コラム

猫のフケ症!原因と3つの対策

この記事は2017年5月1日の記事を再編集しました。

愛猫のブラッシングをしている時に、白い粉のようなものが目についたことはありませんか?それは「フケ」である可能性があります。
一般的に言われている乾燥によるものだけではなく、病気を含めた様々な要因でフケは出ることが分かっています。

今回は、猫のフケが出る原因と対策についてまとめます。

猫のフケ症!原因と3つの対策

猫のフケは冬だけのもの?

猫と女の子フケと聞くと、肌が乾燥して出るものが一番最初に思い起こされるのではないでしょうか。フケの原因の一つに「肌の乾燥」があるので、猫のフケは冬に出やすいものと思っている方もいると思います。それに、静電気が起こりやすい冬は、特に猫のフケが目につく季節でもあります。

しかし、夏の暑い時期でもエアコンをつけることで空気が乾燥しやすいく、フケが出ることがあります。また、被毛が生え変わる時期、いわゆる「換毛期」にもフケが目立つという報告もあります。

そして、季節に関係なく生まれつきフケが出やすい猫もいるようです。被毛の色によってもフケが目立つ場合があります。白猫よりも黒猫のほうがフケが目立ちやすいです。

では、フケは乾燥や生まれつきの体質が原因なのでしょうか?そしてフケが出たときの対策方法はあるのでしょうか?

フケの原因で考えられる5つのこと

1.新陳代謝

これは健康な猫にでも起こりうる生理的なものです。先述の「季節の変わり目などに被毛が生え変わる時に出るフケ」というような現象と同じで、心配要りません。

また、皮膚は加齢と共に老化します。そのため代謝がうまくできなくなり、皮膚をバリアのようにして守っていた皮脂が不足し、フケが出ることもあります。

2.乾燥

乾燥によるフケは病気ではありません。しかし、乾燥が進行してしまうことは、喉等の呼吸器系にとっても良いものではありません。

3.アレルギー

アレルギー物質に触れた、口へ入れてしまったことによってアレルギー反応を起こすことがあります。この時、皮膚炎を起こしてしまいフケが出ることがあります。

4.ダニ

ダニの種類によっては毛穴に寄生するものがいます。猫で毛穴に寄生されることは稀ですが、ダニに寄生されたことが原因で皮膚炎を起こし、フケが出ることがあります。

ヒゼンダニに寄生された場合には、激しい痒みに襲われます。痒みによって体をかきむしってしまい、傷ができ、そこから皮膚炎が起こってフケ状のものが出ることがあります。

一番厄介なのはツメダニです。ツメダニに寄生されると、寄生された部分に大量のフケが発生します。猫自身はあまりかゆみを感じませんが、人間に伝染した場合には我慢できない程の痒みが生じます。

5.病気

フケの原因が病気によるものであった場合、主に皮膚病によってフケが出ることがあります。皮膚に関する主要な病気を以下にまとめました。

  • 日光皮膚炎
  • 直接日光や強い紫外線を浴びたことによって起こる皮膚炎です。
    耳や鼻先のような被毛が薄い先端部分等を中心に、脱毛や赤みが表れ、フケも出るようになります。特に、色素が薄い毛色の猫がなりやすく、悪化すると潰瘍や癌化することもあるので注意が必要です。

  • 皮膚糸状菌症(白癬・はくせん)
  • いわゆる人間の足にもできる「水虫」です。水虫は白癬という菌(カビ)が原因で発症します。白癬には猫も感染するため、脱毛してフケが出たり、かさぶたになったりします。猫は顔にも起こります。

    白癬は人から猫へ感染することもあるので、水虫を持つ家族がいる場合には、特に注意が必要です。

  • 好酸球性肉芽腫症候群(こうさんきゅうせいにくがしゅしょうこうぐん)
  • 明確な原因は現在解明されていませんが、アレルギーや寄生虫等の細菌やウイルス感染、毛繕いの際に体を舐めすぎることも発症に関係があると考えられています。

    この病気には病型が3種あります。そのうちの好酸球性肉芽腫(線状肉芽腫)という病型では、主に横腹や前足外側等に一直線上のフケや脱毛、赤みが表れます。

フケを防ぐための対策とは?

フケは放置してしまうと、ノミやダニの餌になってしまい、猫アレルギーの原因にもあるので良いことはありません。フケが見られた時の対策方法を3つ紹介します。

保湿をする

猫が快適に過ごせる湿度は60%前後です。60%よりも室内が乾燥している場合には、加湿器や濡れタオルを干し、湿度を調整しましょう。

また、夏場はエアコンの風に注意です。風が当たる場所に猫が移動する場合には、当たらないようにエアコン側で調整をしましょう。

皮膚を直接保湿ケアすることもできます。この場合、犬猫用の高濃度セラミドスプレーや、モイスチャーミストのような市販のものを利用するのが良いでしょう。
使用前には、狭い箇所でパッチテストを行い、肌に合うかを確認しながら使用することをおすすめします。

フケ用のシャンプー等、専用アイテムを使用する

フケが気になる時には、シャワーでフケを洗い流す方法もあります。洗い流す際には、皮膚への負担を最小限に抑えることができる専用シャンプーを使用してあげるのがおすすめです。

シャンプー中の猫この時大切なのは、シャンプーは完全に洗い流し、体に残さないようにすることです。シャンプーがきちんと流せていない場合、フケや皮膚病の原因となるので、逆効果となってしまいます。

また、シャワーの後に先ほど紹介した保湿スプレーを使用する等、すぐに皮膚のケアをすることもフケ対策に重要です。

丁寧なブラッシングをする

ブラッシングは抜け毛を取り除くだけではなく、血流を良くするマッサージ効果もあります。被毛を健やかに保ち、皮膚を健康に保ち、フケ防止に期待ができます。

ブラッシングをする際は、毛の流れに沿うように行いましょう。その後、毛の流れに逆らうようにブラッシングをし、双方からマッサージをするようにブラシを滑らせることが肝心です。お腹や顔周りも忘れずにブラッシングしましょう。

フケを根こそぎ取りたいという気持ちから、ブラシを強く当てたくなるかもしれませんが、これは決してしないでください。皮膚を傷つけ、逆にフケが増えてしまったり、皮膚炎になったりと逆効果です。

長毛種でブラシに被毛が引っかかりやすい場合には、ブラッシングスプレーを使用することもおすすめです。

ブラッシングが上手にできているかの判断は、猫が気持ち良さそうにしているかどうかが見極めポイントの一つです。

おわりに

フケの原因と対策についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
これまであまり気にすることがなかったとしても、万一原因が病気だった場合には、早めの処置が必要になります。

また、人から感染・猫から感染することもある「人獣共通感染症」とフケの関係も分かりました。他人事ではないと感じた方もいるのではないでしょうか。

もし、今までフケについてあまり関心がなかった場合には、これを機会にぜひチェックしてみてください。その際、もし黒い細かいフケのようなものが見つかった場合、それはフケではなくノミの排泄物(糞)である可能性が極めて高いです。

ノミは人間にも被害が及ぶ可能性が高いので、ノミ取りシャンプーやノミ取りコームを使いケアをしてあげましょう。また、ノミやダニの駆除薬(獣医師処方薬等)を使い、予防するように心掛けましょう。

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