コラム

気になる猫の鳴き声と意味

この記事は2017年3月9日の記事を再編集しました。

猫の鳴き声は様々です。飼い主に甘えたい時などに「ニャー」と鳴いていますね。しかし、この「ニャー」という鳴き声、猫同士のコミュニケーションでは使われることがありません。猫が鳴くのは、発情期やケンカの時なのです。

それ以外で鳴いているのは、一緒に暮らす人間とコミュニケーションを取るためと言われますが、人間に伝えたい猫の気持ちをわたしたちは理解できているのでしょうか?

猫との関係を良くするため、そして病気等のサインを見逃さないため、今回は猫の鳴き声についてまとめました。

気になる猫の鳴き声と意味

「ニャー」と鳴くのは人間に対してだけ

猫と女の子猫同士のコミュニケーションは、お互いの鼻やお尻のにおいを嗅ぎ合ったり、身体を毛繕いし合ったりと、声以外でコミュニケーションを取ります

一方、人間に対しては鳴き声でコミュニケーションを取ろうとしてくれます。これは子猫が母猫にかまって欲しい時にアピールするために鳴くのと同じ行為です。

しかし、鳴き声というのは、猫の性別や種類、暮らす環境でも変化します。

猫によっては、「よく鳴く猫」と「あまり鳴かない猫」がいます。
よく鳴く猫はメスよりもオスのほうが多いとされ、甘えん坊のオス猫が多いようです。また、先祖が狩りをしていた種類の猫は、自立精神が強いため、あまり鳴かない傾向にあるようです。

とはいえ、あまり鳴かないことが「甘えない」ということではなく、鳴かないけれども人間の身体に自分の頭を擦り付ける等、鳴かない猫なりのアピールをします。

また、多頭飼いをされている場合、人間と密にコミュニケーションを取ることができないため、あまり鳴かないと言われています。反対に、一匹のみ飼育している場合は、飼い主を独り占めできるためにたくさん鳴くこともあるようです。

「シャー!!」は怒ってるの?

野良猫に触ろうと不用意に近づいたら「シャー!!」と威嚇をされた経験がある方もいるのではないでしょうか。

「シャー!!」というのは、空気を吐き出すことで鳴らしており、天敵でもあるヘビの威嚇を真似していると言われています。猫が「シャー!!」と鳴き声を発するときは、威嚇している証拠です。また、威嚇だけではなく、恐怖を感じていることもあります。

「シャー!!」と鳴く場合、猫自身がパニック状態に陥っていることがあるので、できる限りそっとしておいてあげることが賢明です。そっとしておくことで、猫はストレスを溜めこまず、人間も引っ掻かれたりするようなことがなく、お互いにとっても良いです。

このような他の鳴き声とは異なる特徴的な声は、猫同士の間でも使われます。特に、ケンカの真っ最中に使われるので、猫同士のケンカの仲裁に入る時には、興奮状態となっている猫に引っ掻かれないように注意しましょう。

「シャー!!」のさらに上をいく威嚇の鳴き声は、「フゥー!!」や「ヴー!!」です。このような鳴き声を出している時には、怒りや警戒が最上級の状態となっているので、猫との関係が壊れないためにも、触らずに少し離れたところから見守ってあげるようにしましょう。

「ニャーーー」と長く鳴くのはなぜ?

猫が飼い主に対して、いつもよりも高い声で長く鳴き声を発するときがあります。これは猫なりの「かまってほしい」や「触ってほしい」等という、強いおねだりをしているサインです。

この鳴き声で甘えながら、人間の身体に頭でぐりぐりとしてきた時は、猫のテンションが高く、機嫌が良い時です。普段はツンデレの猫でも、数少ない「デレ」のタイミングになるので、見逃さないように、そして猫の要求に応えてあげましょう。

弱い要求の「サイレントミャー」とは?

猫が長く鳴く「ニャーーー」の最初の音が弱い鳴き声があります。これは「弱い要求」とされ、「サイレントミャー」とも言われます。

サイレントミャーは、口だけを動かし声を出さない鳴き方です。子猫が信頼する母猫に甘えるときの鳴き声と言われ、声にならない鳴き方は、「信頼の証」と言い換えることができます。

しかし、疲れていたり体力的にしんどい時、少し心配ごとがある時にも猫は「サイレントミャー」をします。こういった場合、何らかのストレスを感じていたり、病気を患っていることもあります。
明らかにいつもと様子が違う場合には、動物病院へ相談するようにしましょう。

猫の鳴き声は猫種によって違う?

