コラム

猫にもあるフケ症!その原因と3つの対策

猫をブラッシングしていて、何か白い粉のようなものが目についたことはありませんか?それは、フケの可能性があります。しかも、一般的に言われている乾燥によるもの以外にも、病気を含めて様々な要因でフケの出ることが分かっています。

今回は、フケが出る原因とその対策を通して、猫のフケに関して学んでいきたいと思います。

猫にもあるフケ症!その原因と3つの対策

猫のフケは冬だけのもの?

フケというと、肌の乾燥を一番に思いつくかもしれません。確かにフケの原因のひとつに肌の乾燥があります。そのことから、猫のフケは冬に出やすいものと思っている方もいると思います。静電気の起こりやすい冬は、猫のフケが目に付く季節でもあります。

けれど、エアコンを効かせている夏場にも、空気が乾燥しやすいためにフケが出ることがあります。

また、被毛が生え変わる季節の変わり目にも、フケが目立つという報告がありました。

そして、可哀想ではありますが季節に関わらず、生まれつきフケが出やすい猫もいるようです。被毛の色も目立つ原因です。やはり白猫よりも黒猫のほうがフケが目立ちます。

では、フケは乾燥や生まれつきの体質だけが原因なのでしょうか?また、フケが出た時の対策はあるのでしょうか?次章から具体的に探っていきたいと思います。

フケの原因で考えられる5つのこと

新陳代謝によるもの

これは健康な猫ちゃんでも起こりうる生理的なものです。前出の“季節の変わり目などに被毛の生え変わりに合わせるようにフケが出る”などの現象で、心配は要りません。

なお、高齢になると皮膚が老化することが原因となり、代謝がうまくできなくなります。そのため、バリアのように皮膚を守る役目をしていた皮脂が不足するためにフケが出ることもあります。

乾燥によるもの

これも前出ですが、乾燥によるものですので病気ではありません。しかし、乾燥が進むことは皮膚だけでなく、喉など呼吸器系にとっても好ましいものではありません。

アレルギーによるもの

アレルギー物質に触れたり、口へ入れたことによってアレルギー反応を起こすことがあります。この時、皮膚炎を起こしてフケが出てしまうことがあります。

ダニによるもの

ダニの中には毛穴に寄生するものがいます。猫で寄生されることはまれですが、寄生されるとそれが原因で皮膚炎になり、フケの出ることがあります。

ヒゼンダニに寄生された場合、激しい痒みに襲われるため身体を掻きむしってしまうことがあります。そのため、結果的に引っ掻き傷ができてしまい、そこから皮膚炎が起き、フケ状のものが出ることがあります。

一番厄介なのはツメダニです。これに寄生されると、寄生された部位に大量のフケを発生させます。猫自体はこれに寄生されてもあまりかゆみを感じませんが、人間に伝染ってきた場合には、我慢出来ない痒みが生じることになります。

病気によるもの

病気では、主に皮膚炎などを含めた皮膚病になった場合に、フケの出ることがあります。以下に主要な病気をまとめました。

  • 日光皮膚炎
  • 直射日光等、強い紫外線を浴びることで起こる皮膚炎です。被毛の薄い耳や鼻先などの先端部分などを中心に、脱毛や赤みが表れ、フケも見られるようになります。特に色素の薄い毛色をした猫がなりやすく、悪化すると潰瘍やガン化することもあるので、注意が必要です。

  • 皮膚糸状菌症(白癬・はくせん)
  • いわゆる人間の足に主にできる“水虫”です。水虫は白癬という菌(カビ)が原因で発症するのですが、猫もこれに感染し、顔面等が脱毛してフケが出たりかさぶたになったりします。人からも感染するので、水虫を持つ家族が居る場合には特に注意が必要です。

  • 好酸球性肉芽腫症候群(こうさんきゅうせいにくがしゅしょうこうぐん)
  • 原因は未だはっきりとは解明されていません。アレルギーや寄生虫等の細菌やウイルスの感染や、猫自身が毛繕いの際に舌で身体を舐めすぎることも、発症に関係があると言われています。

    この病気には病型が3種あります。そのうちの好酸球性肉芽腫(線状肉芽腫)という病型では、主に横腹や前足外側等に一直線上のフケや脱毛、赤みが表れます。

    フケを防ぐための対策とは?

    フケは放置してしまうと、ノミやダニのエサとなってしまい、猫アレルギーの原因となることもあるので良いことがありません。そこで、「保湿」「専用ケア」「ブラッシング」という3つのワードでの対策をご紹介したいと思います。

    保湿をする

    猫が快適に過ごせる湿度は60%前後です。これよりも室内が乾燥しているようであれば、加湿器や濡れタオルを干すなどして湿度を調整します。

    また、夏場はエアコンの風にも注意です。風が当たる場所に猫が行くようでしたら、当たらないようにエアコン側で調整しましょう。

    皮膚を直接保湿ケアすることもできます。その場合には、犬猫用の高濃度セラミドスプレーやモイスチャーミストのような市販のものを利用するのが良いでしょう。但し、希に肌に合わないこともありますので、本格的な使用前に狭い箇所で試してみるなど、確認しつつ使うことをおすすめします。

    フケ用のシャンプーなど専用アイテムを使用する

    フケが気になる時にはシャワーで皮膚を清潔に保ち、フケを洗い流すという方法もあります。この時フケやかゆみ、ただれ、炎症などの予防にも効く専用のシャンプーを使用すると、皮膚への負担が最小限に抑えられます。

    大切なことは、シャンプーを完全に洗い流し、体に残さないことです。せっかくシャワーをしてもシャンプー成分が残っていると、それがフケや皮膚病の原因になってしまい逆効果になることもあります。

    また、シャワー後も“保湿”で紹介したスプレーを使用するなど、すぐに皮膚のケアをすることも、フケ防止には重要です。

    丁寧なブラッシングをする

    ブラッシングは抜け毛を取り除くだけでなく、被毛を健やかに保つ効果、血流を良くするマッサージのような効果があります。皮膚を健康に保ち、フケを予防することが期待できるのです。

    ブラッシングは毛の流れに沿うように行いましょう。その後、毛の流れに逆らうようにブラッシングをし、双方向からマッサージをするようにブラシを滑らせることが肝心です。また、お腹や顔周りも忘れずにブラッシングします。

    フケを根こそぎ取りたいという気持ちから、ブラシを強く当てたくなるかもしれませんが、これは決してしないでください。皮膚が傷つき、逆にフケが増えたり、皮膚炎になったりと逆効果です。

    長毛種などで被毛がブラシに引っ掛かり気味になるという場合には、ブラッシングスプレーを使用することもおすすめです。

    ブラッシングが成功しているか否かの判断には、猫が気持ちよさそうにしているかも見極めポイントのひとつです。

    おわりに

    フケに関して、原因と対策についてお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?

    今まではあまり気にすることの無かった部分かもしれませんが、万が一病気であれば早めの対処が必要になります。

    また、人から感染・猫から感染することもある、“人獣共通感染症”とフケが関係していることも分かりました。他人事ではないと思った方もいるのではないでしょうか?

    もし、今までフケについてあまり関心が無かったとしたら、この機会にぜひ、チェックしてみてください。

    その際、もし黒く細かいフケのようなものが見つかったとしたら・・・。それはフケではなくノミの排泄物(糞)である可能性が極めて高いです。
    ノミは、人間にも被害が及ぶ可能性が高いので、ノミ取りシャンプーやノミ取りコームを使いケアを行いましょう。また、ノミやダニの駆除薬(獣医師処方薬等)で予防をするように心掛けましょう。

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