コラム

ペットの健康管理は大切!動物医療の現状

この記事は2017年6月30日の記事を再編集しました。

昔と比べると、ペットと人間のかかわり方が大きく変化しています。それによって飼い主側の動物医療に対する意識も様変わりしてきています。

今回は動物医療の歴史と移り変わりを中心に、ペットと飼い主のかかわり方の変化にも目を向けていきます。ペット保険の重要性についてもお気づきいただけるのではないでしょうか。

ペットの健康管理は大切!動物医療の現状

動物医療の歴史

動物病院動物医療における獣医師は、古くは繁殖のための医療に携わることがほとんどでした。牛、豚、馬など、家畜の繁殖を手掛ける他、乳牛や肉牛などの販売対象となる家畜の健康管理を行うことを主としていました。

現在では家畜の健康管理や繁殖に伴う医療提供のみならず、愛玩動物の病気治療に徹する獣医師の比率が高まっています。
犬や猫だけでなく、ハムスターをはじめとする小動物や、鳥類等、様々な動物の診療をすることが増えてきています。

日本のペットに対する意識

かつて犬や猫は、家を害虫や害獣から守るため、家畜が野生動物から襲われないために飼育されていました。犬や猫が愛玩動物という意味合いで「ペット」と意識され始めたのは1980年代以降、昭和バブル全盛の頃と言われています。

バブル全盛期頃までは、犬や猫の赤ちゃんが知人宅で生まれ貰い受けることが飼育を始めるきっかけになることが一般的でした。しかし、バブル全盛の頃へ差し掛かると、純血種の動物を商用販売するペットショップが増え始めました。ブリーディングを行い、血統書登録をした直子を販売するブリーダーも増えています。

これまでは知り合いから「譲り受ける」存在だった犬や猫が、「お金を出して飼うもの」へと変化していき、日本では珍しいとされる海外の純血種の犬や猫も輸入されることで飼うことができるようになり、「ペットは家族の一員である」という考えが確立されていきました。
犬と男の子
これまでは飼い犬や猫との間に一定の距離が保たれていましたが、近年は子育てをするように可愛がることが常識となってきています。

このように飼い主側のペットに対する意識が大きく変化してきています。費用をかけて購入し、飼い主家族とのつながりが深まった分、ペットの病気に敏感になる傾向が強まっています。

ペットの健康管理は日ごろから!

話は動物医療に戻ります。家畜農家が減り、ペットが家族として迎えられるようになった結果、獣医師側の仕事にも変化が出てきました。これまでの繁殖医療や家畜の健康管理だけでは仕事を回せなくなってしまったのです。
また、ブリーダーによる無理な繁殖の結果、遺伝病のリスクが高まり、犬や猫に対して高度医療を施す必要が増えてきました。

医療機器の機能が向上し、獣医師の知識も向上したため、高度医療が可能な動物病院は増えてきています。むしろ、今となっては設備がしっかり整い、高度医療を施せる病院でなければ集客が難しいといっても過言ではありません。

家族であるペットの病気であれば、飼い主は原因究明を徹底的に行いたいと考えますし、治療もできる限り行いたいと考えます。高度医療の設備が整っていれば、レントゲンやCT撮影、輸血や手術、投薬など、考えられる検査や治療をすることができます。

しかし、動物にはわたしたち人間のような健康保険がありません。さらに動物病院は自由診療のため、高度医療を選択することによって治療費は高額になってしまいます。これは人間でも保険診療が認められていない医療だと同様になります。

このような理由から、わずかな掛け金で医療費の一部をフォローしてくれる動物保険が大切になるのです。ただし、動物保険には補償範囲というのが決められています。

保険があることで飼い主に負担を強いることなく病気の治療ができ、健康を取り戻すことができますが、もちろん日頃からの健康管理がとても重要であることは間違いありません。

まとめ

家の利益を守る役割をしていた犬や猫、家畜の健康を守ることが主だった獣医師…現在ではこの図式が大きく変化していることが分かります。変化によって動物病院の設備も人間が受けるものとさほど変わらなくなってきています。

今後も高度な設備を備えた動物病院は増えていきます。設備が整っている病院での診療は、医療費が高額になることが予想されます。万が一の時に備え、医療費をフォローする意味合いでも、ペットを迎える際には動物保険への加入を視野に入れることが大切なのです。

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