猫の品種は数百以上あると言われており、種類によって性格や特徴も大きく異なります。

近年ペット飼育が許可されている集合住宅も増えてきていますが、必ずしも動物が好きな住人ばかりとは限りませんので、近所迷惑だけは避けたいところです。
猫は犬のように吠えることがないため、集合住宅でも飼育がしやすいと言われていますが、発情期となると猫の鳴き声はとても大きくなります。
鳴き声による近所迷惑を考慮するならば、大人しい性格で鳴き声が小さい、飼いやすい猫を選ぶのが良いかもしれません。

ここからは特に「飼いやすい」とされている、人気の猫種の鳴き声や特徴を紹介します。

人懐こい!アメリカン・ショートヘア

猫を飼うなら、大人しいだけではなく懐っこい性格であってほしいですね。

アメリカン・ショートヘアアメリカン・ショートヘアは、日本でも多くの人が知る品種です。マーブル模様の被毛が特徴的なアメリカ原産の猫で、人懐っこく協調性に優れることで知られています。

協調性があるので、猫以外の動物と共生させやすく、猫の多頭飼いにも向いていると言われています。

性格は好奇心旺盛で遊ぶことが大好き、飼い主を飽きさせません。元気いっぱい自由奔放、縦横無尽に駆け回るので、足音が気になるかもしれません。

足音は気になるかもしれませんが、本来アメリカン・ショートヘアは、賢い頭脳を持つ猫とも言われ、無駄な鳴き声はあげないと言われています。そのため、アメリカン・ショートヘアが鳴くのは、飼い主に対して「何かを伝えたいとき」に限られるのが一般的です。食事を求めたり、遊びたいとき等のコミュニケーションとして鳴きます。

アメリカン・ショートヘアの美しい被毛は、体温調節に優れた性質があり、とても丈夫な猫とも言われています。

静かで飼い主思いのロシアンブルー

ロシア原産のロシアンブルーは、美しいグレーの被毛とエメラルドグリーンの瞳が印象的な猫です。体のシルエットはスマートで優美、ビロードのような手触りも人気がある特徴の一つと言われています。

ロシアンブルーは忠誠心が非常に強い猫として知られています。しかし、忠誠心が強いのは飼い主に対してなので、飼い主以外の人間にはシャイな反応を示します。警戒心も強いため、来客の多い環境等はあまり好みません。身の隠す場所を与えてあげればストレスを感じさせることなくできるでしょう。ロシアンブルーは飼い主と静かな環境で、穏やかに暮らすことを好む猫なのです。

犬のような賢さと従順さを併せ持つ性格が魅力的なロシアンブルー、最大の特徴は「ボイスレスキャット」と呼称されるほどに「鳴かない猫」であるということです。数多い猫種の中でも、特に静かな性質を持っており鳴く機会が少ないと知られています。

ペットを迎える上で、周辺の環境が気になる集合住宅や、静かな暮らしに猫を迎えたいという方におすすめの猫です。

他の動物とも仲良くできる、スコティッシュフォールド

折れている耳が可愛らしいスコティッシュフォールドは、丸みのある頭と身体が愛らしく、見かけと同様に愛嬌のある温和な性格をしています。

非常に甘えん坊で、飼い主以外の知らない人に対してもすり寄るほど、人懐っこさが大きな魅力でもあります。しかし、甘えん坊で人に良く懐くため、一匹での留守番や飼い主がかまわない時間が長くなるとストレスを感じやすいので、猫と触れ合うことが好きで、猫との時間をしっかりと確保できる方に向いている猫です。

スコティッシュフォールドはこのような性格なので、飼い主に玩具で遊んでもらうことを喜びます。しかし、活発な性質ではないために、1日中寝ていることも多いです。

鳴き声は小さめで、うるさく鳴き続けるようなことは少ないと言われています。人見知りをすることがない猫なので、新たな飼い主にも馴染みやすく、初めて猫を飼う方でも安心して迎え入れることができると言えるでしょう。

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