンピロバクター属菌をはじめとする細菌が猫の体内に入ったことが原因で起こった食中毒であることもあります。

病気が原因の下痢

  • ウイルス感染
  • 猫風邪(上部気道感染症)と呼ばれるカリシウイルスなどによる感染症、猫エイズウイルス感染症(FIV)、コロナウイルスによる猫伝染性腹膜炎(FIP)、猫伝染性腸炎や猫汎白血球減少症と呼ばれる、ネコパルボウイルス感染症(FPV)などによるものがあります。

  • 寄生虫や原虫がいる
  • 回虫・鉤虫・ウリザネ条虫・マンソン裂頭条虫などの寄生虫や、コクシジウム・ジアルジア(ランブル鞭毛虫)・トリコモナスなどの原虫に寄生されることによるものがあります。

  • 内臓疾患
  • 大腸炎や胃腸炎、膵炎(すいえん)や、下部尿路症候群や腎不全などから発症する、尿毒症腸管浸潤症候群(リーキーガット症候群/LGS)などの症状が、一つの要因として下痢が起こることがあります。

  • リンパ腫や腫瘍
  • 主に、リンパ腫や腫瘍が、食道・胃・小腸・大腸などの消化器官にできた場合、下痢を起こすことがあります。

  • その他
  • 甲状腺ホルモンが異常分泌されることで発症する、甲状腺機能亢進症などが原因になることや、使用している薬(服用・点滴・注射など)の副作用が原因となり、下痢が起こることもあります。

その他が原因の下痢

  • 環境などによるストレス
  • 他の動物と比べても猫は特にデリケートなので、「おもちゃを片づけた」「カーテンの色を変えた」など、小さいことと思える変化もストレスの原因となります。
    引っ越しや旅行へ同行させる、季節の変わり目にもストレスを感じ、下痢を起こしてしまうことがあります。

  • 発情期
  • 発情期はホルモンバランスの変化が起こるため、下痢になることがあります。この場合、発情期の終わりとともに症状も治まります。

  • 換毛期
  • 毛づくろいする猫
    猫は全身を舐めて毛づくろいをします。その際、抜け毛を飲み込んでしまうことがあります。この時、吐き出すこともありますが、吐き出さなかった場合、体内に毛が溜まってしまいます。排泄によって出すことができますが、腸などを通過する際に器官を傷つけてしまい、これが下痢を起こす原因になることもあります。

下痢症状が出たらどうしたら良いか

医者でも下痢の原因を特定するのは難しいと言われています。
下痢の症状以外は普段と変わらず元気そうに見えても、猫は体調不良を隠す傾向にあるので、安易に考えてしまうのは危険です。

下痢症状が続く場合は、必ず動物病院でみてもらうようにしましょう。

病院では「いつから」「どのくらいの量が」「何回出た」のか、そしてその際の猫の様子を伝えましょう。場合によっては、うんちの状態を写真で撮ったり、現物を持っていくとより正確な判断に結びつきます。

尚、幼猫や病弱な猫は、下痢が即生死にかかわることもあるので、経過をみるのではなく、すぐに病院へ連れていくようにしましょう。

おわりに

下痢といっても様々なことが原因で起こっていることが分かりました。
排泄は、ペットの健康管理の指標になります。そのため、日頃からその色や形、量、臭いなどを観察しておくことで、少しの異変にもいち早く気づくことができます。
日記や家計簿をつける際に、気になったこととして一緒にメモしておくのもおすすめです。

また、ペットフード選びや与え方、食中毒やストレス管理など、飼い主さんが気を付けることで改善できるものもありました。今一度、猫の環境チェックをし、改善の余地がある部分については改善していきましょう。

下痢以外の病気予防のためにも、日頃から猫とコミュニケーションを取り、少しの変化も見逃さないようにチェックしていきましょう。

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